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愛だ恋だと言うなかれ

aida koida to iunakare

  • 電子専門
  • 同人
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表題作愛だ恋だと言うなかれ

長峰純基
社長の息子、32歳 
野上知晴 
会計士、33歳 

同時収録作品愛だ恋だと言うなかれ

(リバ)徳永新 
行政書士兼司法書士 37歳 
(リバ)野上知晴 
会計士 33歳

あらすじ

会計士の野上知晴は凪のような生活を送っている。それなりに仕事に忙しく、面倒にならない程度に遊んで、でも基本的にはひっそりと。三年前に別れた元恋人、行政書士の徳永新に「離婚したんだ」と告げられるまでは。
真剣な交際を求めてくる徳永とは再燃まではいかなくても気心の知れた関係になれるはずだったのに、知晴は産休に入る同期の引き継ぎで担当することになった建設会社の跡継ぎ息子・長峰純基と再会する。純基は高校時代の後輩――控えめに言って初恋だった。
柄にもなく、平静としていられなくって、揺り動かされて……大人の恋は、大人なのに、かっこ悪い。
三十代男子たちのトライアングル・ラブストーリー。
同時収録。番外SS「たかがされど、愛か恋」

作品情報

作品名
愛だ恋だと言うなかれ
著者
青虫 
イラスト
Ameri 
媒体
小説
サークル
エーキューノベルス
ジャンル
オリジナル
電子発売日
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

王道の三角関係モノかな

主人公を二人で取り合う三角関係モノで、初期からどちらとくっつくかは分かりやすい。どっち?というドキドキがない代わりに、振られそうな方が必死に口説く様子に切なさを感じられる良さがある。三人の性格や結末はこれ系の王道かな。

視点主は知晴で、基本的に軽い関係を心掛けているキャラ。初恋の純基や三年付き合った徳永に振られた傷は、たぶんまだ癒えていないけど、見えないフリして生きてる印象。物事をはっきりさせず、流されタイプでもあるっぽい。

純基は学生時代の後輩で、知晴の初恋の人でもある。仕事相手として再会した後は、プライベートにも入り込んできて、図々しくぐいぐいくる。付き合ってもいないのに知晴の人間関係を詮索し、勝手に嫉妬したりと子供っぽい。

徳永は知晴の元彼で、三年付き合った後に結婚して知晴と別れ、離婚して知晴と復縁する。純基とは正反対の穏やかな性格で、あからさまな牽制はするものの、基本は大人。結婚に失敗し、自分に素直になると決めて行動しているとこが良い。

強引な純基と不安になる徳永の間で、表面上は付き合っている徳永を立てようとする知晴。そうしてついに、三人揃っての話し合いへ。泥沼というより、腕の引っ張り合いをしている雰囲気で、まあまあ明るい感じだった。

で、結果は片方が身を引くことに。個人的には主人公が能動的に選ぶ方が好き。
当事者の中ではすごいドラマでも、傍から見ればアラサーがバツイチから年下に乗り換えただけなので、没入できないとキツい。没入しても、振られる方を応援していたので、それはそれでキツかったが。

徳永とはリバだった知晴は、純基とは純基の希望でポジション固定になるらしい。それで良いの?とはちょっと思った。

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