もっと、かわいそうにしてあげたいな。

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彼のシュシュと消せない夏

Kare no shushu to kesenai natsu

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表題作彼のシュシュと消せない夏

イエン
主人公を拾った謎の青年
記載なし
高校生(主人公)

あらすじ

今年の夏もとても暑く、あの頃と同じように、10代の過去の忘れられない記憶を呼び起こすような炎天下の夏。
3年前、ケンカで意識を失っていた少年は、イエンと名乗る謎の青年に拾われ着替えと傷の手当てをされた。彼の一見温かそうな気遣いとしぐさに、少年は警戒心を失い、誰も気にかけてくれない自分の哀れな境遇を訴えるも、彼は自分が一歩一歩罠に向かって歩いていることに気づかなかった。
「かわいそうな君を、もっとかわいそうにしてやりたいな」
そして始まる牢獄生活の果てにあるものとは……?

作品情報

作品名
彼のシュシュと消せない夏
著者
TaaRO 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホビージャパン
レーベル
ルナティックロマンス
発売日
電子発売日
ISBN
9784798637938
4.4

(15)

(10)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
65
評価数
15
平均
4.4 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数8

余韻がある作品...

麗しい表紙イラストにつられて購入したけれど、一気に読んで「えっ、もう終わり…?」って思った。いい意味で、展開が期待を裏切ってくれた。
冒頭は、薄暗い強制愛系BLかと思いながら読み進めていたけれど、イエンの過去やヤグサくんとの関係性が明かされたときには衝撃を受けたし、同時にどこか奇妙な安堵感もあった。
真夏の蝉の声に合わせて、もう一度読み返したくなる作品だね。
最終的に、少年が“ふつう”の人生を歩んでいく結末に収束するのも、悪くないと思った。

1

溺愛執着BLをピックアップ!!新レーベルさんから出た海外BLもの

海外の「溺愛執着ものBL」を広めるために新たなレーベルが立ち上がりましたね。
溺愛執着もの大好きなので
応援の気持ちも込めて購入しました!!

表紙のイラストが凄い綺麗だったので
期待して読み始めましたが‥

正直思っていた程の画力はなかったので
そこが残念でした‥(あまり否定的なレビューは書きたくないのですがごめんなさい)

内容はざっくり書くと
「監禁」「凌辱」ものです。
不憫受けにサイコ攻めといったところでしょうか。

ラストもメリバ?なので
かなりどよ~んした重い空気を醸し出している作品です。

受けも攻めも生い立ちがあまりにも
可哀想過ぎるので、読んでて心が痛くなります。

この手のBLにありがちな監禁していた張本人を好きになってしまい
くっつくみたいな展開ではないので
ストーリーが妙にリアルに感じました。

仄暗い雰囲気を醸し出している作品
を探している方にはオススメします。



1

終わり方が逆に新鮮

監禁もので、結構愛のない感じでえぐい作品です。
(でも最終的にはちゃんと愛はあったと感じられたのでそこは良かった)
とはいえ、日本の作品じゃないということで、読んでいてところどころに実感できるところがあり、新鮮な感覚もありました。
主人公の感覚がすごくまともだったし、女々しくなくて良かったです。攻めも受けも孤独な2人でしたが、攻めのほうが結構メンタル弱くて、主人公はちゃんと強い子でした。ラストは賛否両論だと思いますが、変にご都合っぽくなくて納得感はあります。

2

【誰からも愛されない子なんだろう? 僕がたっぷり可愛がってあげるよ(イエン)】


エロス度★★★

おやおや。居場所が無かった少年にとって忘れられない夏・・・・・・壊れた青年から残された傷が少々痛みますね。

イエンと少年が紡ぐ呪いと祝福の物語・・・・・・開幕。

監禁されワケも分からずにイエンから蹂躙される少年の地獄に囚われた姿が非常に癖に刺さります。

少年は強気に反抗しようとしますが、イエンからの社会的に致死に値する脅迫に屈するしかなく、無理矢理犯されて苦痛・屈辱そして快楽に染まる姿がたまらない。

重苦しいストーリーで、残された人たちにイエンが刻んだ消えない傷が彼が居た証となっているのがグッときます。

1

鬱BLと聞いて

ちるちるさんで鬱BLとして紹介されていたので興味をもち購読しました。
読後感としては決してハッピーではないけれどじめっとした鬱ではないなという印象です。「少年」に限って言えばどちらかというと爽やかな気さえしました。

結果として一番切なくやるせなかったのはヤクザだろうな…
イエンは心残りだった妹のことを「少年」が自分から逃げ助かったことで昇華し(むしろ昇華できたからこそ自殺したのではないかなと)、悲惨な目にあった少年はそこから更生しまたイエンの過去を知ることできっと良くも悪くも思い出として風化させていくのだと思います。
ただヤクザは何年もイエンに寄り添い、想いを寄せてきたのにイエンの最期を導くことも遺したものを受け取ることもできないままで、きっとこれからも忘れることはできないんだろうなあ、、と。シュシュを少年に渡すことができたヤクザはこの中で一番心優しい人なのだと思いました。どうか幸あれ…

1

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