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表題作イロメ

桃山
高校生
野田
社会科教師

同時収録作品花いちもんめ

小野崇
新高校一年生
森崎
怪我で休学し高2なのに20歳

同時収録作品うらはら/あつくてつめたい

ナオシ
しっかりものの幼馴染・童貞
光彦
彼女はいてもナオシが好きだった・非童貞

同時収録作品カオス

壬生谷隆平
大学生で2年前の卒業生
白川
高校の物理教師

その他の収録作品

  • 花いちもんめ
  • うらはら
  • あつくてつめたい
  • カオス
  • 先生の写真

あらすじ

そっけない銀縁眼鏡のむこうから、野田先生は俺に信号を送る。ここ、テストにでるぞ。ここ覚えとけよ。でも、先生、ほんとに送りたい信号はそれなの? 先生と生徒、先生と卒業生、先輩と後輩、幼なじみの同級生。校舎の中で生まれ、育ってゆくいろいろなイロコイを描いた、描き下ろし満載の草間さかえ傑作読み切り連作!
出版社より

作品情報

作品名
イロメ
著者
草間さかえ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
イロメ
発売日
ISBN
9784403662171
3.7

(113)

(39)

萌々

(30)

(32)

中立

(5)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
37
得点
416
評価数
113
平均
3.7 / 5
神率
34.5%

レビュー投稿数37

学園ものイロイロ揃ってます!

あ、唯一王道の教師×生徒がない! 自分自身がどちらかというと生徒×先生が好みなんで無問題なんですが。

ひとつの学校のあちこちで行われてる話を寄せ集めた的なオムニバス形式の一冊です。
生徒×教師2本、後輩×先輩、同級生のがありまして、よく考えると同級生以外は年下攻めですね。
年下攻めが好きなので、かなりぐっと来る話が多かったです。
どれもこれも、なんだか切ない。
切なくて、切羽詰ったものを感じる。
よく考えたら、結局書き下ろしでしか具体的にいたしてないのに、この満足度なのは、色んなタイプのカップルが見られて、それぞれに完成度の高いいいお話だったからだと思います。

私はどれもそれぞれ好きなんですけど、「カオス」が好きでしたね。
最初の登場は結構クールでかっこよく見えた白川先生が、実は結構乙女で、ひげも許せないほど自分の容姿に自信がないっていうのがかなりぐっと来ました。
それを飄々と受け止めてくれそうな壬生谷くんの将来性にも期待大!
他のカップルも、正直もっとじっくりと見たいなと思うほど、どのキャラも魅力的でした。
絵柄さえ受け入れられれば、買って損はない一冊だと思います。
この絵柄、ハマるとクセになりますよ。
端々の表情やしぐさがエロいのもいいです。

8

空気感

たっぷりとした空気感を味わう作品。
春の明るくかすんだ空のような、
不透明で、でも、キラキラと妙に明るくて
曖昧で、未分化で、万能感と無力感が同居した、
「高校」という、猶予時間の中でこそ醸される、
淡い味わいの、ストーリー
クロッキー画のような、リアルだけれど省略の効いた絵柄と、
ぎりぎりまでそぎ落とされた、セリフとモノローグ。

そんな緊張感ある本編と、各編ごとに付いたおまけのギャップも楽しいです。
どんなに本編がシリアスでも、オチを付けずにいられない、業の深さがかいま見えます。

4

イロケがあります

草間さんは作家買いしてます。ストーリー重視で小説読む方にも入りやすいと思います。
濃厚なプレイじゃなくてもイロケを出せる作家さんです。

>>イロメ
生徒×生徒を好きだが不器用にしか伝えられないメガネ教師

>>花いちもんめ
新入生×先輩

>>うらはら
面倒見がいい×執着一途

>>カオス
一途な生徒×トラウマがあり踏み出せずにいる美人教師

「うらはら」以外は、基本 一途年下わんこ×不器用でツン(見た目ちゃんと男だけど、一途でかわいい)
てかんじでしょうか。

2

色目使い

タイトルのイロメのとおり、色目を使うのがとても
うまいです。
表題作の「イロメ」の野田先生の目は、エロい。この先生、ちょっとサッカーの反町監督っぽい。選手に涙ながらにわびたというから、設定もはまっている。もしかして、話の中のような出来事が!?
まぁないでしょうねw
草間さかえさんは、しっかりしたワールドがあって、
どの作品も昭和の香りがします。
平成BL×昭和BL
昭和BLとは、夏は畳の上で汗をかきながらいたしている
ジットリ感、そして冬は、灯油ストーブを炊きながらコタツの中でいたしているような密着感です

1

行間から漂う色っぽさ

短編集。表題作の「イロメ」はその中でも更にショート!
超短編なのに、ドキドキが満載。先生の色目にゾクゾクしました。

収録されている作品、どれもこれも好みですが。
その中でも特に好きなのは『カオス前後編』。
一途な壬生谷と可愛く愛されたい白川の「運命の出会い」。
登場するどのカップルにも言えますが、
この二人には特に幸せになって欲しいと思いました。

1

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