電子限定おまけ付き&イラスト収録
小説
久しぶりに頭抱えて萌え転がった~~~!!!めっっっちゃ好きです!
年下ワンコ属性の攻めに登録されていますが、攻めと受けがお互いに影響を与えあい成長していく「対等さ」が2人の関係の基本ベースだと思います。
そして、その隙間に攻めが入れてくる「年下の可愛さ」や「ちょっとしたワンコみ」に、受けと一緒にキュ~~ンとなってしまいました。
男前同士の相棒的関係に恋愛の甘さが混ざり合う感じ…はぁ~くせになる。
物語は、石持ちという称号を得るほどの優れた魔術師である受けエリアスが、さる事情のため行っている「別れさせ屋」の特別な依頼を受け、勇者である攻めジークハルト一行に同行するところから始まります。
出会ったときはしおらしく謙虚な風を装っていたエリアスと品行方正で爽やかな勇者然としたジークハルト。
そもそも冒頭でエリアスの性格は分かっているのですが、うん。読者から見るとどちらも胡散臭い~!割と早い段階で2人の素が暴かれます。
そこからの2人の素を出した掛け合いが楽しそうで、でもダメな部分は指摘したり相談したりとお互いに成長し合い、信頼関係を積み上げていく様子。そして、それが徐々に恋愛感情に発展していく様がしっかり感じられてドキドキしました~~。
お互いに好きだろうな~と本人達も自覚している甘く密やかな空気が漂っているのがとても良き。恋人向けの首飾りの売り文句にときめいて買ったジークハルトのエピソードが可愛かったです。
そしてきちんと心を通じ合わせてからの、2人の心が満たされたエッチが素敵でした。
全体を通して、2人の関係の進む過程がひとつひとつ感じられて萌え転がりました。ほんとに。
そして事件パートでも、エリアスの因縁の過去や復活した魔王が絡み合ってきて、こちらもハラハラで読み応えがありました。
パーティーの仲間たちとの友情も良かったし、攻め受け含めそれぞれのキャラクターの成長がしっかり描かれており、何よりツンでクールな美人受けエリアスのたまに出るデレは見所でした。そりゃ可愛すぎる。
まだまだ読んでいたい2人でした。プリーズ続編!
キャラ良し!ストーリー良し!!濡れ場良し!!!
それなのに、誤字が多くて勿体無い……
普段は余り気にしないタイプですが、それでも今回は誤字の多さに何度も集中力が切れました
特に致命的だったのは、別れさせ屋として活動するエリアスがターゲットを誘うシーンで
『魅了の魔法を発動させるべく、ジークハルトは彼の目を凝視する。(110p)』
とあり、「ん???ジークハルト?」と地味に混乱
ジークハルトもチャッカリ魅了の魔法使えとるやんけ…どういうことなの(???)
いや。でも、彼は魅了の魔法なんか使わなくても(超)魅力的な男でしたよ……!
〝勇者〟の鑑のような爽やか好青年かと思いきや、実はチャラ軽く飄々とした態度のお調子者。
しかし、根は真面目で情に厚く、勇者のイメージを壊さないように隠れて努力する頑張り屋さんで、本当に好きな相手には〝童貞返り〟しちゃう可愛い年下男子なのでした
特に、初期ではエリアスの腰を抱いて「強気美人の方が断然好み♡」なんて軽薄に口説いていた癖に、本気になったらタジタジの奥手になっちゃう童貞返りが最高に可愛いすぎる♡
ファンタジー作品では珍しく〝等身大男子〟なジークハルトは新鮮で楽しめました!
一方、強気美人のエリアスも非常に美味しいキャラクターで◎
自分以外の全てを見下したような冷たい雰囲気なのに、実は面倒見が良くて友情を大切にする熱血漢。
そして、普段はツンツンしてるのに実はトラウマ&拭えない闇を抱えていて、ふいに見せる弱さに庇護欲が唆られる圧倒的ヒロイン(♂)な受けだったんです!
あとがきで
「エリアスは相手によっては攻めにも見えそうな、イケメン美人でお願いします」
と村崎先生が仰るとおり、攻めでも通用しそうなキャラデザで、どこからどう見ても麗しい美青年なのに〝圧倒的ヒロイン〟のギャップ……!
ひぇ……好きすぎる……(震え)
本当にもう、キャラ(キャラデザ)良し!ストーリー良し!濡れ場良し!なのに、誤字だけが非常に勿体無い
とは言え、圧倒的〝光〟属性の攻めにより、闇に囚われた受けを救済するシチュ大好き人間には堪らない、垂涎すぎる二人だったので★5評価にしました◎
「別れさせ屋」の美人魔術師が、勇者を惚れせようとして自分が好きになっちゃう。ざっくり言うとそんなお話です。
厳密に言うと、勇者と結婚させられそうな王女さまが、魔術師のエリアスに勇者を誘惑して結婚の話を反故にさせて欲しいと依頼し、エリアスは勇者を惚れさせようとするも失敗。魔王退治の旅の道中、なんやかんやありながら勇者のジークハルトに惹かれていく…というお話で、付け加えるなら、ジークハルトもエリアスに惹かれていく(むしろジークハルトの方が先に惚れたっぽい)同時発生両想いの恋物語です。
出会ったころはどっちも腹黒属性で、表面上はイイコちゃんでも裏は……といった性格の持ち主。王女からの依頼バレしてから本性を出したジークハルトとエリアスのざっくばらんな掛け合いが楽しかったです。
むしろ素のままでワーワーやりあってる姿が、着飾ってなくて微笑ましい限りでした^ ^
気が強い美人魔術師も、誰からも頼りにされる勇者も、本音と本音でぶつかっていくことで本来の人となりに触れ、お互いの強さや脆さを知っていく過程で恋愛感情が生まれていくことは自然な流れといえるでしょう。
ラスボスに至るまでの間に、パーティの仲間である勇者の他に修道士、双剣士の3人と徐々に信頼と絆を強めていくエリアス。冒険の物語として、またエリアスが抱える闇を解消するための救済の物語として、2人の距離がグッと近づく恋愛模様とは別のところでの読み応えもバッチリでした!
ツンなエリアスがデレッとなっていくのは可愛いですし、エリアス視点の物語であってもジークハルトの嫉妬や独占欲がムワッと香るストーリー描写はニヤニヤの塊でした。
意外と早い段階でエリアスにドハマりなジークハルトの動向が、このストーリーの鍵かな。エリアスほど意地っ張りじゃない彼が、エリアスのことを心配し引っ張っていってくれるお陰で、恋愛パートの見映えがすこぶる良かったです。
ジークハルトの恋心はピュアめで、ペンダントのくだりは可愛くホッコリでした(*´︶`*)
エリアスに借金背負わせた司祭のジーサンにはイラッとしたけど(私は今も許してません)、魔王とのバトルシーンは迫力もあったし、2人の気持ちが通い合っていく経過描写も良かったです。
本筋とは関係ないですが、王女さまの想い人である同性の彼女との関係はその後どうなったのだけが気がかりでした( ˘ω˘ )
はぁ〜、年下勇者攻めはたまらんなあ!
年下の可愛さ、包容力、甘え方。この攻めでご飯三杯いけます!
お話は壮大でした。悲壮感のある主人公エリアス。どうも大金が必要なようで…。
恋心を操り別れさせ屋をして稼ぐもまだまだ足りないようで。
そしてその評判を聞きつけた王女から依頼を受けて魔王討伐へ向かう勇者パーティーに同行し勇者を惚れさせろ、と…。
旅をしながらお互い本性をさらし本音をぶつけ合いかけがえのない本当の仲間になるところ。
囚われたエリアスが秘密を話すところ。
仲間で協力してエリアスに自由を取り戻すところ。
読み応えがあります!
とくにジークハルト。なんて良い奴なんだ!
エリアスに本気になるにつれ軽いノリで口説くのを止め、エリアスが挫けそうな時はエリアスの良いところを並べ立て。
エリアスを守り、守り、守り。
特に初夜はとっても良かった〜。
仕事での閨経験は豊富なエリアスが、ジークハルトにされるがまま感じてたまらないところ。エリアスの過去に嫉妬したりせず俺を最後の男に…って!もう全てを塗り替えられましたね!これが初恋で最後の恋、初めての恋人。これからはずっと一緒。
心を閉ざしたエリアスが、幼馴染に遠慮があったジークハルトが、ジークハルト頼りだった幼馴染2人が。互いに打ち解け成長するところもとっても良かったです!仲間、いいなあ。
こちら村崎樹先生、10作目の商業作品とのこと!(あとがきより)
先生おめでとうございます☺︎・:*+.
先生のセンチネルバースの物語(『運命の比翼』)が大好きで、
新作のこちらも楽しみにしていました。
特典が読みたくて、コミコミさんの紙本と電子、両方を購入。
紙本をメインに読み進めながら、出かけた際に電車で電子で読み進め…という感じで
数日かけて読み終えました。
物語が進むにつれて明らかにされる”猫被り魔術師”エリアスの素顔と
抱えた事情、その健気さに胸打たれます。
お金目当てに淡々と「別れさせ屋」の仕事をこなしている人物なのかと思いきや、
その裏にはやむにやまれぬ事情があって…( ; ; )
エリアスの事情が明かされ、ジークハルト(攻め)に本性がバレたあたりから
グッと面白さが加速し、物語世界に没頭しました。
主人公は<紫水晶(アメシスト)>の称号を持つ上級魔術師・エリアス(受け)。
彼は貴族など上流階級の顧客から密かに「別れさせ屋」としての
仕事を分後請け負い、高額の報酬を得ていました。
そんなある日、国の王女に呼び出されたエリアス。
自分の裏稼業・「別れさせ屋」のことがバレて罰せられるのかー
とヒヤヒヤするエリアスですが、王女から思いがけない頼み事、契約を持ちかけられます。
それは魔王の再封印に向かう勇者のパーティに同行し、
勇者を誘惑して欲しいー
というもの。
魔王再討伐を達成した暁には国王の意向により勇者と王女が結婚する予定と
なっており、女性の想い人がいる王女は、どうしてもそれを阻止したかったのです。
強気な本性を隠し、清純な魔術師を演じながら
勇者・ジークハルト(攻め)達と魔王再封印の旅に出たエリアスですが、
勇者を誘惑するのはなかなか大変で…
と続く、魔石や魔法の出てくるファンタジー物語です。
いじらしい振りをしているエリアスだけれど、
触られたくない事情のある首元を執拗に触れてくるジークハルトに
堪忍袋の尾が切れ、「この童貞がっ!!!」と怒鳴ってしまうところ、
おかしかった〜!ꉂ(๑˃▽˂๑)
あ、ちなみにジークハルトは童貞じゃありません笑
”いかにも勇者然”としたジークハルトの方も、実は一枚皮を被っていて…
という、猫を被った者同士、本性がバレてから互いに心を許すようになり、
関係性が少しずつ変わっていく…という過程がしっかり描かれていて、
読んでいて楽しく、ときめきました✨
パーティ仲間のダークエルフ・ランドルフや治癒担当の修道士・テオフィルも
本当にいいキャラいいメンバーで、自分もこのパーティに参加したいなあ…と思うほど。
個人的にグッときたのが、攻め受け双方がお互いに
影響を与え合い、考え方や行動を変えていくところです。
戦闘中にジークハルトが仲間二人に遠慮して動きにくそうにしていることに
気付いたエリアスが告げた言葉。
それによって、「自分は二人に比べてなんてことのない存在だ」と
思い悩んでいたジークハルトが考えを改め、
幼馴染の仲間二人に思いを告げて、戦い方が変わっていくー
そして一方のエリアスも、「”上級魔術師である”という一点がなくなったら
自分には何の価値もない」と思っていたところ、
思いがけないジークハルトや仲間達の言葉により、認識を改めるようになります。
助けて欲しい、と人の手を頼ることもできるようになって…
”互いが互いを成長させる”バディとして、冒険者としても恋人同士としても
対等でいられる関係、カッコ良くて理想的で憧れます・:*+.
「幸せになれる石」の正体、簡単には倒せなかった魔王との対決、
エリアスを縛る呪いのような契約の裏事情…
と、盛り上がり心躍る要素たくさん!
一筋縄ではいかない魔王との戦闘にも心昂りました(๑•̀ㅂ•́)و✧
パーティとしての旅路の中で、ジークハルト×エリアス、
二人の心が惹かれ合い…
終盤、待ってたよー!の二人の濡れ場は少なめだけれど、
”初めて”ではないのにまるで初めてのように緊張し昂り感じ乱れるエリアスが
可愛すぎて…
二人のあまーいひとときを存分に堪能。
普段は飄々としていてカッコいいジークハルトが、
ふとした時に見せる赤面や戸惑い、年下ワンコな仕草や言動にもキュンとします(๑˃̵ᴗ˂̵)
♡
自分のどストライク攻めは「年上溺愛」なのですが、
ジークハルトのような年下ワンコもまた、良いよね…としみじみ。
読み応え満点、れの子先生の麗しいイラストにも目を奪われる
イケメン×イケメンの”騙し騙され”珍道中(?)とその結末を
思いっきり楽しめる一冊でした❤︎