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『天荒回廊』
人間界勤務の始まったアシュレイ。
そこでアシュレイは一角族の亜火という魔族と出会い…。
人間にとって魔族は禁忌。
人間界を守るために魔族退治に出ていたアシュレイだったが、そこで出会った亜火はもう長く人間として暮らしていて人間に害を与えるようなこともない。
角を持つ亜火の存在にアシュレイは自分の出自がわかるのでは…という思いもあって退治せずに見守るようになる。
けれど、それは天界では決して許されることではなくて。
人間たちが疫病を亜火のせいにして亜火は倒されて…。
魔族を退治することは正しいことだと信じていたアシュレイにとって亜火の存在はそれを揺るがすもので。
言葉の通じる、人間に害を加えることもない、魔族まで倒すことは正義なのか?
角のことを知るためには亜火を天界に連れていった方がいいだろうが、それで亜火が捕らえられ、自分の出自がはっきりしてしまっていいものか。
迷いの中にいたアシュレイの元へ、禁忌を侵してやってきたのはティア。
包み込むような彼の存在にアシュレイは癒されていく。
『浮火』
沖さんの3ページ漫画。
亜火のことで気落ちしているアシュレイを想うティア。
構図は昔のままに描き直されたそうです。
『金枝玉葉』
ティアと閻魔の生誕祭もあって天界に戻っていたアシュレイ。
けれど、まだティアに会う勇気がなくて…。
亜火の角のことで秘密があるのが1つ。
ティアが望むような「恋人」になれるような同じだけの気持ちを自分が持っているかわからないのが1つ。
ティアに会えない理由。
けれど、柢王からティアがどれだけアシュレイからの連絡を待っていたのかを聞かされて、こんな日くらいは優しくしたいと思う。
自分の感情が恋なのか愛なのか。
それはわからないけれど、一番にティアのことを考えているのは事実で。
最終的にはティアにそんな素直な気持ちを伝えることに。
キスが許されるならいつまででも待てると言ったティアに拍手。
『風の鎖』
その昔、柢王と出会う前。
桂花は李々という魔族とずっと一緒に暮らしていた。
そして、ある日、李々はいなくなった…。
柢王が桂花の気配の残る剣を見つけて、そこから李々のことを調べて。
人間界にいた頃の桂花の暮らしを聞いて嫉妬してみせたり。
李々の存在に嫉妬してみせたり。
たった1人の家族ともいえる存在に捨てられた淋しさは桂花の中に今もあって。
けれど、柢王と出会った。
その腕はどこまでも強く確かで、絆なんかよりも信じられる存在。
今まで涙なんて流すことのなかった桂花が涙を見せるほどに安心して全てを預けられる柢王という存在に巡り会えてよかった。