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表題作何それ愛かよ

(攻め受けなし)吉田宇臣
花屋経営者、27歳、山村碧の高校の同級生
(攻め受けなし)飯田あたる
会社員、27歳、山村碧の大学の同級生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • カバー下:小学生の飯田/小学生の吉田

あらすじ

「上辺しか見ずに愛だとか言われても」

日々を作り笑いで過ごす会社員の飯田は、同じく作り笑いの吉田から花屋経営に誘われる。
腹の内を探り合う中でお互い本音を漏らし始め、気づくと一番に思い出す人になっていた。
二人の関係に答えがないまま女性と近づく飯田に、吉田は思わずキスを仕掛けるが……。
ノンケ同士、恋愛対象外、無意識な独占欲の先に、二人が求めるものとは――?

作品情報

作品名
何それ愛かよ
著者
ろじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784829687178
4.5

(143)

(100)

萌々

(24)

(15)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
18
得点
644
評価数
143
平均
4.5 / 5
神率
69.9%

レビュー投稿数18

すばらしい

「青と碧」で碧との会話がとてもよかった飯田とあの吉田?と最初はびっくりしまして。
予想通り腹の探り合いでめんどくさいな〜と思いつつ、花屋のコンサルが創造性につながるくだりでまず心を掴まれました。
まるで合わないように見えて実は噛み合っていく2人の見せ方がとてもいい。
正直、吉田の小賢しい感じ、相手のことを見抜いて自分の本心は隠す感じが好きではないのですが、彼がそういう性格になった理由もしっかり描かれ納得できるし、飯田との関係性によって変化するのがよかった。わかりやすくただかわいらしく変わるのではなく従来の吉田のまま少し変わってきたよねくらいの塩梅がちょうどいい。
それは飯田も同じで。
誰かを好きになったからと言って急に素直にかわいくなる人ばかりではないですもんね。ここが彼ららしいと思わされるのがすごいです。

相手に興味を持って一緒にいるのが楽しいなら友だちでもいいのでは…と思わせる節がありながら、誰よりもわかったつもりでいる2人が相手のことを「わからない」「わかんねぇのも悪くない」と言わせるのがとてもよかった。
そうなんでもかんでもわかるもの?!と思いますしね。
この絶妙な感覚をBLでこんなに鮮やかに描かれるのがすばらしいです。
わからないからこそ向き合おうとする、それがタイトルにつながるのが最高でした。

0

とどのつまり二人の関係は、、、

『青と碧』のスピンオフ、高校時代の同級生吉田くんと大学時代の友達飯田くんのお話です。(青くんと碧くんも登場しますし、前作を読んでいる方が吉田くん、飯田くんの性格や人となりがよく分かると思います)
吉田くんも飯田くんも、相手の気持ちには機敏だけど自分の事は分からない、好意を向けられると面倒くさくて切り捨てたくなる(向き合いたくない)という過去の経験から抱えたトラウマを隠しながら表面では作り笑いをして、目を逸らして生きています。タイプの違うようでどこか似ている二人は不思議と馬があいますが、顔を合わせると腹の探り合いをしあいます。
お互いにそこに居るのが違和感なく、相手の本当の心のうちを知りたい、動くはずがないと思っていた感情が相手によって動かされていたと気づいた時…。

吉田くんも、飯田くんも特殊な家庭環境の中で必死に自分を守ろうとした結果が現在のそれぞれの姿なのかな、と思うと二人とも不器用だけど愛おしいと思えました泣

二人の関係はきっと本人たちもこれからもあえて言葉としては決めつけないと思います。けれど、『何それ……』と言ってしまいたくなる素敵な関係だなと心がポカポカ温かくなるお話でした。
キスのみ描写ありでとてもライトなBL作品です。

2

No Title

前作未読です。

前作を読んでいればこの2人のキャラクターもスッと入ってきたのでしょうか…。
前作主人公が2人を引き合わせるという形が面白く、出会い頭のやり取りは面白そうだとワクワクしました。

が、まだそれぞれのキャラクターも把握できない内から、2人が話すのは腹の探り合いや質問の応酬ばかり。
気が合っていることは伝わるのですが、2人とも捻くれていて、何かを含むような言い方ばかりするのが個人的に合わなかったかなと思います。(自分がストレートなコミュニケーションを求めるタイプなので)
もうちょっと素直にやり取りしてくれればなぁー。ケンカップルは好きなんだけど…。

(レビューを書くにあたって、なんだかんだの2周目読了)
やはりキャラクターが掴めているためか、2人のやり取りや距離感が分かるようになりました。
「今、目を逸らしたから○○」とか「逃げたな」とか、一挙一動を言語化して相手を暴くようなやり取りに思えてしまってそこは気になりましたが、作者様の狙い通り名前の付かない感情や2人で生涯かけて考えていくという関係性が漫画できちんと表現されているのがすごいなと思えました。そんな形の愛もいい。

とにかくタイトルが秀逸で、本編との絡ませ方がめちゃくちゃ格好良かったです。

3

わかんねえのも悪くない

へぇ〜、この2人がねぇ…という気持ちで、まず「青と碧」を再読。
あ〜尊い、と再確認し、うん、この吉田くんならあるかもね?と思いつつ本作へ。
しか〜し。
表紙のような笑顔いっぱいとはちょっと違うよ。

私の好みは、ストレートに愛を語り真正面からぶつかり合うストロングスタイル。
対してこの2人は…
駆け引き、ですよね延々。
といっても、本作は単によくあるBLではなくて、大人になってできた友人との新しい関係性のお話だと思うのでこれはこれでいいんだと思う。
ただ、飯田はクールなようで幼い頃からのヒネクレをずっ〜と引きずっちゃった人物。
飯田を素直にさせるのはなかなか難しそう。
先に素直になった吉田の方が誘導していく感じ?
頭のいい飯田は、ある日急に「駆け引きは時間の無駄だ」とか悟りそう。
ケンカップルと深いところで繋がる相性は矛盾しない。だからこの2人は青と碧とはまた全く違うニコイチの姿を見つけていくんだと思う。
ここではまだまだ駆け引きの強さが目立つので私の評価は「萌」。でもすごく面白いし新しい視点を感じる。

2

最  高

毎回更新を楽しみにしていた作品が一冊にまとまり大感動!
ろじ先生のどの作品も私の大好きが詰まっていて
毎度ぐっときて癒されています。

電子ですぐに読んだのですが、アニメイトセットの
ドラマCDとリーフレットも気になりそちらも購入!
イメージ通りの声と2人の会話の雰囲気、
息ピッタリの2人が最高でドキドキしました!
ホント買って良かった!

一筋縄じゃいかない2人の一挙手一投足、表情1つも見逃せない!!
また青と碧のスピンオフで
そちらのカップルも登場するので楽しい!
4人の今後も是非追っていきたいです。

3

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