祝♡愛を知る

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表題作京極家の誓い

京極 尊
俳優の息子、バツイチ
京極 誠志郎
政治家の3世で政治家秘書

その他の収録作品

  • 京極家の幸福

あらすじ

愛されるということ 愛するということ
全部、君が教えてくれた

法務大臣の父の政治的思惑から生まれた
誠志郎と尊の偽装結婚に、幼い礼央との共同生活。
始まりは嘘だらけだった京極家だけれど、
いくつもの試練を乗り越え、
誠志郎と尊の間には恋が、
ふたりと礼央の間には愛が、生まれていた。
「ただいま」と「おかえり」を言う相手がいる幸せを知った。
それでも…尊には自分の家族にコンプレックスがあった。
そんな時、尊の母が倒れたと連絡があって!?

京極家シリーズ、ついに完結!

作品情報

作品名
京極家の誓い
著者
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
京極家の結婚
発売日
電子発売日
ISBN
9784813034179
4.8

(127)

(112)

萌々

(9)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
21
得点
611
評価数
127
平均
4.8 / 5
神率
88.2%

レビュー投稿数21

家庭平和は世界平和!

え~~、終わっちゃうんですか~~っていう寂しさ(涙)と、
紋付き袴のふたりの尊さ(嬉)と、ちょっと複雑な心境の完結巻でした。
シリーズの初めの頃は誠志郎の事情が多かったけど、今回は尊の内面のターンでややトーン重めの印象を受けました。(ネガティブではないです!)

非凡なところから平凡なところに流れつくっていう展開が新鮮だなぁと5巻目にして感心してしまったのでした。
政治家の二世と有名俳優の二世という特殊な家庭環境に育ったふたりが、特殊な事情で結婚をして見出したのは、ドラマチックなラブストーリーではなくて、普通の積み重ねのなかにある幸せ、大人同士が愛し合っていれば変な結婚なんてないんだ~自分たちが幸せならOK!っていうシンプルなセオリーにシンプルに萌えました。

攻め受けだけじゃない、登場人物が多士済々でしたよね。ほぼ主役な玲央くんをはじめ、BLだけど手強い女性キャラが多いのですが、不思議と邪魔じゃない嫌じゃないんですよね~(特に今回は尊ママ!オールラウンダー”大”女優なんだな…あの舞台が気になりましたw)。

”愛の数だけ、いろんな形の幸せがある”って無敵ですよね。尊が気負いなく「結婚って楽しいよね」っていう場面が素敵だな~って思って、そこには、愛するひととの生活がある自分の”居場所”に対しての揺るぎない信頼感と安心が垣間見えて、まぁなんか…やっぱり人間にとって”居場所”って大切なんだよねって思えて仕方なかったです。
(ただしオチは「バカップル爆誕!」ですw)

7

愛じゃよ。

終わってしまうのが寂しいくらいに素敵な作品でした。
一歩間違えれば相当シリアスな雰囲気になる可能性もあるのにさすが木下先生ですよね。
穏やかなシーンが多くて心が温まりました。

恋愛感情として愛はもちろんあるけれど(らぶらぶ通り越して揺るがない絆で安心感)他にもさまざまな形の愛が見れて満足感がいっぱいです。

礼央とのお別れにうるうる。
創作で出てくる物わかりの良い子どもって現実味が無くなるパターンもある中、本当に先生の描き方が良い塩梅で。

尊の母も一見子どもに愛が無い親だと思われましたが、(現に尊自身も苦しんだことだし)分かりにくいだけで愛はあって。ついに尊と尊ママとのわだかまりが溶けるシーンが最高でした。けして感情のぶつけ合いといった華やかなシーンでは無いけれど普通の会話の中で進んでいくのが逆に感動しました。
最初に誠志郎が礼央に対して言った言葉を尊がはっと思いだすところ良かった。
誠志郎と尊ってベストカップル、いやベスト夫夫だなあ…

5

とうとう完結!

「結婚」「初夜」「蜜月」「純愛」ときて「誓い」。偽造結婚からだんだんと惹かれ合い愛し合うようになって本当の家族・夫夫になるまでの京極家の物語がとうとう完結。
誠志郎と尊の夫夫に幼い礼央との三人の家族。誠志郎と両親。尊とママとパパ。礼央と母親。それぞれの家族や愛の形はいろいろあって、ギクシャクしたりコンプレックスがあったりしたけれど、やっとすべての家族が丸く収まりました。
最後には家族揃っての結婚式をもう一度します。偽造ではなく愛に溢れた結婚式を。

5巻を通していろいろな試練やすれ違いなどありましたが、じっくりと誠志郎と尊の過去現在が描かれていていてからのハッピーエンドだったので、それぞれの気持ちや行動に無理がないので違和感を抱くことなく読み進めて行けました。特に過去の話をしたがらない尊が少しずつ誠志郎に自分のことを語っていくのは、尊の心が楽になっていくようで読者としても嬉しかったです。

今巻のメインテーマは尊と母親の関係です。女優である母親に愛されていなかったことで、人を愛することや家族・結婚についても深く理解できていなかった尊ですが、誠志郎と過ごしていくうちに愛する気持ちも親の愛情もわかり始めます。また、元妻ともきちんと話して決別もでき、母親とのいい思い出にも気づいていきます。
そんな母親が倒れたと連絡が入り、尊と母親、そして父親が病室で再会します。
その時のモノローグ、1巻で誠志郎が礼央に行ったセリフです。「男同士でも 女同士でも 年が離れてても 若くても老いてても 愛し合ってる大人なら 誰だって 結婚していいはずだ 変な結婚なんて この世にはない」ほんとにその通り。京極家のみんな幸せな結婚なんですよね。
ラスト、みんなに祝ってもらいながらの和装の結婚式、ほんとによかったです。誰もが幸せそうで。
これからもバカップルでいてね!誠志郎、尊お幸せに!

ただちょっと残念だったのは朝倉先生が活躍してなかったこと。もっと絡んでくると期待してたんですが。次、朝倉先生のスピンオフきますかね?
三十四歳、四代目代議士朝倉先生のスピンオフ、待ってます!

4

祝‼完結(ღ˘͈︶˘͈ღ)「旅は道連れ世は情け」ファーストジェントルマンへの道は続くよドコまでも♡

これほどまでの贅沢はあったでしょうか?
今日は一気に1巻からこの最終巻迄を読み耽りました!!!!!

最初の1巻からレビューを書きたい気持ちもありながらも、先を読みたくて読みたくて…‼
一旦レビューを置いておいても2人と2人を囲む世界を知りたい…‼とノンストップで一気読み⸜⸜٩( 'ω' )و //

今、この最終巻を読み万感の想いで胸いっぱいになりながらこの幸せな気持ちのままのレビューを残したくてレビューを書いてます♡
この勢いで1巻から書いちゃうと最終巻前に言っちゃいけない事とかも書いちゃいそうなので、自制の為にも最終巻にまとめて書こうと思います

1巻|京極家の結婚
2巻|京極家の初夜
3巻|京極家の蜜月
4巻|京極家の純愛
5巻|京極家の誓い

「結婚」
”お前も道づれだ‼”
なんて華やかな結婚式には似つかわしくない物騒なモノローグで始まった尊と誠志郎のW京極家の結婚生活
まさか2人以外にあんなに大きな隠し玉があったなんて、、、‼
ドラマが過ぎる設定なのに、決してやり過ぎ感を感じない匙加減にガッツリ掴まれました♪

「初夜」
タイトルの「初夜」に辿り着くまでがじっくり描かれた2巻
2人の時は恥ずかしながらも手繋ぎ、スーパーで3人で連れ立って歩く姿も板について来てるのは微笑ましくってにっこりしちゃう♡
対外的には上手く行ってるようだけど、一方夫夫の間ではそれぞれ、自分に自信が持てない誠志郎に、経験則から「愛」を間違える事に臆病になる尊
そんな2人のモノローグは
”愛ってどこから生まれるんだ?”
そして2人同時に感じた”愛が生まれたキス”が愛おしい٩(๛ ˘ ³˘)۶♡٩(๑ºั︶˘๑)۶

「蜜月」
朝倉先生に婦人会の面々、、、誠志朗周りが賑やかになりつつも得体のしれぬ政界のお歴の面々に果敢に挑む尊が頼もしい限り!
マダムイベント満載で尊株が爆上がった感でした⤴⤴⤴
そして何と言っても”芳子ちゃん”(誠志朗母)
キュートだけど誰よりも「愛の絆」を大事にする強い人‼
礼央と芳子ちゃんの最強タッグむ含めて「蜜月」な3巻、”きゅん”でした♡

「純愛」
とうとうこのW京極家の結婚の発端となった礼央の全容が、、、‼
誠志朗父への大きな誤解は解けたものの、逆にそれは怜央との別れも意味してるという点が寂しくもあり、、、というとっても感情がかき乱されたな~。。。
でも、ふと4巻のタイトルを考えると、、、
そう、「純愛」なんですよね~。。。
条件前提での偽装からの始まりだけど、その部分が無くなってしまっても残るものがもう既に2人の間には芽生えてる、、、。゚(゚´Д`゚)゚。
巻タイトルにグッと来ます

「誓い」
そして、とうとう最終巻…!!
”道づれだ‼”から始まった2人
”道づれ”から連想する「旅は道連れ世は情け」という言葉の意味を調べてみましたら、、、

[旅では道連れがいると心強く、楽しいものになるように、世の中を渡るのにも、それぞれが互いに思いやりをもって助け合うことが大切である。]
とAIが答えてくれました

誠志朗には尊、尊には誠志朗という人生という旅を続けていくにはこれ以上ない”道連れ”となった訳ですね~♡
是非とも芳子ちゃんの宣言である尊がファーストジェントルマンになる日が訪れる事を願って止みません(ღ˘͈︶˘͈ღ)

最後、尊の生活感が出たお部屋とかが見れたら最高だったなぁ~なんて、、、最初から一気読みした私的には思ったりもしましたが、、、
それでも、温かくなる未来を感じるシリーズを読めて満足この上ないです♡

尊、誠志朗、礼央、そして芳子ちゃんの夢の国のお話しも、尊と礼央が育てたお野菜の収穫も、、、
いつかひょっこり見れたら嬉しいです|ू•ω•)チラ♪

色んな家族のカタチや同志のカタチに愛のカタチ、、、
たくさんの”道連れ”を伴って進むこの世界がとても愛おしかったです♡
平和が1番♡*:.。.٩(๑❛ᴗ❛๑)۶.。:*♡

4

朝倉先生???

5巻で完結!
おめでとうございます!!!
終わってしまった事は寂しくもあるけれど、5巻というボリュームもまたとても読み易く、一気に読み返しても丁度良い長さのシリーズなのは嬉しいです
(その後の延長も随時募集です♡)


偽装で始まった結婚式をやり直して終わる…!最高のやり直しでの最終巻でした♡
尊と誠司郎を祝うみんなに囲まれたお写真も素敵でした(*´▽`*)

そんな中私が気になったのはやっぱり朝倉先生の存在w
なぜ最後の家族写真に礼央はもう家族として当然だけど、朝倉先生もご一緒に写ってらっしゃったんでしょうか???
これは・・・延長戦、ありますか?!
なんて、期待してしまいました♪

朝倉先生、なかなか良い素材をお持ちだと思うのですよね~(´艸`*)
政治家としての腹の見えない飄々さとか、攻めとしての可能性も感じるし、猪突猛進タイプの実直年下攻めに押されまくる受けって事もおもしろそう?!
なんて・・・読後も楽しめる朝倉先生の存在にメインそっちのけでレビューを書いてしまいました!

だって尊と誠志朗は、言う事ない位の完璧な夫夫なんですもの♡
京極ファミリーwith礼央、最高でした!!
みんな大好きです

4

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