復讐のため、全てを奪うはずが……想定外の一途な愛に絆されて――

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策士オメガの完璧な政略結婚

sakushi omega no kanpeki na seiryaku kekkon

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表題作策士オメガの完璧な政略結婚

ライオネル・バーノン
辺境伯を務める有能な公爵、29歳
ノア・フォーフィールド
美麗だか性格に難のある貧乏子爵家の令息、19歳

あらすじ

没落寸前の子爵家に生まれたノアは、完璧な容姿を持つΩ。しかし、見た目とは裏腹に捻くれ者で計算高い彼は実家のためのし上がろうと、α辺境伯・ライオネルとの政略結婚を決める。ちょうど彼に個人的な恨みもあったノアは、彼から地位を奪い一年後には離婚するつもりで辺境の地へと嫁入りしていく。だが、当のライオネルは外見こそ難があるがとても真摯で有能な人格者だった。そんな彼に一途に愛され、優しくしてもらううちにノアは少しずつ絆されていってしまう。そんな中、中央からノアを狙う王子もやってきて……すれ違いから始まるオメガバース・マリッジストーリー!

作品情報

作品名
策士オメガの完璧な政略結婚
著者
雨宮里玖 
イラスト
織尾おり 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434369421

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4.5

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萌々

(7)

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趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
211
評価数
48
平均
4.5 / 5
神率
75%

レビュー投稿数11

苦さと甘さの黄金比

主人公の策士家っぷりが最高です!
冷静で計算高いように見えて、ふとした瞬間に除く弱さや孤独があまりにも美しくて、読んでてギュッと胸の奥を鷲掴みにされます。
あぁ、この”隙”があるからこそ、アルファである彼との関係が深まるんだとドキドキしながら読み進めることができました。
これこそ、出会うべくして出会ったふたりの関係と言えると思います。

言葉の選び方が美しく、象徴性が高いからこそ惹き込まれる世界観。
読みながら、まるで静かな美術館を歩いているような気持ちになる、とても素敵な作品です。

2

貴方の大切なものを全て奪ってあげます

今回は辺境伯を務める公爵と子爵令息のお話です。

受様が攻様と復讐を兼ねた
政略結婚と略奪離縁を狙う顛末を収録。

この世界には男女の性とは別に
アルファやオメガという第二の性が存在します。

貴族はアルファの割合が平民より多く
男でも子が産めるオメガと番たいと思うものらしく
子爵令息でオメガで容姿の麗しい受様には
多くの求婚者が現れます。

そもそも貴族の結婚は
政治的なものや見た目だけで決まる事が多く
美貌の受様に惹かれてすぐ求婚してきますが

人に合わせたお世辞を言うのは苦手で
理不尽な事にはいちいち反論する
捻くれた受様の性格を知らないままに
結婚して良いのかとすら思います。

いつも資金繰りに困っている子爵家は
隣の領地を治める侯爵家に爵位を狙われて
いつ没落してもおかしくありません。

この国は
勇者と騎士と司教の3人が起こした国で
勇者の子孫の王家の権力が強くなり過ぎないため
国の要職者は騎士か司教の血を引く後継ぎの
推薦を必要とする法があります。

しかし近年騎士の子孫と王家が癒着し
彼らにすり寄る貴族達が利益を得ており
隣の侯爵家もその一派に連なっている事から

受様は司教の子孫で辺境伯である攻様と
政略結婚する道を選びます。

1年以上の婚姻関係があれば親族として
認められて爵位継承が許されますが

今の攻様は近しい血縁者がほぼいない
天涯孤独な状況なため

受様は1年の間に
攻様をメロメロにして爵位を奪い
1年後に離婚して強大な地位と名誉を
手に入れようと画策します。

実は攻様と受様は過去に親交がありましたが
ある出来事で受様は大切な友人を失なったため
攻様への復讐も兼ねての計画なのです。

攻様との結婚話は問題なく進み
辺境伯領で出迎えてくれた攻様は
受様との婚姻を心から喜んでいるようです。

果たして受様の計画通りに事は進むのか!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿、加筆しての書籍化で
辺境伯の攻様と離婚前提で結婚した受様の
オメガバースになります♪

恋愛面では受様が悪役令息モノぽい雰囲気で
誰かの為でも素直にそれを現わさないツンデレ受と
受様の言動の真意を読み取れる溺愛攻の
すれ違いラブコメディぽいのですが

攻様は受様を溺愛していて
受様が好意を寄せる相手には嫉妬もするのに
なぜか受様との未来を諦めている様な気配があり
結婚を喜んでいる攻様の真意が見えません。

そうこうするうちに
モンスターの襲来で攻様が生死不明になり
公表された攻様の遺言書が衝撃的でしたが
受様が与えられた権利でバチバチ交戦していく姿が
とても爽快でした♪

国内の権力抗争や派閥争いが絡んでの展開は
ワクワク&ドキドキ盛り沢山で
とても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

2

優しく逞しく愛情あふれる作品!

実家のために政略結婚を目論見、辺境伯のアルファ、ライオネルのところに嫁ぐオメガのノア。計算高く性格は悪い、美貌な見た目だけが取り柄と言われ自身もそう思っていますが読み進めるとそうは思えないところがいっぱい。家族思いで弱き者に手を差し伸べ心根の優しさを感じました。一方、ライオネルは純粋でノアを大切にし何でも言うことを聞いてくれる。ノアの思惑通りに事が運んでいきますが裏腹にライオネルに心を寄せるように。過去のことなど葛藤もある中、ライオネルの秘密を知るノア。彼からの手紙は読んでいて切なく胸がいっぱいになりました。でもそこで気持ちを落としたままではないノア。そこから奮闘が始まります。愛する人を信じて守る姿はほんとに頼もしくかっこよく愛に溢れていた。必死に戦う姿のノアに胸を打たれました。なんとかならないのか、なんとかしてほしい。祈るような気持ちで読み進めました。事の真相が明らかになっていく中、一番感じたのはお互いの優しく深い愛でした。この愛が解決へと導き更なる幸せへ繋がるものなのかなと。
切ない展開が続きますがそれだけではなくノアの心の声を聞くとちょっとクスッとしたり緩急ある展開、言葉選びに読む手が止まらなくなりました。ライオネルといることが自分らしくいられると気づくノア。照れ屋さんで素直になれない時もあるけれど自然な笑顔が出せるようになってよかった。周りのキャラも個性豊かな面々で彼らによってノアやライオネルの人柄を感じるところもありました。こんな幸せな未来だったなんて当初の予定とは全く違うときっと二人が一番感じているんじゃないかしら。でもその幸せを手に出来たのは二人の愛の力。とても尊き愛だと思いました。強かで策士のノアでしたが果たしてどちらが策士だったのか、伏線を回収しながらそこのところも楽しませてもらいました。物語の運びとキャラの人柄に惹き込まれすごく嬉しい面白かったです。

2

すごい盛りだくさん!次から次へとハラハラ

とっても良いお話でした。
ノアが転がしてると思ってたライオネルでしたが…。

大きな誤解やノアの知らなかったライオネルの事情とか。そういうことを明かす前に政略結婚が始まりますので、後からわかるたびにそうだったの〜!を繰り返します。

ライオネルがノアの願いを全て叶えてくれた頃にはノアは…。

凝ってますし因果応報で勧善懲悪で。ノア、どんだけ優秀なの?セオドアも!いつの間にそんな証拠を!?

次から次へと問題を解決していき。
ノアの思惑はみんなライオネルにお見通しですね。ライオネルの呪いのところでは愛ゆえな暴走と献身に痺れました。

最後まで本当に盛りだくさんでしたね。

個人的感想で本当に何様?なのですが、文章や文体やキャラの作り込みというのでしょうか。もう少し仕上げたら滅茶苦茶良くなったのでは?

何箇所かアレ?それでいいの?なキャラの行動があり。気になりました。

助けたいから、愛してるから、そばにいたいから、生きててほしいから、誰かに盗られたくないから。
原動力は愛ですね。

2

二人の大きな愛に涙無しには読めません

訳あって拗らせているノア。悪ぶっていますが、言葉の端々や行動は全て優しさに溢れていて。
こんなノアには、ぜひ幸せになって欲しい!って心から応援したくなりました。
そして、そんなノアを大きな愛で包み込むライオネル。思いの丈が書かれた手紙は、読んでてもう大号泣です。
二人とも、不器用ですが、互いに愛に溢れていて、周りの人や何よりも相手を幸せにしたいと想って行動する姿は同じ。こんな二人だからこそ、こんな素敵なハピエンになったのだろうなと思うだけで、涙がにじみます。
ドキドキハラハラする展開に、ページをめくる手は止まりませんでしたし、二人の恋の姿にキュンキュンして、ずっと飽きることなく読み進めました。
こんな素敵なお話を本当にありがとうございました。

3

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