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元々擬人化は好きなんですけどね。そして虫の擬人化はすでに「ごきぶりくん」でいい目を見させてもらったので、そことの比較勝負。
うん、この本も勝るとも劣らない。
相手を愛しても、常に「自分は食料なのではないか」と思われてしまう、そしてそもそも食わないと生きていけないジレンマをもつクモたちを攻めにしてしまうことで、
面倒見と人が良すぎて力が出せなかったりするしおりや、心の中が冷たすぎて何もかも信じられないアロウというなかなかのいいキャラクターが生まれちゃってます。
いつのまにかしおりの家に住みついちゃってるハチっ子やテントー虫ちゃんたちも可愛いし、受けの方が強いwナナフシ×ハナカマキリのカップルとか、しおりに牢にいた餌を全部逃がされたアロウにそれでもついていくシロカネイソウロウクモのしろがねとか。
そこは蜘蛛二匹以外は都合よく虫の姿に描かれたりなんかするのも可愛い。
突き合わせの二遍も虫の持つ宿命を深く見ながらの話しでじんときました。
でも愛し合う(そして片方は死別したはず)人間と虫を人間にしてしまう!
・・・というご都合すぎねーかwwと思うくらいハッピーエンドにまとめまくってくれる神様が邪険に扱われまくってる(というか書かれ方が超ぞんざい)のは御景さんらしいw
私は虫が大好きです。
と小学生の頃、作文に書いたことをこの作品を読みながら思い出しました(大好きと言っても一部の虫は例外ですが^^;)。
1冊丸ごと森の中に棲んでいる昆虫たちを題材にして描かれた作品ですが、ほのぼのでコミカルな雰囲気に所々に切なさが混じって、なんともジワっとくる作品でした。
たまたま雑誌でしおりとみどりが出会った頃のエピソードだけを読んでいて、なんだか切ない終わり方だったので、この本を入手してから中々読む気合い(笑)が入らなかったのですが、もっと早くに読んでおけばよかった。
全体的に見ればハッピーエンドなので、読後にはほんわかと暖かいものが残りました。
どのエピソードもよかったのですが、私は特に昆虫の中でも大好きなアブラゼミのエピソードが一番好きかな。
カマキリも好きだし、テントウムシやミツバチも可愛いので甲乙つけがたいのですが。^^;
しかし、今も昔も大の苦手なゴキちゃんが出てくるとは…大抵の人から嫌われている虫を主人公にするなんて、なんかみかげさんの愛を感じましたよ。^^
御景椿さんの擬人化もの、大好きです。絵も好みで、毎回キュンキュンします。
今回はいろいろな虫の擬人化です。その中に、なんとあの嫌われ者のゴキブリ(!)が出てきます。
「よりどり恋みどり!」
睦月が上京してきた引っ越し初日。その部屋にはすでに主と名乗る人が住んでいました。クロさんと名乗るその人は、過去のつらい経験から人間不信になっています。でも、睦月はクロさんを怖がらずに、自分の話を聞き応援してくれるクロさんに惹かれていきます。種族を超えた大きな愛でクロさんに告白する睦月にキュンとなりました。最後の神様の計らいにも、心がホッコリしました。
現実の虫(特にゴキブリ)は苦手で大っ嫌いなんですが、お話のように可愛かったら少しは好きになれるかな~と、御景さんのおかげで少しだけ、虫に対して考え方が変わった1冊でした。
この作品は私のツボはまった~っ。
内容としては3つの作品がそれぞれ数話ずつ入っているのですが
それぞれに昆虫系の擬人化です。
昆虫も人間と同じように嫌われ者が登場し、
何だか切なく涙です(ノд-。)クスン
●昆虫の中では蜘蛛は自分達を食べちゃう敵なんですが
蜘蛛にだって良い奴はいるんだ!!的なストレートなお話。
嫌われ者の方の蜘蛛も、昔ひどい裏切りにあって
昆虫(?)不信状態だったけど、
健気に側で支え続けた別の蜘蛛のおかげでハッピーエンド(*´∀`)
●2話目はセミの擬人化と人間のお話です。
セミって土の中で数年、地上に出て2週間。
土の中にいるときから、その人間を見続けてたセミ。
(どうやって?なんてそんな疑問は持たないでくださいよ(゜∇゜ノノ"☆
地上に出て来たセミに人間の方も恋しちゃうんですが
2週間後にそのセミの姿は無く…
だけど何処からか神様出てきてハッピーエンドになってますvv
●そして3話目これは人間とゴキブリの擬人化!!
田舎から状況してきた人間のアパートにゴキブリの擬人化が住み着いてて
その人間を脅すのですが、天然な人間にはそれは通用せず
一緒に暮らし始めていくのですが…
ゴキは人間に優しくしてもらった事なんかなかったので、
同居の人間に
人間の方は、田舎から都会に出てきて慣れずにるのを
応援してくれるゴキにそれぞれ恋をして結ばれるストーリーvv
そして何故かここにも神様登場でゴキは人間へと
幸せに暮らしましたとさ(*´∀`)ん?
とにかくすべてがストレートなクサイ作品なんですが
何かがツボに入るお話です。
とても可愛いイラストなのですが
クモやハチ、カマキリ・・・
なのです。
動物だけではなく色んな擬人化があるのか・・・と読んでかなり後悔しました。
コガネグモのしおりはとても優しい。貧相な家に質素に生活をしている。
蜘蛛の巣にひっかかったエサである蝶のみどりを好きになる。
みどりは蜘蛛の巣にひっかかりもがき、羽がちぎれてしまう。
エサにしないから一緒にすもうと伝えるものの、エサが食べれず体力が落ちていくしおり・・
クモ仲間にしおりをエサとして奪われてしまう。
人間で描かれているものの
蜘蛛にしかみえず
苦手な世界がリアルにうかんで
気持ち悪くなってしまいました。
獣は大丈夫になったのですが
それ以外はまだ無理でした・・・