明日、地球が滅んでも別に構わない、なんて思っていた。

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表題作エンドレスワールド

イッキ(池田イツキ)
トシミツの元相棒
トシミツのいとこ

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

怖いもの無しで自由奔放に生きてきたイッキが見つけた場所は
町の小さな洋食屋。
デッカイ心を持つ店長の人柄に惚れ込み働くことに。
そこへ偶然現われた「龍」から「トシミツ」という懐かしい名前を聞く…。

「トシミツ」という自由の象徴に囚われ続けるイッキと龍。
3人が出会うべくして出会った過去と、その先の未来が繋がる。

それぞれの刹那な想いをリアルに描くBLを越えた蛇龍どくろの青春群像。
セカンドコミックスついに発売。
出版社より

作品情報

作品名
エンドレスワールド
著者
蛇龍どくろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784904101247
4.1

(71)

(45)

萌々

(8)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
24
得点
284
評価数
71
平均
4.1 / 5
神率
63.4%

レビュー投稿数24

文句なしに好き

読み始めたとき、イツキ×オッサンかと思ったのに最終的にオッサンは掛け算には関係ないのねヾ(・´д`・;)ノ
そんでもうまく作りこんであるなという作品。

働く飲食店で大好きなオッサンの料理を汚した少年をぶちのめした。その少年、じつは昔の親友の甥っ子で、そこから始まる~な話。
まさか、登場してきたとき(少年)は、絡んでくるとは思わなかった。普通に雑魚きゃらだとおもってたのに(酷)

ドラッグ~な話も含まれて降りまして、じゃっかん裏な感じの印象もあり。けれども、それが妙にリアルというか人間臭いというか。すごくそこが読者をひきつけるところかなと思ったり。

少年、龍って名前なんだけど、この子が最初はどうよと思ったんですが、最後すごくかわいいのヾ(*´∀`*)ノキャッキャ♪
ヒトエだし、眉毛ちょっとだしのっぺり顔の不細工ちゃん系なんですが、よく泣くその顔とか、笑った顔とか。表情の描き方がすごくウマいんですよね。たまらない。
優しくしなくていいから・って。
本当は好きで。
そんなのがすごくね。
心にシュンとしみまして。
最後のカラス。
トシミチの死。
それから・・・・・・。
なんにせよ、龍ちゃんかわいすぎorz
これからはブサカワの時代ですぜ皆の衆w

8

新ジャンル

BLでは珍しい部類に入るのではないかと思われる作品だなと思います。
まず、ドラッグが絡んでくるBL作品を読んだのは初めてでした。
そして女体、というか男女の性描写がここまで盛り込まれている作品も初めてです。
全体的にシリアスな作品なので若干鬱になりそうですが、そこは所々入ってくるギャグ要素でカバーされているのではないのかと!
いっそBLなのが勿体無いくらいストーリーの完成度が高い!帯での作品紹介にもある通りまさに「BLを越えた」作品だと思います。

6

最期に見た風景…そこには何があったのか。

以前ある作品で同人活動されていたどくろさんの作品を読んですごく好きになってサイトに頻繁にアクセスしてたんですが、なかなか商業BLの方には手が出せてなくて…この作品がどくろ作品初となりました。

ちるちるさんでの皆さんの感想を読んだ上でかなり覚悟を持って読んでたのですが人のいる前では読み切ることができず、改めて後で1人じっくり読みました。一気に世界観に引き込まれました。誰も知らない未踏の地へと連れて行かれる感覚です。

3人のキャラ達にはそれぞれ苦しく悲しい過去を持ち、そして未来を夢見てその時をそして今を生き生きている。その時を互いに笑いあい、思いやり、感じあい、支え合っていて生きている感じが心地よかった。
また“ドラッグ”というものを、“人間”というものをリアルに描かれています。

昔どくろさんのサイトで見ていたイラストの中には人間をかなりリアルに描かれていて、少しダークな雰囲気の印象を受けていました。他の作家さんが描かないような世界観を持っていらっしゃるんだなぁと思ってたんですが、この作品にはどくろさんの世界観が見事に表現されているのだと思いました。トシミチの心情、心の仲の闇、苦しみは特に度肝を抜かれる描写です。“これぞ蛇龍どくろ!!”というべきでしょうか…。

トシミチは最期に何を見て何を想い鳥になったんでしょうか…。自由が続く世界があったのかなとか勝手に想像しちゃってますがきっと誰にもわからないんだろうな…。何もかもを飛び越えて行った自由の象徴・トシミチが愛おしくたまらなくなりました。最後の最後まで人間くさかった!

これからトシミチに関わった者すべての人間が過去も全部背負い今を、そして未来を夢見て生きていくことでしょう。
今を生きているイッキとロンを繋ぐものには確実にトシミチがいるんですよね。トシミチから救われたこといっぱいあると思います。それを糧に2人には幸せに生きて行って欲しいです。

この作品に出会えてよかったです。レビューこんなに長く書いたのは初めてです。そのくらい思い入れがあります。読んだ人がきっと何かを得ることが出来るはずです、考えさせられることがあるはずです。ここに人間らしさ、感情、人間が持つエネルギー、全てが詰まっていると思います。

イッキとロン同様、私もきっと“トシミチ”という存在を忘れることなく生きていくことになることでしょう。決して忘れない。

6

すげぇ・・・!

BL本で、こんな身震いをしたことはありません…
かっこよすぎる!!!!!
おもな主人公イッキ・トシミツ・ロンの生き様っつか、それぞれの思いは曖昧でなく、…うまく言い表せれないですね…とりあえず、峯山さんは漢だ!!笑
ヤク中であったトシミツの死…それがイッキとロンを引き合わせたのではないかと…それだけトシミツは二人の仲であまりにもだかい存在だったんだと、二人の思いの強さに鳥肌が足りました。
そして、終わり方もなんともよかった、泣きそうでした、いや心の中じゃあ号泣でしたね。
こんな世界にも、こんな生き方があって、こんな思いやりがあるんだと…すごく深いです、考えさせられました。

そして、受けのロンですが、これがまた本当に可愛いw
先にレビューなさってる方もおっしゃってますが、「ブサかわ」…?とんでもない!超可愛いっすよw
最初「生意気なやつめ」とか思ってたんですが、のちのちナンッテコッタ可愛いじゃないかとw
蛇龍さん世界観にどんどん吸い込まれていくのがわかりました、素晴らしい作品です!!
これは腐ってない友達にも勧めたくなるほどの良本でした*。

【キーワード】
トシミツの親友攻め トシミツのいとこ受け トシミツ×ロン ドラッグ 裏 女がらみあり ブサかわ エロ

5

慰め愛(^O^)/

トシミツがきっかけで出会う、イッキと龍。

トシミツの親友、というか片割れのイッキ。
トシミツにいいようにされて、それでもトシミツを想う龍。

龍がぶさ可愛くて好きです。
トシミツもイッキも格好いいし!

ここまでふたりに想われてるトシミツも幸せ者ですよね。
大好きな作品です。


ですが、薬物・暴力…などなどが頻繁に出て来るので
そういうのが苦手な方は注意です!
トラウマになります!(笑)


特に好きなシーンは
最後の龍に電話をかけるシーンです。
泣きそうになりました。


読み終わった後もため息が出てしまいました。
読みごたえあります!
終わらないで!もっと読んでいたいと思うような作品でした。

5

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