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初恋までの焦点距離

hatsukoi made no shouten kyori

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あらすじ

幼なじみの翼に片想いをしている大学生の陽仁。
モデルの仕事をしていて、女子からも人気の翼は
昔から陽仁を誰よりも優先してくれるけれど、
今までの関係でいられるのはあとわずか――
半年後、寮を出た翼は一人暮らしをするらしい。
寂しさが募る中、後輩からの告白を翼に相談する。
「はるちゃんを、知らないやつに渡したくない」
急に独占欲を見せてきた翼に、キスされて…!?

作品情報

作品名
初恋までの焦点距離
著者
まつだいお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199610349

ちるちる評価ランキング

85

3.8

(10)

(2)

萌々

(4)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
38
評価数
10
平均
3.8 / 5
神率
20%

レビュー投稿数3

攻めの激重愛と、すれ違いLoveがめちゃ好きだったーー♡!

あらすじを読み、攻めがモデルをしているという設定だけで読むことを決めた、芸能BL好きなまりあげはです。


幼なじみだというふたり。

攻めは昔、泣き虫で。
複雑な家庭の事情もあって女の子みたいに髪を伸ばし、そんな可愛かった攻めを守る役割の受けで。
受けは必要以上に攻めの世話を焼いて、自分がいないとダメなように仕向けていたわけで、、

そこまでして攻めを好きな受けの気持ちや、なにがなんでも攻めのことを好きすぎる気持ちを隠し切れてない攻めの激重感情が、最強に好きなパターンでした。

ちょいちょい、受けの攻めへの想いを探るような発言に対して、ちらりと嫉妬の顔を覗かせるコマが、すごくいいです。
めっっちゃ受けのことを好きなの、確定じゃない! と興奮しました。


この手のストーリーのお約束パターンをなぞってはいますが、それでも両想い前の切なすれ違いターンにキュンとしてしまった、まりあげは。

また、受けのバイト先の後輩で、受けに想いを寄せる好青年が登場。

当て馬、、、?!!
かと思ったら、いい子すぎてふたりの両片想いにエンドマークを付けてくれた、キャラポジションでした。

彼もまた、ゲイで。
恋愛にトラウマありでしたが、とてもいい子だったので報われてほしいです。(学祭で待ち合わせてた友達は、ホントに友達なのか??!)


幼なじみの長年のモダモダ両片想い成就を読みたい方には、オススメです!
(それ以外の、お互いのお仕事、バイト描写はあまりありません。関係を楽しむのみです!)

0

好みの問題なのですが

帽子が気になっちゃうな〜って思いながら読了しました。

幼馴染の2人が、もだつき、両片思いで、両思いになって、同居して、いちゃついて…と
初恋!幼馴染!萌え!の詰め合わせみたいな感じを繊細な絵柄で描かれてます。

攻めの翼は幼少期、女の子の格好をさせられて、母親にトラウマあり。高身長でキレイなまま成長して大学でも目立つ存在です。
トラウマ克服シーンやトラウマを乗り越えるキッカケの学際コンテストなど盛り上がりポイントもいくつかあって飽きなかったです。

翼のロングヘアからの髪型変化も、バッチリかっこよく決まってました…

序盤から受けのはるちゃんがおニューの帽子を被っているんですが、その帽子、校舎の中でもかぶっているし、なかなかのコマ被ってるように感じてしまいました。
それが気になってしまいました。単純に帽子なしの髪型の方が素敵だな、と。黒い帽子なので余計気になってしまったのかも…。

展開もこの作品ならでは感 は薄くて、写真をやっているはるとの作品自体の描写がなく、せっかくの被写体がいるのに、タイトルがもったいないなと思いました。

0

エアリータッチな王道のピュア恋

作品が全体的にふわっとしてるというか、重さを感じないというか。エアリーな空気感を纏っているなというのが読後の第一印象でした。
見せ場もちゃんとあるし、大きな動きもある。
なのに、なぜこんなにもストーリーに重みを感じないのかが不思議で堪らない。サラッと物語が進んでいって、余韻や感傷に浸るまでもなくいつの間にか終わっていた感じです。


幼馴染2人の間で交錯する秘めた恋。すれ違って、勘違いをして、諦めの気持ちを孕んだ切なげなストーリーがピンピンきます。
子どもの頃からずっと側にいた幼馴染に想いを寄せ続けてきた一途でピュアな恋が、何といってもこの作品の持ち味でしょう。
モデルをしているイケメンモテ男という攻めの設定は、まさしく鉄板の攻め像。女子に囲まれている姿を見て、モヤッとしつつ自分の気持ちをそっと押し込めようとする受けの見守りスタイルも鉄板ネタです。

このテの両片想いの物語としては、王道のテンプレ感。先の展開が読みやすいのは安心感がありますが、少々物足りなさを感じなくもなかったです。まぁ…割とあっさり目に前半で気持ちが通じ合ったのは意外でしたね。もっと一悶着ありそうな感じだったので。
じゃあ後半何が見せ場となるかというと、翼が母親に抱えるトラウマをいかに払拭するか。あとは学園イベントの青春ストーリーがメインです。
2人にとって付き合うのはただの通過点で、そのあとに広がるストーリーによって恋愛により奥行きが出てくるといった感じでしょう。ただ。
最初にも言ったように、深く突っ込んだ物語展開にはなってはいるのですが、軽くいなされたような…ソフティータッチな読み心地がどうにもスッキリしない。過去回想にも言及し、2人の交際が前に進むための大事なポイントとなっているのにも関わらず、サラリと終わってしまったのが少し残念でした。

ドロドロとした感情を敢えて抑え気味に描いたのか、ピュアさのある清らかな雰囲気を大事にしたかったのかは分かりませんが、あまりにも綺麗なストーリーに収まりすぎちゃっててあまり胸に響かなかったです。
繊細で美しい絵柄の通りの綺麗なストーリーではあるので、BL初心者には入りやすい作品だと思います。

4

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