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『きみの手はぼくのもの』
学園の校医をしている杉崎(受け)は、窓の外に物を落としてしまったので、窓から身体を出して物を拾おうとしていた。
だが屋上から男子生徒が落ちてきて、杉原も巻き込まれてしまった。
幸いにもお互いたいした怪我もなく済んだのだが、翌日学園中が「心中事件」で盛り上がっていた。
理事長からも事情を聞かれるものの「すばらしき純愛」と言われる。
渦中の一緒に落ちた倉橋(攻め)は不思議な生徒で殆ど話さない。
保健室で倉橋に自殺しようとした理由を聞いてみると「兄貴が来月結婚するから」とだけ。
何と助言して良いのか分からない杉崎はもう一度放課後に保健室へ来るように言った。
このままではまた死ぬつもりの彼を何とか止めなければと思ったのだ。
傷の具合をみようと、倉橋の頭を触った瞬間、彼が杉崎を見つめた。
すると、突然杉崎の手をつかみキスをする倉橋。
ベッドに押し倒された杉崎は後ろ手に縛られ、倉橋に強姦されてしまった…。
兄と同じカサカサの手だったって事だけで強姦しまった倉橋。
その後も抱いた先崎をそのままにして帰っちゃうなんて、なんてヒドイんだ…。
先崎に倉橋との関係をバラされたくなかったら、僕にも抱かせろと言った男子生徒は超気持ち悪かった!
Σ(゚Д゚|||)
そこへ偶然また自殺しにきた倉橋が来たから良かったものの、汗ダラダラの彼はキモイ!
しかし「兄が結婚するから」とか「先生に見捨てられたから」で死ぬ倉橋、極端過ぎやしないか!?
先崎に受け止めてもらえて良かったな、倉橋よ!
『恋愛宣言』『愛のエプロン』
桜井雄介(攻め)は、一代で会社を興し、世界で知らない人などいないほどの会社にした。
彼は若くして妻に先立たれ、息子と2人で暮らしてきたのだが、その可愛い息子もこの度結婚してしまった。
広い家で自分1人では寂しい雄介。
家政婦の2ヶ月前にチラシと配るなどして募集をしたが、息子の彰よりも家事が上手な人が現れず、もう15人も断った。
翌日、16人目の家政婦の面接をする事になっていた夜、車で帰宅すると門の前に人が座っていた。
求人のチラシを持って訪ねて来た小汚い青年に「未成年はお断りだ」と冷たくあしらう雄介だったが、突然青年が倒れた。
家で寝かせ、医師に看てもらうと、過労と栄養失調気味だと言われた。
少し元気を取り戻した直行(受け)に、何かを食べさせようとしたが冷蔵庫に空っぽ。
それでも直行は、米と乾物だけで驚くほど美味しい料理を作った。
即採用決定。
住み込みで働く事になった直行。
笑顔も可愛く素直な直行は息子と同い年。
そんな直行に欲望を感じてしまう雄介は彼にキスをする。
直行自身、キスされて嫌な気持ちにならない事に戸惑う。
雄介は直行をベッドに連れて行き、彼を抱いた。
この本の中で一番好きなお話です!
責めサマは大企業社長のおじさま。
受けサマは素直で可愛い謎の青年です。
この直行が素直で健気ですごく可愛いんです(もちろんエッチの時も)!!
ヽ(*´∀`)ノ
途中、直行が健気すぎて可哀想な思いもしましたが、お互いの気持ちを確かめあった二人はあまあまな恋人になれます。
雄介は、本当にこの方が大企業の社長なの!?ってくらいおバカなところがあります。
『愛のエプロン』では直行の寝てるそばで今日のエプロンを選んでる雄介。
どれだけ直行のエプロンコレクションはあるんだ!?
(;゚Д゚)!
今まで不幸だった直行が雄介に愛され幸せになって、読んでる私も幸せになれました。
他の作品もおもしろく、エッチも可愛いですし、オススメの一冊です。
(*´∀`*)
全部で4組のカップルのお話が収録されています(お話の数としては6話)。
一番古い作品は99年に雑誌掲載のものもあるので、絵柄は今と比べるとかなり違う感じがします。
表題作の生徒x保険医モノの他に社長x家政夫の主従モノ、元同級生の再会モノ、高校生で後輩x先輩モノの作品が楽しめます。
表題作も好きだったのですが、社長x家政夫モノの「恋愛宣言」シリーズ、高校生モノの「キラキラキセキ」シリーズも好みでした。
前者は健気な受け様が、後者は最初はどちらもその気なんかなかったのに、軟派な年下攻め様が結構可愛いワンコで可愛くなっていくところが良かったです。