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今回は九尾の狐を祀る神社の神主と猫又妖怪のお話です。
魔力の低い猫又のため居場所がなかった受様が
迷い込んだ神社の神主である攻様の番となるまでと
本編後日談2話を収録。
獣の世界には雌雄の第一の性の他に
アルファ、ベータ、オメガという性別があります。
男でも子供が作れるオメガは
発情期にアルファを惹きつけるフェロモンが溢れ
襲われやすくなるだけでなく
妖怪は発情期の間は力も使えなくなるため
とても危険な状態です。
オメガの受様母は怪我を追って動けなくなると
まだ第二の性が分からない受様に
発情期が来たら誰にも会わずに隠れてなさいと
言い聞かせ、受様は言いつけを守って生きてきます。
猫又の受様は妖怪の中では下の下で魔力が低く
せいぜい幻覚を見せて人を騙すくらいで
人に化けたりできなません。
昔は人に餌をもらって甘えて過ごす事が出来ましたが
今や野良猫は病気持ちとされて寄せ付けず
食べ物にありつくのも一苦労です。
妖怪故に何日も食べていなくても生きらる受様も
限界を感じていて弱っていたところを
ボス猫に襲わてしまいます。
受様は隠れられる場所を求めて逃げ続け
九尾の黒狐を祀る神社に逃げ込んで倒れこんだところを
この神社の神主である攻様に助けられます♪
攻様は受様の正体に気づいているようですが
美味しいごはんと温かな寝床をくれて
受様に名前まで与えてくれたのです。
攻様に何か返しい、直接ありがとうと言いたい
と思いが募った受様は気づくと人に変化していて!?
電子配信作をまとめての書籍化で
アルファの神主とオメガの猫又の人外オメガバースです♪
攻様といると初めてな事が多くて
いろいろと頑張ってもなかなかうまくいかないけど
一生懸命な受様がとても可愛いです ヾ(≧▽≦)ノ
そして純真なもの知らずだからこそ
攻様も手を出しかねている展開が実に美味しいです。
最初は受視点で始まりますが
徐々に攻様事情が見えてきて攻様の正体が明かされて
神社に祀られている神様であることがわかりますが
妖怪の中でも最高クラスの妖狐でアルファで神なのに
けっこうなヘタレさんなのがMYツボ押しまくりで
攻様が受様の大切な番になるまで
たいへん楽しく読ませて頂きました♪
カバー下に描き下ろしイラストと四コマがありますので
ぺらッとするのをお忘れなくです。
孤独な黒猫又は、とうとう食事もロクに食べられず、神社の境内で行き倒れかけたところを、イケおじに助けられ、保護されました。
周囲から「カンヌシ」と呼ばれているその男は、黒猫又に、「陽」という名を与え、温かい寝床や食事など快適な居場所を提供してくれました。
そのため、陽は「カンヌシ」の役に立ちたいと考えるが、なにひとつ役に立てることがなくて、、、
という冒頭。
ちなみに、陽が倒れていた場所でお察しかと思いますが、イケおじの本当の名前は「カンヌシ」ではなく、「義隆」です。
純粋無垢というか、無知な陽が一生懸命察して、ソレと名前を思った勘違いが超絶可愛くて身悶えたまりあげは。
しかもこんな黒猫又に慕われたら、キュン(効果音だと、トスッとかも該当しそう)ってなっちゃうこと間違いなしですね。
で、「カンヌシ」は神主という職業で、正体は妖怪も含め、みんなの憧れの黒い狐の大妖怪のαでした。
ですが、義隆も義隆で悩みはあるわけで、、、
そんななか、陽の発情に義隆が付き合いますが、最後までは致してくれなくて、義隆は自分のことを好きじゃないんじゃないかと不安になり、、、
実は、いい大人どころかオジサンな義隆は、陽を境内で助けたときから運命の番だと気付いていますが、臆病モノなので自ら行動できず、陽の気持ちから逃げてしまっていました。
終盤に差し掛かると、このお話は陽だけの成長ストーリーではなく、義隆もだったんだなあと気付きます。
糸目イケおじが勇気を出して陽と番になる展開、、
攻めが弱いところをさらけ出すのがお好きな方には、めちゃくちゃオススメな1冊です!
あと、健気受けがカワイイです///!