同級生で、男で、友達で、 〝それ以上〟になりたくて

コミック

  • 風の色まで憶えてる
  • 風の色まで憶えてる
ちるちる評価ランキング
11

風の色まで憶えてる

kaze no iro made oboeteru

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作風の色まで憶えてる

森美津留
道音静一

あらすじ

高校一年生、春。
入学したばかりの森美津留は、その美しい容姿から〝男子校の宝〟と噂される同級生・道音静一の存在を知る。

ある日、ひょんなことから美津留は友人の代わりに静一の連絡先を聞きに行くことに…。

浮足立つクラスメイトたちをよそに、特に意識することもなく静一のもとへ向かう美津留だったが、
一目見た瞬間、その瞳に心を奪われて――

「道音のことを、もっと知りたい」
――気づけば静一のことばかりを考えるようになり――。

《収録内容》
◆『風の色まで憶えてる』1~6話
◆描き下ろし9P

作品情報

作品名
風の色まで憶えてる
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758028493

ちるちる評価ランキング

11

4.4

(33)

(22)

萌々

(7)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
143
評価数
33
平均
4.4 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数6

続きは

SNSで知り電子書籍を購入しました。
読み終えて、続きは?となりました。
絵が綺麗でさらっと読めてしまうのですが
心に残る爽やかさが後をひきます。
同人誌とか出されるのかな?
これから追っていきたいです。
楽しみな作家さんに出会えて嬉しいです。

0

心が静かに波打つ

お財布の都合で単行本派なので、連載開始からワクワク楽しみにしておりました。

そして感動しながら拝読したのですが、もう浄化されすぎて何も言えません......

モミジと似合いそうな、小川の流れのような画風。
わずかな感情の機微すら丁寧に表現する台詞やモノローグ。
それらの要素が組み合わさって、読者の心を静かに震わせます。

BLレーベルからの発売ですが、腐民でなくても読めると思うので、ぜひ色々な人に読んでいただきたい作品です。

0

心地よい風を胸いっぱい吸い込める作品

「ちるTube」で2月の新刊紹介を見て、絶対読みたい…!と思っていた作品です。
最高に、最高に良かった…!

爽やかで甘酸っぱい風が、耳元をさあっと通り過ぎていくような感覚。


ガソスタでバイトする”お兄ちゃん”的爽やか少年・森美津留(攻め・名前が美しい…)と、
〝男子校の宝〟と噂される美形同級生・道音静一(受け)というカプ。

静一を一目見た瞬間、「結婚したい」と思うほど目と心を奪われ、
恋に落ちた美津留。
違うクラスで接点もなく、どう関係を縮めていけばいいのか…と思っていたところ、
自分のバイト先のガソリンスタンド(のカフェ)に新人バイトとして
静一が入ってきてーー

と続く、青春ものです。

お互いのムズムズするような距離感、深まる恋心、誤解や
想いが通じ合った時の喜び。
青春、高校生、学園ものに求めるものがぎゅぎゅっと凝縮されていて、
読みながらたまらない気持ちになりました。

この言葉を使うとちょっと軽い感じになってしまって
適当ではないかもしれないけれど、どこまでも”エモい”(…やっぱり軽くなる。。;)。

特に好きだったのが、「自分はそんなに非力じゃない」と
俯く静一に声をかけた美津留が、
姫扱いして「持ってあげるよ」と言った上級生達と異なり
「一緒に持とう」と言って一つのゴミ袋を二人で一緒に運んでいくシーン。

姫扱いや女扱いじゃなく、あくまでも自然に、対等に、
でも”好きな人の力になりたい”と手を差し伸べられる美津留が素敵すぎる。。

教室の中でふざけた遊びが高じ、(静一が)服の中へと手を伸ばされた時も、
言いにくいことをしっかり言葉にして、嫌味ではなく誠実に伝えられる。

自分は”お兄ちゃん”ポジションかあ…と悩む美津留だけど、
そんな”お兄ちゃん”なところがまた、静一にとってはたまらない大きな魅力に
映ってるよーー…!そして、それは”お兄ちゃん”としての感情じゃないよー…!と、
そっと背中を押してあげたくてムズムズしてしまいました...笑

描き下ろしだったかな?”男性のみでの入場禁止”のプリクラエリアのお話も、
もう、たまらなくグッときてしまった。。

”美津留 すごいな”と思っている静一と同じように、
自分の心臓もドキドキ高鳴ってしまいます。


恋心と、”触れたい”と思う気持ちの間とで揺れる美津留の描写も
共感しきりでした。

「下心のある人は、わかるんだ」と語った静一の言葉を
受け止める美津留。

それでも”好きだから、触れたい”…”そう思うのも、下心なの?”と
自問自答する姿、心の揺らぎがまっすぐで、眩しい。。

美津留が静一の名前を呼ぶ時、静一がどんなふうに感じているかー
タイトルにある”風”、その匂いや色まで感じ取れるような本編最後のシーンが
大好きです。

切なさもあるけれど、どこまでも優しくて温かい。
そんな二人の物語でした。
番外編でも、続編でも良いので
この先の二人も、見守らせてほしい…!
そんなことを思いました。

★修正:tn白抜き(一部真っ白な部分も)
本番行為の描写はなし

1

心臓の音色がクリアに聴こえてくる恋物語

わーーー……恋ってこんなに清涼感あるもんなんだって気付かされた気がする。

一目惚れって、結局顔で好きになったのかよ、って思うところもあるけど、この作品のは、性格とか雰囲気とかそういうのを初見で身抜いた上での一目惚れだと思う。運命的な出会いというか、出会うべくして出会った細胞レベルの惹かれ合いというか、そんな感じです。
もちろん。一目惚れしたその後も接点を持ちつつ仲を深め、一目惚れの正解を見つけていく好きの理由探しのストーリーがめちゃくちゃ沁みます。絵柄の雰囲気もあるんだろうけど、恋の初々しさやあどけなさといった辿々しい2人の付かず離れずの距離感が物語からすごく漂ってくる。
それがもう何とも言えないピュアさを演出していて、脇役もしっかりいるのに、この作品にはこの2人しか存在していないかのようなフィルター掛かった世界観に時おり陥りました。

派手なストーリーじゃなく、ただただ青春期の恋心に浸るお話です。ゆっくりと流れる時間とともに、恋の成長を止められない高校生2人の想いにしっとりと酔いしれました。
恋に臆病になったり、でも近づきたい欲が湧いたり。成熟しきっていない少年期から青年期へと移ろう時間の中で芽生えた若くて瑞々しい恋の新芽にたくさんのキュンをもらいました^ ^


トゥンクの心臓の音色がはっきりと聴こえてきそうな恋のお話に、魂が浄化されそう…( ´∀`) 彼らが下の名前で呼び合うだけでドキドキの満足感でいっぱいです。
エッチはないけど、それでもいいやって思える尊みがありますね。
いつかはそんなステージにもいくんでしょうけど、もし叶うならそこに至るまでの2人の物語の続きが見たいです。続編でも番外編でも、ぜひお願いします!

1

心が洗われるBL

発売前にちるちるさんの飾先生のインタビュー記事を読み、まずはpixivから読みました。そこからBOOTHで購入した上で単行本を読みました。
みつせいのイチャラブを知った上での出会いから始まるお話なので、二人の恋人になるまでの初々しい過程を知れてとても満足です!!さらに大好きになりました。
飾先生の絵のタッチと二人の穏やかで澄んだ空気感がとても合っていると思います。
お互いがお互いをめちゃくちゃ大好きなのがこちらにも伝わるのでストレス無く読めます。
とにかくとっても幸せな気持ちになるお話。

4

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP