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冒険者皇子の唯一にして最愛の子猫

boukensha ouji no yuiitsu nishite saiai no koneko

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表題作冒険者皇子の唯一にして最愛の子猫

シリウス・フォン・アインベルタ
冒険者、アインベルタ皇国第三皇子
ノエル
18歳、転生者、獣人(猫族)、『精霊の愛し子』

あらすじ

好奇の目に晒され狩猟の標的とされるこの世界の獣人たち。森の奥に隠れて生きてきた猫族のノエルは養い親を亡くし、ひとりぼっちになってしまった。ハンターに襲われたところを冒険者シリウスに救われ、彼の頼もしい従魔たちと旅を共にすることに。「恩返しできるまでの間、一緒に」と心に決めるも、シリウスの大きな優しさにみるみる惹かれ……?

作品情報

作品名
冒険者皇子の唯一にして最愛の子猫
著者
杉原朱紀 
イラスト
花小蒔朔衣 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784344855649

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10

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萌々

(5)

(5)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
6
得点
65
評価数
16
平均
4 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数6

粗筋には無いですが〚転生モノ〛です

普通のファンタジーBLかと思いきや、主人公が現代日本の前世を持つ〚転生モノ〛でした
前世の記憶や人間関係が作品のキーとなっているので、割とガッツリ転生BLだと思います
粗筋にないので、普通のファンタジー作品をお求めの方はご注意を……

とは言え、モフモフ従魔達と猫になれる受の可愛いさにホッコリ癒され、圧倒的“光”属性のスパダリ皇子様と、過去に囚われたヤンデレ執着魔術師様との三つ巴展開をハラハラ堪能できて楽しく読了◎

シリウスが意外にも執着心強めの溺愛攻めで嬉しい誤算でしたが、いつの間にかヌルっとノエル命になっていて〚溺愛に至るまでの過程が大事派〛的には物足りず★4評価に。
ぴるぴる怯える子猫を優しく保護する“お世話焼きお兄さん”な印象だったので、突然のノエル溺愛モードについて行けず「ん??いつ恋愛感情になった??」と完全に置いて行かれました笑

また、当て馬好きとしてはヤンデレ魔術師ディクスとノエルの絡みをもう少し堪能したかったのが正直なところ…と言うか、個人的には前世からノエルを依存させようと仕向けていたヤンデレ感が大変好みでした♡
こう言う、ヤバイ男大好きです!

色んな要素満載で読み応えのある一冊でしたが、終わり方が若干唐突だったので本編のみだと「ここで終わり?」感が否めず。
もしかすると、コミコミ限定の特典小冊子や電子特典SS等で補足があるのかな…?(本編のみ読了)

0

ちょっと出来すぎ感を感じてしまった

とにかく安心して読める甘々BL。
受けちゃんがま~~可愛くてひたむきで健気です。そして攻めはそれを優しく優しく見守る包容力抜群なイケメン皇子。
割と設定が盛り沢山でファンタジー・異世界転生・獣人・精霊・従魔の動物たち…などモフモフや甘めが好きならばオススメ。

一つ一つの設定もきちんと回収されていて、前世の知恵を活かしてお仕事で有能っぷりを発揮したり、前世の知人と再会したり、えちの時の尻尾は可愛かったし、従魔の動物たちは格好良くて色々良い要素が沢山ありました。
登場人物は割と多いかも。少し名前が多くて大変でした(笑)

個人的には攻め受け共にキャラクターや設定の出来すぎ感がちょっとあったかなぁ。。
受けは素直で健気で可愛くて謙虚で一生懸命で、交流がある人にはみんなに好かれて精霊にも特別好かれてて、可愛い獣人スタイルと獣化スタイルがあって…。
攻めも冒険者としても強くて格好良くて優しくて余裕があって皇子で家族間仲良くてみんな理解があって王族だけどある程度自由があって…。などなど。

そして攻めは受けを溺愛していて…。
正直私には攻めがいつそんなに恋愛相手として受けを好きになったのか?とか、そういう意味で受けにキュンとしてたりとか、そういう説得力が薄めだったように感じてしまいました。好ましく思っているのは分かるけど、そんなにそこまで?という印象。
「受けはまるっと全部可愛い」という、全肯定タイプの過保護溺愛攻めは元々あまり馴染めないので、そのせいかな…?
外堀から埋めていったり、お気に入りは囲い込みたいタイプと指摘されているのは良かったです。

個人的好みとしての萌えどころがあまり無く、色々良かったけど萌えを覆すほどの衝撃がなかったので今回はこちらの評価で失礼します。

1

No Title

ファンタジーが好きなので、読みました。

冒険者、アインベルタ皇国第三皇子のシリウス・フォン・アインベルタと、転生者、獣人(猫族)、『精霊の愛し子』のノエルとの物語です。

養い親を亡くし、ひとりぼっちになってしまった猫族のノエルは、森の奥に隠れて生きてきました。

ハンターに襲われたところを冒険者シリウスに救われ、彼の頼もしい従魔たちと旅を共にすることになったノエルは、徐々にシリウスにひかれていきます。

人を好きになる過程が、じっくりと描かれているのが、よかったです。

包容力のある「攻」と、かわいい「受」という王道の設定だとおもいますが、こういう設定が好きなこともあって、たのしくよめました。全体的に、あまり雰囲気のお話で、読んでいて、胸がきゅんとするシーンもおおくあり、よかったです。

1

きゅ♡

花小蒔先生おっかけで購入。可愛いサブキャラがいたので嬉しかったですが、いつまでも覚えている自信はないので萌にしました。本編300Pほど+あとがき。健気寄りかわい子ちゃんが好きな方でしたら良いのでは。

奥深い森の中で一人暮らしていたところを襲われ倒れていた獣人ノエルを、偶然見つけた冒険者シリウス。獣人なので売られてしまう可能性あるからと、家に戻らずシリウスと同行したのですが、着いた先は王城で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻めの従魔(フェンリル、リリーネ、二人とも喋る)、テト(白竜の子、きゅって鳴く)、モリス(城で受けと働く、攻めの幼馴染)、ミストリア、テアトルード(攻めの長兄、次兄)、攻めの婚約者候補、謎な方1名 ぐらいかな。結構盛沢山です。麗人+器大きそう+頭いい~なミストリア好き♡

++攻め受けについて

攻めは生まれの関係で長兄次兄より目立たないよう、冒険者になってあちこち回ったり、力あるんだけど力を抑えたりしてきた控えめ三男坊さん。割と最初から受けが好きなんだと思うけど、好き好き言わず、警戒心強い野良猫を保護したって風情で受けをちゃんと守ってて良い感じです。ジェントルだな。さすが王子。

受けはあれこれ要素盛り込みたっぷり。転生前の記憶あり(会計知識)、獣人で変化あり、魔力も使えるけど何より精霊の愛し子ってのが最強か。おまけに可愛い猫ちゃんだしさ。可愛いわ・・そして、表紙で抱っこしている白竜テトを肩の上に乗っけて、事務方スペースであれこれ働いて。こんな子がテトといっしょに書類持ってきたら、なんも見ずにハンコ押しちゃうよwww

攻め受けとも、個人的には最も好きなパターンに近い、the王道キャラ!で、お話はあれこれ要素全部盛りで、楽しかった一冊でした。テトが可愛い。家に欲しい。

2

もりだくさんな内容でした

過保護な攻めはいいですね!堪能いたしました!

冒頭からなかなかハードです。荒くれ者に襲われ気を失った猫獣人が主人公。前世をぼんやり思い出し、目が覚めたら冒険者の青年に保護されていてー。

青年と愉快な仲間たちと共に旅をし、冒険者にー…とはなりません。青年たちと皇都へ向かう旅の途中で子龍を保護し、皇都にたどり着いたところで明かされる、青年の正体。職を与えられ、職場では前世チートな書類処理能力で重宝され、自己評価が低すぎるのがたまに瑕☆な、仕事のできる猫獣人が爆誕しておりました。
両視点で書かれてますので、攻めの過保護っぷりもしっかりわかります。主人公がおつかいに行こうものならこっそり護衛がついていく。主人公に想いを伝える前に外堀から埋めていく。そんな攻めでした。好きです。

話が通じないタイプの女性が出てきたり、獣人行方不明事件が起こったり、前世にまつわる彼が登場したり…。次々と起こる出来事で先が気になり一気に読んでしまいました。面白かったです!

主人公の前世、彼との関係は切なかったです。そんな彼とまさかの再会で、しかしきっぱりと誘いを断る主人公が格好良かった!冒険者の青年と出会い、彼が自身を見てくれるからこそ自信もつき、変われたんでしょうね。
青年と出会う前に、前世の彼と遭遇して誘われていたら…俯いて、ついて行ったんじゃないかな。前世で何度も聞いたあの言葉を聞きながら。彼の後ろを。

実は第三皇子だった青年の隣を歩いて、冒険者したりお城でバリバリ書類処理したり、生き生きと顔を上げて暮らしてってほしいです!

4

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