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甘すぎる愛に陥落寸前!?
最高に面白くて、最高にハラハラして、最高に切なくて、と。色んな意味で感情がヤバかったです。
甘さに浸りたい…けど、そうはさせてくれない。かと思ったらまた甘いシーンがきて、かと思った矢先にまた切ないシーンがきてと、アメとムチがエグい(笑)ですが、このアップダウンがこの作品を楽しむ醍醐味で、読者の心を激しく揺さぶるストーリー展開が素晴らしかったです。
チキンハートな私は、そんな展開にいちいち反応し、ウガーッとなったりデヘヘとなったりと顔面が忙しかったですが、主人公のエルフィーが腹黒弟に嫌味をネチネチ言われてるときは、タブレット(電子書籍です)の画面にビビが入るんじゃないかと思うくらい、強い力が入ってしまいました。物語の世界に入り込んで読み入ってしまう悪いクセをどうにかしたいといつも思いますが、いやはや…無意識なもので(^^;;
そうなっちゃうくらい、作者さんの綴るこの世界にどっぷりでした。
つがいがゴールじゃなく、つがいがスタートというワケアリ感が非常に面白い入りです。
一夜の過ちによってマチガイの相手とつがい関係になったやらかしから始まるホンモノの恋のストーリーで、穏やかな感情ではいられないハラハラとドキドキの展開に、途中息切れ起こしそうでしたが何とか踏ん張りました。もーんのっすごい読み応えです。
エルフィーが当初思い描いていた幸せのビジョンがどんどん崩れ、事故つがいで夫となったクラウスへ恋心を自覚していく想いの変化が何と言っても見どころでしょう。
エルフィーはクラウスに良い印象を持っていませんでしたが、クラウスはずっとエルフィーのことが大好きだったというまさかの事実。つがいとなってからはそりゃあもうエルフィーを溺愛しまくります。クラウス的には"ラッキー"なつがい事故で、嬉しさ爆発のクラウスが健気で可愛かったです^ ^
攻めの溺愛に絆されて好きになっていく。ざっくり言うとそんなストーリーではありますが、話がそう簡単にいかないのは、エルフィーの双子の弟と片想いの相手・フェリクスの存在があるからです。
ハッキリ言うと、弟とフェリクスはヤバいヤツ。
どんなヤバさかは実際に読んで実感してもらうとして、私がタブレットの画面をバキバキにしたい衝動に駆られたのはコイツらのせい。とだけは言っておきましょう(笑)
弟の企みやフェリクスに隠された真実に迫りつつ、エルフィーのクラウスへの想いはどんどん増していきます。クラウスは元々弟の想い人で、エルフィーがつがいになったことで弟の気持ちを踏みにじってしまった負い目が問題を二重にも三重にもややこしくしちゃってるんですよね。ある意味、エルフィーの自業自得的なところもあるのですが、つがいになったからこそ隠されていた真実が明らかになった部分は否定できません。
シリアスな展開から、隠されていた真実の暴露に至るまで片時も目が離せませんでした。
この夫婦関係は、つがい関係は、そして兄弟の関係はどうなるのか。
複雑な様相を極めるストーリー展開は、ハードモードにシンドいときもありましたが、乗り越えた先の景色は素晴らしい眺めで間違いないです。
心も身体もちゃんと"つがい"になった彼らの姿は何度見ても楽しくて、タガが外れたクラウスの溺愛は最高の糖度。タイトル通り、「夫が俺を離さない!」2人の甘さにたくさんに酔いしれましたヽ(´▽`)/
恋愛の順番がめちゃくちゃで、いきなりつがいになるところから始まる2人ですが、アルファがめっちゃ溺愛してくるし、それに絆されてしまうオメガも可愛い!
でも話はそんな単純なものではなくて、アルファの方は積年の想いがあるし、オメガの方には面倒くさい双子の弟がいるし、一筋縄ではいかない。
事故つがいのアルファは、自分を嫌ってる幼馴染で、弟の好きな人で、好きになってはいけない相手で、これどうハッピーエンドになるの!?とドキドキでしたが、結末にホッとしました。
贈り物のセンスがない朴念仁アルファ、エルフィーのこととなると冷静でいられなくなる堅物アルファがかっこ可愛かったです。
大好きな作家様の初商業書籍化作品でしたので、楽しみに拝読させていただきました。
アカデミー卒業式後のプロムパーティーの後に、双子Ωの兄エルフィーが、愛しい王子様に思いを届けようとしますが、約束の場所に彼は現れず、代わりに現れたのは、双子Ωの弟ニコラ想い人で、幼馴染の真面目堅物αのクラウス。
驚きの中、エルフィーがお守り代わりに握っていたヒート誘発剤が、思わぬ形で作用してしまい、『事故つがい』となってしまった所からお話が始まります。
小さい頃は仲良く一緒に遊んでいたのに、ある頃から、兄のエルフィーだけを避けるようになったクラウスの本当の気持ちは?
思わぬ形でつがいとなってしまったクラウスとエルフィーですが、なにやら今までと様子の違うクラウスに戸惑うばかりのエルフィー。
そして、双子の弟ニコラへの思いと、事故つがいの相手のクラウスとの思いの間で揺れ動く、エルフィーの気持ちに切なさが募りました。
事故つがいであったばかりに……
切ない展開が続いた先での本当の真実に、驚きの連続でした。
途中、切なくて辛いシーンもありましたが、BのLOVEだけではない、人としての深い思いと愛を感じさせていただける、素敵なお話でした。
もちろん、甘々ハピエンです!
番外編も攻め視点の激重執着愛が楽しめます。
そして、そんな未熟な子供達を暖かく見守り、導いてくださるママンに、私からも感謝を。
私の拙いレビューでは、作品の素晴らしさを伝えきれません。
是非とも、皆様にもカミヤルイ先生の素敵な世界を楽しんでいただきたいです!!
結論、凄く良かったです✨
書きたいことがいっぱいありすぎて纏まりませんが、今回は人物ごとに分けてレビューします!
まずは、エルフィー!
一生懸命で真っ直ぐで応援したくなります✨。
優しいからこそ弟のこととかで自分の気持ちも拗れましたが、好きと自覚できてからの真摯な対応が良かったです。
他の人を理由に逃げずに(◯◯が好きなら僕は諦めようとか、◯◯だから仕方ないとかが無い)何とか皆に分かってもらいたい、正直でありたい、自分の思いを大切にしたいというところ!
これってなかなかできませんよね。
クラウスも、執着具合とかずっと好きで居続けたところが良かった。
でも、何よりエルフィーの気持ちが育つまできちんと待てのできる良い子。いや、噛みましたけどね笑。そこも含めて大好きです。木の上でのセリフ、素敵でした✨
そしてニコラ!
色々賛否両論あるかと思いますが、私は最初からずっとニコラを応援しておりました。ニコラとエルフィー、どちらも悪くない!誰も悪くない!ただ2人が双子でなければ関係も変わっていたと思うと切ない。でも、双子だからこそ二人で寄り添って生きてきたわけで⋯
立場が人を作るって本当だなあと。この立場でなかったら⋯でも、これからそういう縺れがほどけた今、彼も幸せになりますよね。ニコラの手紙は色んな想いが詰まってて号泣でした。良かったねー頑張ったねーと言ってあげたいです。
そして、フェリクス!
君はうん、まあ最初はね?色々思うところあったけど。この人何だか裏表ありそうと思いましたが。
でも、彼も仕方ない。彼があの一族でなければ違ったんだろうなあと思いますし、彼の気持ちも痛いほどわかる。だから、光が見出された最後は、先生ありがとうございますと言いたいです!彼にも幸あれ!
とまあ、こちらの作品は、全ての人に色んな人生が詰まってて、色々間違えたり迷ったりしながら一生懸命生きていて、一人一人がとても輝いていました✨
それぞれの気持ちになって私自身も楽しんだりドキドキしたり泣いたり切なくなったりできました。
ですので、ぜひ皆様に読んでいただきたいです!おすすめです!
WEB連載していた頃からのファンで応援していたのですが、この度書籍化されるということで、大変楽しみにしていました。
エルフィーとニコラはとても仲の良い双子。それぞれ別の人に憧れを抱いていたのに、不慮の事故で、エルフィーは自分を嫌っているクラウスと『事故つがい』になってしまう。
冒頭を読んで、なんて悲しい事故なんだ、このままでは誰も幸せになれないのではないか?そう思ったのに、あれ?クラウス??…と、あまりの溺愛ぶりに読者もびっくり。つがいの効力というのは、ここまで人を変えるのか?と思ったけど、どうやらそれは違うようで……?
堅物唐変木なクラウスのエルフィーへの一途な思い。ニコラへの思いとクラウスへの本当の気持ちの狭間で揺れるエルフィー。そして、作中ではほぼ最後までわがままで情緒不安定だったニコラの真実。
まるでジェットコースターのように物語は進んでいき、私が冒頭で感じた『事故つがいは不幸』という考えが大きく揺さぶられていきました。
一番辛かったのは、クラウスの記憶の混濁とその隙を狙ってニコラが行動を起こした場面。本気でニコラに苛立ちを感じました。
けれど全ての真実を知った時、安堵とともに苛立ちもすっと消え去りました。
この物語のキーアイテム『つがい呼びの笛』を使うシーンも胸が熱くなりました。ピンチに駆けつけるつがい。カッコイイよね
でも一番は、やっぱりママンでしょう。良い味出してるし、なんと言っても一番の功労者。ママン、ありがとう!
激重クラウス視点の番外編もありがとうございます。激重執着愛は、いくらあっても良きものです
そしてニコラのこと。たしかにニコラのしてしまったことは簡単なことではないけど、支えてくれる人々と共に、自分を見つめ直していけるのかなと、希望あるラストでした。
本当はとても良い子なので、ニコラにも幸せを!と思いませんか?
ウェブサイトの方に、弟のニコラの番外編が載ってるんですよ。ぜひぜひ読んでいただきたいです!