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表題作櫻狩り 上

斎木蒼磨
斎木貿易商会代表取締役
田神正崇
書生、17歳

あらすじ

『ふしぎ遊戯』『妖しのセレス』等超人気作をもつ渡瀬悠宇が満を持して放つ!これまでの渡瀬作品とは一線を画す記念碑的作品。其れは、大正九年。僕が、数えで十七の春だった。僕を殺して呉れないか。時は大正九年。一高入学を目指して志高く上京した田神正崇(たがみまさたか)が奇しくも出逢ったのは、謎めいた美青年、俟爵家の御曹司・斎木蒼磨(さいきそうま)だった。その時から、正崇の運命が狂おしく迸りはじめる――。 愛憎入り乱れる、美しくも悲痛な大正浪漫幻想譚!
出版社より

作品情報

作品名
櫻狩り 上
著者
渡瀬悠宇 
媒体
漫画(コミック)
出版社
小学館
レーベル
Flower comics special【非BL】
シリーズ
櫻狩り
発売日
ISBN
9784091790262
4.5

(99)

(80)

萌々

(7)

(5)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
20
得点
448
評価数
99
平均
4.5 / 5
神率
80.8%

レビュー投稿数20

どろどろ

おすすめしてもらって買いました。
紙本で買ったので、サイズと、重さにびっくりしました。買う方は注意ですね、
受けの人がみんなおんなじに見えてしまったのは私だけですかね、、ちょっと気になっちゃいました。

愛が深すぎるがゆえの、無理やりが好きなのですが、、ちょっと苦手寄りの無理やり描写でした。愛があるのかな?と、、愛しているのはわかるにはわかるんですが、、うーん、分かりずらいのか、私が理解不足なのか、攻めの表情が能面すぎて。

1

既視感あり

同じ時期に2人の方にオススメされて読み始めました。世代が違うのでこの作者さんの少女マンガは全く読んだ事がないです。

この時代設定の光と影感。確かに好きな感じではあります。美しい当主と、美しさに狂わされた人達。なんでそうなるかねーってお耽美感。

蔵に閉じ込められたアルビノの妹。
家族との問題、キャラクターのいろんな感情が入り乱れてます。

上巻だけの感想としては、なんか既視感あるなーと考えてたら横溝正史作の映画[蔵の中]のテイストに似てる。(話は全く違います)
あの映画にインスピレーション受けたのでは?なんて思ってしまいました。

コロッケのエピソードやお古のタキシードに着替える時ガラス越しに映る姿を見てる所とか好きでした。

なんか表紙の感じからしてこの作品バッドエンドっぽいですよね?

先に進みたいと思います。

0

大好きな作品!

激動の時代の中、環境や周りの大人たちに強いたげられた少年(青年)の物語です。
ぜひ、男性同士の性的な描写に抵抗がない方には読んでほしい作品です(笑)
決して明るい作品ではありませんが、オススメです。作品の内容はもちろんですが、コマの流れが素晴らしいなと思います。←説明が難しいのですが、映画を観ているような気分になります。

作者の渡瀬先生はBLのつもりで描いたわけではないと仰っているので、ご本人に伝える時には注意した方がよろしいかと…

1

お耽美ドロドロ

おススメされて紙で購入しました。デカい(A5)、ハードカバーでずっしり重い。

お耽美ドロドロメロドラマですね。

主従モノは好きなんですが、田神が私が思うそのイメージじゃないのが残念。
書生だとしてももっとキリッとストイックな感じだと好みだったんですが。

田神は世間知らずで向こう見ずな感じが、少年漫画によくある主人公みたいでそこが苦手で。
こういうキャラだから蒼磨みたいなタイプを動かせる設定なんでしょうけれども。

蒼磨は蒼磨で、どんな時でも、たとえ動揺していても、田神を襲う時でも同じ顔なんですね。能面みたい。あ「西洋人形様」と呼ばれてるんですもんね。そりゃそうか。

2人に全く感情移入できないので、客観的に読めます。今のところ萌えどころもなく、既視感しかないですがw

1

打ちのめされた

表紙の雰囲気、フォロワーさんのツイなどから心して読んだ方が良いだろう。
まぁ、お耽美グロ耐性あるから大丈夫やろ!!
大正浪漫、お耽美うふふ~と思って読んだら上の上の上いく魂のぶつかり合いで!!!
一気に3巻読みましたが、感情どちゃくそゾワゾワ。
すごいの読んでしまったという充足感と喪失感がすごすぎて変に爽快な気持ちになりました。

上巻は序章なのもあって、血なまぐさい雰囲気をそこかしこで感じながらも、
訳ありな美しき華族の主人と洗練潔白猪突猛進型の書生が
この時代ならではのしがらみの中で心を通わせてくのがとても美しい。
なんといってもセリフ回しが美しい。
純文学的なまっすぐで儚い言葉。ちょっと堅苦しい感じが物語を底上げしてます。

パーティーのごたごたや川開きでの会話は
二人それぞれ想う気持ちの特別さを感じられてとても好きなシーンです。
特に、「好き」という言葉は~という田神のセリフと笑顔。じんわりきました。

主従関係の中で特別さを増してくの良いですよね~
不穏な雰囲気とこの優しいエピソードの入り乱れ方が絶妙で!

モノローグなどから何かしらでこじれるのは予測してましたが
田神が何があっても付いてくっていったくせに拒絶するとか酷い!
信じてた人の汚い面を見て衝撃受けただろうけど、そりゃないだろー
蒼磨が求めるほどに田神との溝が深くなるのが切なくて辛くて。
周りも不穏な人、見て見ぬふりの人ばかりでどうなってくのか…
これってハピエンになるのーーー
怖いけど止められない…で一気に読んで、読み返し…

エロスは「死に至る程 我を忘れる愛」~
の一節が、潔癖な田神に対し肉欲と愛を諭しているのかとか
ぐっちゃぐちゃに相手を求めるほどの溺れる愛~えろいなとか
ムフフって気分で読んでたんですが、
エロスより無償の愛を求め続けてたことを深く感じ入った今は
また違った印象を受けます。難しすぎて言葉では表現できないんですけど!!

衝撃的な展開やキャラクターが印象的ですが、
大正時代の雰囲気や言葉も本当に素敵で文学作品としても良質でした。

1

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