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転生して平凡な人生のはずだったのに、チートのせいで王子が溺愛してきます

tensei shite heibonna jinsei no hazu datta noni, cheat no seide ouji ga dekiai shitekimasu

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表題作転生して平凡な人生のはずだったのに、チートのせいで王子が溺愛してきます

カールハインツ・フォンベルク
第一王子
ノアール・ベルトス
貧乏子爵の三男

あらすじ

平凡な会社員の勇馬は、貧乏子爵令息・ノアールに異世界転生した。飲みにくい紛薬を押し固め錠剤としてヒットさせ生活費を稼いでいると、ある日、湖に浮かぶ重傷の青年を発見する。焦って「怪我が治れ」と言葉を発すると怪我がみるみる治って!? 転生の際に『癒しの声』を得ていたのだった。青年は王位継承問題を抱えるカールハインツ王子で、愛人のふりで側に控え、秘かに怪我を治し王子の危機を救うことに!?「お前は俺の守護天使だ」偽愛人なのに、本気の眼差しに翻弄されて!


初版のみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記が掲載されている場合でも無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

作品情報

作品名
転生して平凡な人生のはずだったのに、チートのせいで王子が溺愛してきます
著者
火崎勇 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784866697499

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3.9

(20)

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
8
得点
79
評価数
20
平均
3.9 / 5
神率
25%

レビュー投稿数8

今も昔も好き♡

「孤独を知る異世界転移者は最強の王に溺愛される」以来のツボにハマった作品でした。今回も異世界転生ものでしたが、異世界転生らしいチート能力を活かして活躍する様子が凄く面白かったです。

火崎勇先生て凄くベテランの先生なので文章力も構成力も高いので、新しい分野に挑戦していても安心して読めるのが素晴らしくて、デビューしたての作家さまとは一線を画している点だと思います。

「アナタはソレを我慢出来ない」とか今の作風とは違うし、今の時代に好まれてるようなお話ではありませんが好きでした。健気受けと俺さま攻めの得意な作家さまだったと思います。ちょっと心がギュッと痛くなるようなお話が当時は好きでした。
今は新しいジャンルにも挑戦していて、今も昔も好きな作家さまの1人です。

今作ではカールハインツの偽の愛人として王宮に上がってからのノアールの活躍が面白くて、そして意外にも策士のカールハインツが素敵だと思いました。また異世界物を楽しみにしております!

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かっこいいのに少し可愛らしい

攻のカールハインツは兄弟で王位継承問題で争っている王子様
受のノアールは平凡な貴族の三男に生まれた転生者

命の危機にあったカールハインツを、たまたま見つけたノアールが助けたことから2人ははじまります。平凡に生きていたはずのノアールは、実は声に出して願うことで傷を治癒させてしまう能力者だったのです。何度も命の危機に瀕しているカールハインツは、ノアールの能力を隠したまま王宮へ仕えさせる目的でノアールを愛人として連れて帰ることにして…というお話。

ノアールの声の能力のきっかけが、前世の死ぬ間際に子どもを助けた事で海の魔女?が彼の願いを聞き届けたからなんですが…「死にたくない、声を失ってもいいから」の「声」までしか口に出来なかったことで声の能力になってしまったんだなーと面白く読み始めることができました。

受のノアールは地に足をつけた性格で好感を持てるし、前世の知識を仕事に活かしながら薬学で役立っていくのは面白い。
攻のカールハインツは王子様らしく俺様。なのに弟にはどこか甘かったり、ノアールにも頼ったりとどこか抜けたところもある印象。
読み終わった後、攻のカールハインツがカッコいいはずなのにどっか可愛らしい人だなーと思っていたら作者さんのコメントに「俺様系がちょっと可愛い」という言葉があったのでなるほどなーと思いました。

溺愛…というにはちょっと溺愛度合いが物足りない印象ですが、BLとしても異世界転生ものとしても楽しめるお話です!

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チートに目覚めて王子様にロックオンされました

今回は第一王子と子爵家三男のお話です。

転生者の受様が攻様を助けた事でチート能力に目覚め
継承問題を解決して攻様の伴侶となるまで。

受様は会社主催の船旅で台風に遭い
海に投げ出されて溺死します。

しかしながらおぼる中で女子を助けたことで
海の魔女に死にたくないと言う望みを叶えられ
異世界で子爵家の三男として転生します。

ラノベのような状況ながらも
子爵家で衣食住こそ不自由なく育つものの
貧乏貴族の三男では学ぶ機会も就職口もありません。

そこで危険な獣も少なく水源の湖もある森で
薬草採取をして薬を特産物にすることを考えつき
この世界になかった錠剤として売り始めた事で
居候としての居場所を確保できるくらいに
子爵家に貢献する道を手に入れます。

今日も傷薬になる野草採取で森に向かい
雲行きが怪しくなってきて避難所になる洞窟に
向かうのですが

何気なく湖の方を見たら水面に
人が浮いているのを見つけてしまいます!!

この人が今回の攻様になるのですが
受様は湖に飛び込んでなんとか助け出すものの
大柄な攻様を洞窟まで運ぶだけでも大変でした。

なんとか濡れた服を脱がせば
肉が見えるほどの刀傷で冷たくなっていく攻様に
採取した薬草で手当てをしつつ

「治れ」「傷口だけでも塞がれ」「助かれ」と
呟きながら攻様の冷たい身体を抱きしめて夜を過ごすと
なんと翌朝に攻様の傷は赤い痕があるだけに
なっていたのです!!

攻様はこの国の第一王子で狩りで襲われ
剣で切り付けられて逃げる途中に川に落ちたと言い
攻様は受様が声によって治癒した事で
受様を愛人として王城に連れていくと言い出して!?

第二王子派に命を狙われる攻様と
異世界に転生した受様の異世界転生ファンタジーです♪

異世界転生者はだいたいチート持ちで
その力で人生が良くも悪くもなっていく感じなので
誰にも内緒なのがほほ王道かと思うのですが

本作の受様は攻様と出会ったことでチートに目覚めたため
受様自身も半信半疑なために攻様に自分が転生者だと
話してしまいます Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

そして受様の荒唐無稽と思いわれる話を聞いた攻様は
攻様を追い落とそうと政敵が待ち構える王城に
連れ帰るのですが

攻様が受様を自分のものとしてロックオンする展開が
俺様攻がお得意な火崎先生らしいし
治癒者としてだけじゃなく囲い込もうとしてるのも
かなりMYツボでワクワクしました。

受様は前世の日本人の記憶があるので
自分は凡人と思っていますがそうじゃないので
徐々に頭角を現していって危険に巻き込まれていく
展開になっていってハラハラ&ドキドキです。

受様のチートによって攻様兄弟の確執も消え
攻様が受様を手に入れるまで楽しく読ませて頂きました。

1

ロマンスよ、ありあまれ

契約の〝愛人〟関係だった筈が、次第に惹かれていき本気の愛に変わる…【暗殺に脅かされる王子×チート(治癒)能力がある転生者】のお話。
〝契約関係→本気の恋〟な展開が好きなので楽しく読めましたが、めっちゃ萌える!!!!と心動く箇所が無かったので(個人的に)、可もなく不可も無く…と言う印象に。

なんか、受けも攻めも感情の変化が唐突に感じてしまってイマイチ乗れなかったんですよね。
特に、受けの変化について行けず……
ノンケで全く恋愛感情が無かったのに、ちょっと離れただけでそんなに好きになるかな?と。
で、再会後、どっからどう見ても攻めへの好意をアピールしてるのに、いざ甘い雰囲気になると「やばい!」って引いちゃうのも疑問でした。

そして、肝心のラブシーンが全然ドキドキしなかったんですよね笑

せっかくの告白シーン
BLの山場で一番盛り上がる所の筈が、
何?その究極の二択は……と。
いや、状況的に仕方ないのは分かるんだけどさ!!笑

もう少し、ロマンスが止まらない♡って感じの甘い雰囲気を期待していたので、二択で「しゃーなし認めるか…」みたいな状況はちょっと好みとは違いました。
ドラマティックじゃないので、リアリティがあると言えばあるのかな……?
でも、BLにおいてロマンスは有り余るくらいが丁度良いと、個人的には思う訳です!笑

とは言え、ストーリーは面白くて一気に読めましたし、転生主人公のサバサバした性格は好感が持てて良かったです◎
そして、攻めが第一王子と言う事で後継問題や正妃等の苦手要素があるかと不安でしたが、受けゾッコン&辻褄合わせの天才だったので、最後まで問題無く楽しめました!笑

1

そうくるか!と唸る解決策

辻褄合わせが天才的な王子とチート持ちの転生青年のラブコメ!ふたりのやりとりがテンポ良いし、前世がサラリーマンだった受けのツッコミに何度も笑わせていただきました!
ファンタジーな世界に転生して赤ちゃんスタートしたノアール。自分でも気づかなかったチート能力で死にかけ王子を助け、その能力を買われて王子の「愛人」として王城へ行くことに。
王子がぺらぺらと辻褄合わせの話を作り出すんですが、「あ、頭いい~!」と何度思ったことか。頭が良くてお仕事もできる第一王子のカールくん、推せます。もちろん顔もいいし剣の腕も王国一。
ノアールは現実主義というのでしょうか。発言も行動も割と男前で仕事熱心かつ真面目。
そんなふたりが契約愛人から恋人になる過程、とてもニヤニヤさせていただきました…!

第一王子と第二王子は……これ無理じゃない?この関係を修復するのは不可能じゃない?死しかないのでは???と終盤はヒヤヒヤしながら読んだのですが、まさかまさかの解決策で!めちゃくちゃ笑ってしまいました。こうくるとは思わなかった!お見事です!
第二王子にお咎めなしはちょっと…とノアールと同じくわたしも思ったのですが、カールくんは無自覚ブラコンですし、第二王子の彼には利用価値もありますから、まあ良しかなと!なんせ彼はもう裏切りませんし。
ハピエンでよかった!面白かったです!

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