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私は合いませんでした。
2冊同時に入手したのですが、1巻で疲労が勝ってしまい数日置いて2巻を読了しました。が、2巻も読んでてやはり疲れてしまい読み切るのが辛かった。。すみません。内容が面白いのは分かるんだけどハマれないという完全に個人的な好みの問題です。
1巻よりは世界観や龍の説明が多くなかったと思いますが、どうしても話の運び方が「説明」が多い気がしました。世界観や起こった出来事、状況を会話などを通してずっと説明されているように感じられて、バトルシーンなどの盛り上がりは分かるのですが、キャラクターの心情部分などで共感を促したり盛り上げるような描写が少ないのかな?と。
説明的な物語なのが、読むのが疲れてしまった原因かなと思います。
主人公の受けの子がサッパリハッキリ一本気な性格をしているのもあるかもしれません。攻めが拗ねても嫉妬してもバサッとぶった切るような流れになるので、情緒的な面があまりないというか…。
攻めは受けのそういうところが好きなんだろうなと思うけれど、「翌日尻が痛い」などの理由で閨事も毎回のように嫌がられるわ、自分を頼って欲しいのに他の人ばっかり頼ってるわ、嫉妬しても拗ねても気づかれず良いように振り回されっぱなしで正直ものすごく不憫な攻めに思えてきました。
まぁそういうところも可愛いし好きなんだろうけども。(2回目)
また、笠井先生のイラストは美麗なのですが、個人的に攻めはもう少し一般受けしそうな優しく寛容で男前な美青年というイメージなので少し目が冷淡そうに見えてしまうのも気になりました。
最初にぱっと見て 1巻に続いて漢字多いなぁ と思いました。漢字は得意じゃないのでちょっと不安になりましたが数ページ進んだらあまりの面白さに夢中になり一気に読み終わりました!
もうすでに続きのお話が読みたいです。
蒼月様を待ち受ける次の事件は何だろう?天音はその時ちゃんと龍術師として成長し一緒に戦っているのかな?夜華、秋風、朱炎、元霸も元気に登場するかな?
悪者をしっかりやっつけるファンタジーとしてのパート。他の人が付け入る隙もない相思相愛な蒼月と天音の恋人としてのパート。龍術師の仲間や天音の上司の楓柳、陽華国から一緒に逃げてきた静宇と彩火たちとのコミカルなやりとりのパート。
しっかりした骨組みに幾つものパートが重なることにより、お話に奥行きが加わって面白さが何倍にも増えています。
最強の龍の守護をもつ皇子として普段は隠してる様々な感情を、龍母として名を馳せた天羽龍に守護されている天音の前では素をさらけ出す蒼月様が素敵でした。
天音のもつ全てを受け入れてくれる明るく優しい性格もとても魅力的でした。
お似合いの二人にまた会えることを楽しみにしています。
こんなに早く続編を書いていただけるとは思っておらず、前巻のレビューで2冊にして欲しかったと書いていて申し訳なかったです。今作は凄くテンポが良くて、説明も最低限でしたので物語の中にスッと入れました。
今巻も凄いボリュームなので読むのに3日掛かりましたが、それでも本を開けば物語の世界に没頭して夢中になって読んでる自分がいました。物語も面白いのですが、文章自体が凄く面白いんです。これは一種の才能だと思います。
蒼月(そうげつ)と兄である皇太子との本当の関係は?弟龍の風浪龍(ふうろうりゅう)の謎や、雷鳳州(らいほうしゅう)の怪異の裏には本当は誰か居たのか?とか想像を巡らせながら読み進め、天音(てんいん)を取り巻く人々のやり取りが面白くてクスッとして、蒼月が天音に振り回される様子に爆笑しました。
今作では蒼月を取り巻く情勢の不安定さに読んでて不安になる事が多かったのですが、蒼月の天音への思いの強さと、天音が蒼月を思っての決意の変化に胸熱でした。蒼月のお役目と天音の立場からなかなかラブラブにはなってませんが、私的にはこれくらいが丁度いいし1番萌えるんです。
そして今作では父帝の想いが書いてあるエピがあって、彼が息子たちを本当はどうしたいのかなどほんの少しだけ分かって来たような気がしました。途中で終わってたので彼の本心は分からないままですが、これからもっと彼の心情を書いて欲しいと思いました。
私の中でのお気に入りのキャラは今回も楓柳(ふうりゅう)でしたが、元霸(げんぱ)と朱炎(しゅえん)もお気に入りになりました。脇役が個性的なのもこの作品の魅力なんです。
文庫の厚さに尻込みするかもしれませんが、時間が経つのはあっという間なので連休の多いときが読みどきだと思ってます。儚げなのに脳筋な天音の魅力にハマること間違いないです。www
次巻も早めにお願い致します!
今年にはいって、はじめて読んだのが、この作品です。
龍術師を目指して、苦手な勉強に励む天音を応援したいけれど、逢瀬が減って内心苛立っている蒼月の心情が、わかりやすくえがかれているとおもいました。
この物語独自の世界観がひろがっていて、とてもおもしろいとおもいます。
中華っぽい物語が好きなこともあって、たのしくよむことができました。
まだまだ続きそうなシリーズなので、これから、どのように展開してくのか、3巻がとてもたのしみです。
はあーー…!最高だったーー…!✨
たった今読み終えたばかりですが、骨太で重厚、壮大な物語に
完全に心奪われました。興奮冷めやらない。。
もうこの笠井あゆみ先生の美麗な表紙からして最高オブ最高です。
電子で購入しようかな、と一瞬思ったのですが
アクリルコースターとイラストカードが欲しくて、手に取って眺めたくて
コミコミさんで購入しました。
あとがき抜きで387P、もりっとボリュームありますが
読み応えと読後の満足感が半端なく、余韻に浸っています・:*+.
杉原先生がXに「人物相関図」や「龍の分類について」など
詳しくアップしてくださっているので、そちらでざっと復習してから2巻に挑みました。
まだシリーズを読んだことない、という方はやはり1巻から読むのが
おすすめです◎
登場人物がそこそこ多いのと、主人公である天音(てんいん・受け)の
出自や抱えるもの、蒼月(そうげつ・攻め)との馴れ初めなども詳しく分かるので☺︎
で、こちらの続巻。
脳筋単細胞・天音の龍術師試験への無謀な挑戦(笑)、とある地方での異形出現事件、
なかなかに拗れた蒼月の父子関係、絆についての物語…と、
本当に見どころたくさん!!
その全てが綺麗に絡み合って一つの壮大な物語になっていて、
夜に読み始めて徹夜(3時に意識を失う)、先ほど読み終えて出てくるのは
満たされた気持ちのため息ばかり…という状態です。
一番最初にグッと心を掴まれたのは、単細胞脳筋皇子(今は蒼月の愛人枠従者)が
筆記試験を受ける・受けないで周囲と揉め、ぶーっと口を尖らせているシーンです。笑
このシーン、笠井先生のイラストが神すぎて…!!!!
天音が可愛すぎるよーーーーーーっっ!!
自分が脳筋やろうなことを重々承知している天音だけれど、
「愛人枠」として特別扱いされることは望まない。
きちんと勉強して、正々堂々と戦いたい!!と考える天音の、なんていうんだろう?
清廉潔癖さ、一本筋の通っているところが大好きです(๑˃̵ᴗ˂̵)♡
筆記試験に通るなんて絶対無理無理無理ー!!おとなしく特別扱いを受け取ってろ!と
頭を抱える周囲の人々の気持ちもよく分かるんですが。笑
そんな一本気な天音が、異形討伐の中で「やはり自分には色々足りないものがある」と
身を持って感じ、意識を変えていく過程、成長が眩しかった✨
そしてそして、攻めの蒼月の物語としてもまたこう、切なさと面白さに打ち震えました。
国龍を抱きながらも、13歳の時に実の兄・父の命令で死を覚悟した初陣に赴き、
政治的に極めて危うい立場であり続けている不遇の皇子。
そんな彼がまたもや兄の命令で戦いに出かけなければならなくなるも、
雷鳳の後に現れた大ボスとの戦いで、信じられないような展開がーー
決して本心を見せぬ帝の口からはその思いは語られませんが、
その行動から子を思う父の心、蒼月が求めていた父の愛が確かに見えて
読みながらうるうる、涙が出そうになりました。。
父が関わったことを公に語ることはできず、
天音だけに見せて聞かせた蒼月の本音、震える心。
心をグッと鷲掴みにされる出来事でした。
二人の愛の営みは少なめ、終盤に一度だけ。
…なんですが、なんですが!!
もーーーー蒼月の溺愛っぷりがまざまと伝わってくる描写に悶絶!!!
優しいのに激しくて、甘くて、濃厚ーーーーーーっ…!!!!
全私の理想の攻めが、ここに。拝みたい。。
そして、今回の異形出現事件、真犯人の姿は見えず、完全解決ではないな?と
思っていたら。
先生のあとがきに、「この先のお話も書けたらよいなと思っている」との
お言葉が!!
ぜひ!ぜひに!
3巻もお願いいたします。来年の生きる目標になります…!・:*+.
あっ。
サブキャラも増えてより賑やかになったこちらの続巻、
私も先生同様”げんば”((漢字変換が難しそうだったので、平仮名で失礼します;)爺がめちゃくちゃ好きでした。
防御がこんなにカッコいいなんて…!!と、ワクワクしてしまう活躍っぷりに痺れました。
主人公の成長、親子の絆と愛、政治的立場の難しさ、
激しくもどこか美しい戦闘、メインカプ二人の睦み合いー
どこをとっても胸熱な中華風ファンタジー続編、おおいに堪能させていただきました!この年末年始に、また1巻も読み返したいです(*´˘`*)