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表題作その男、凶暴につき

合田千尋
凶悪凶暴危険極まりない雰囲気の極道の息子な弁護士
砥上秋一郎
天使の美貌の持ち主で向こう見ずでファザコンな大学生

作品情報

作品名
その男、凶暴につき
著者
灰原桐生 
イラスト
安曇もか 
媒体
小説
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784882714750
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
5
評価数
2
平均
3 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

年上の凶暴な恋人

 千尋は天使のような美貌の持ち主でありながら、かなりのファザコンだった。
 千尋が幼い頃に母親が亡くなり、それ以来、父親と二人、仲良く生活してきたのだった。けれど、千尋が大学に入った頃、父親が海外に転勤になってしまい、恋人ともの千尋のファザコンのせいか長続きせず、今は一人さびしく生活していた。
 そんな彼がある日泥酔して絡んだのは、凶暴凶悪危険極まりない雰囲気の男、砥上秋一郎。千尋はあろうことか、彼のフェラーリに向かってビールケースを投げつけたのだ……。
 慌てて逃げ帰った千尋だったが、後日、千尋の通う大学を突き止めてやってきた凶悪な顔をした秋一郎は、勇虎会というヤクザの息子で、現在は弁護士、という壮絶な肩書きを持つ男だった。そんな彼が千尋がぶっ壊したフェラーリの代償にと、出した提案とは!?

 ちょっとファザコン気味だった千尋には、年上の男性がちょうどいい……。
 父親の代わりに年上の男性にちやほやされるのが、ちょうどいい……。
 というのは、よくわかると思います。

 冷静に見てみると、年の割に、子供っぽい秋一郎の大人の包容力がいいのだと思います。凶暴で凶悪な見た目なのにモテるっていうのが、一体どういう状況なのか、個人的にはよくわからなかったりするんですが、やっぱりそういうのが好みな人もいるんでしょうね。
 ただし、この秋一郎、かなりあくの強いキャラクターなので、普通のBLっぽいものを期待している人には、ちょっと厳しいかもしれません。
 見目麗しい目の保養になるような美形カップル! っていうのとは、ちょっと違うので。
 かなり、バイオレンスではちゃめちゃだと思うし。両方とも直情型だから、暴走し始めたらブレーキが効かない……かなりテンションは高いので、読むときは覚悟してくださいね!

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