ボタンを押すと即立ち読みできます!
生まれた時は違っても、死ぬ時は一緒
素敵な本。
買って結構経ちますが、20回ぐらいは読みましたかね
友達に貸したときの熊田さんの人気がすごい
わりとギャグ要素が多いんですけど、節々に萌えが詰まっている感じ
表題作は、熊田さんが、ほんとに格好いい。しかし綺麗。この本読むと、落語に興味が沸きますね。
ストレートの良さをひたすら感じる
表題作が一番良かったんですけど、次は「あかぎくのうた」でしょうか
シリアス系ですが、何度も読みましたね。
辛くなる内容かもしれませんが良い。
東京漫画社を贔屓にするきっかけにもなった作品
もっと読まれて欲しいなあ
とにかくはたから見ていて萌えそうな二人をいっぱい見られました。
描かれたテーマも凡百な物とは違いすぎる。
たとえば「あかぎくのうた」では恋愛を意識した時点で、
それはすでにさようならの合図であるような「幸せになることが不幸」という
ジレンマ過ぎるジレンマ。
「赤と青」での兄弟愛なのか恋愛なのかの境目曖昧なものを
定義づけちゃうことの難しさ。
「なでしこGALAXY」は思わぬ大当たりを引いたと思わされた作品で、
学生時代にうっかり「あっちの方が可愛い」とナンパな木野に指されてしまった
女顔がきっかけで女優として再会してしまった日向の見た目のカワイサと
中身の完膚なきまでの男っぽさのコントラストがもう・・・
表題作「隅田川心中」は破門された人生のつまづきさん、熊田とはなっからアホすぎて人生つまづいてる純朴さん、大川の見事なる人生復活ストーリー。
闇落ちが何より嫌いな私にとってこういう華麗なる「闇からの復活」ものって見ていて清々しい気持ちになるのです。
どさくさに紛れて熊田に振られちゃったアヤさんが「自分に足りなかったものは何だったのか」を思い直すストーリーもしんみりとして好き。
君も普通にいい女なんだからいい相手と幸せになってほしい・・・と思ってしまうのです。
そして、どうやら熊田さんが受けで、日向君が攻めっぽいのが衝撃的。
実際にやっちゃうところまでやったら逆に引いてたかもしれんので正解か。
単に面白いだけでなく「その後の彼ら」を想像する余地と素材が十二分にあり、
書かれてないこと自体がいいような気がする神作品です。
中卒おバカさんはよく見かけますが、この攻、大川くんはなんと小卒。あと三年間あったはずの義務教育をスルーしちゃった子です。
だからでしょうか、難しい言葉を使うとか、取り繕うとかいうようなことはしません。何ごとにもストレート。好きなら好き、です。
印象的だったのが彼の、
「すきってなんで2文字しかないんすかね…………そんな簡単な…きもちじゃねえのに」
という台詞。はあ、確かに。と納得しました。でも、二文字しかないからこそ伝わるし、また大川くんの場合は「小卒おバカ」という設定つきなので相乗効果でキュンキュンです。
「バカでも言えるように2文字なんじゃねえか?」という熊田さんの返しもいいです。
また熊田さんから落語家に切り替わる瞬間がかっこいい。ギャップ萌えです。
後半、アヤという女の子が絡んでくるのですが、それが切ない。ほんの小さなことで、恋が叶うか決まってしまうという。
合間合間の作品解説ページも面白いです。後書き好きにはたまりません。
表題作以外も、笑えたり、切なくなったり。
一本目の「あかぎくのうた」は特に物悲しい空気が流れており、胸が痛い。
こんなかんじで読後感もいいので、カバーをめくるとちょっと後悔するかもしれません。
この作者さんの特徴として、BLだけでなくて人間を描く方という印象があります。
隅田川心中の短編は何より好きな話です。
日常があり感情は日々そこまで揺れ動かないように当たり前のように淡々と進んでいきます。淡々としながらもどこかさみしい。人間への愛おしさもある。
漫画として読んでいただきたい作品です。
ギャグ短編は突っ切っていて一転めちゃくちゃ面白いです。
「傘を持て」でたうみさんを知り、東京漫画社の2冊(本作と「恋と罪悪」)でさらに好きになりました。
いま流行っているような分かりやすいBLに慣れ親しんでいる読者(私含め)は、たうみ作品に関しては「傘を持て」→「恋と罪悪」→「隅田川心中」という感じに発刊順に逆らって遡っていくといいかも。
この時代の東京漫画社らしい雰囲気だなって思います。読み返す毎にじわりじわりくる感じ。好きです。
「あかぎくのうた」
愛の歌が聴く者の胸に響くのは──
愛の歌っていうのは結局のところ哀の歌なんだろうなって思う。
満たされてしまっては歌えない哀の歌。
さらりと切なく、あとを引きます。
アルバムの1曲目と同じで中盤に置いていたら埋もれたかもしれないけど、1番目に置いてあることでとても綺麗に映えたと思う1編。
そしてなんと、これが作者が初めて描いたBLだそうです。暗い…!暗いよたうみさん…!(好き♡)
「赤と青」
小さい頃にちょっといやらしい事をし合う仲だった兄弟のお話。
仲良しが行き過ぎて距離の近付き過ぎた兄弟が思春期になって距離を取るって話が私はどうやら大好物なようで。笑
幼馴染とかでもいいんですけど、やっぱひとつ屋根の下にいる兄弟の方がね、萌えます。(変態ですまない)
おバカな2人、お幸せに♡( ´艸`)
「なでしこGALAXY」(全2話)
アイドル業界モノ。
暗め、地味めで淡々と綴られるトーンが多いたうみ作品の中ではなかなかコミカルに振り切ったお話でした。
アイドルというには若干絵柄に華が足りない(失礼)気もしますが、キメ顔ON/OFFで笑わせてくれる脇役の樹ちゃんがアイドルの華部分は無理やり背負ってくれてますw
どこまでも男らしいあずさちゃんのキャラに惚れ♡
ナオトが尻に敷かれるのは目に見えていますが、それぐらいでちょうどいいのでしょう♪
エッチシーンないけど、あずさ×ナオトだよね?と勝手に思っています。
「隅田川心中」「ごまとまぬけと」「三千世界の鳥を殺し、」「宮戸川心中」
インテリっぽいのに掃き溜めみたいな場所でチンピラよろしく生きている人生迷子の〔熊田〕と、頭が弱くて流れ着くべくして流れ着いた感じのおバカチンピラ〔大川〕。
落語を題材にしたチンピラ2人の人生劇場、という感じでしょうか。
雲田はるこさんの「昭和元禄落語心中」を読んで以来、落語=お笑いってイメージだったのが落語=ロックだなって思うようになったんですが、そんな私の勝手な落語のイメージにちょうどハマるようなお話でした。
大川みたいな奴が好きなんです。真理をサラッと言う。
手を取り合って掃き溜めからの逃避行。
「傘を持て」、「恋と罪悪」、そして本作。たうみさんが描く「人生は駆け落ちだ!」みたいな作風がまたこれロックで良いのです。
逃げて流れた先は、熊田の元いた居場所「寄席」(熊田は元落語家)。話は粋に転がっていきます。
女の子を主人公に置いて描かれる「三千世界の鳥を殺し、」が何気に一番グッときたなぁ。
カバー下は「男らしい♡(キュン)」から「漢らしいー♡♡♡(ギューン)」にパワーアップしているあずさちゃん(とナオト)でした♡
エッチシーンないけど、あずさ×ナオトだよね?と勝手に思っています。(間違いない)
【電子】シーモア版:修正-、カバー下○、裏表紙×
leeとsoupさま
「いただきますとただいまと」まだ読んでないです!
とびきり魅力的な脇キャラ…どんなキャラなのかな??次それ読んでみます♪
こちらこそコメントありがとうございました。嬉しかったです!
leeとsoupさま、はじめましてですね!
コメントありがとうございます^^傘を持てで印象的なレビュー書かれていた方だ〜!と私いま密かに喜んでおります。
触れてないけど、このよのはじまり〜も好きです!
私は、あちらは少しメロドラマ色が強いところに麗人っぽさを感じて、これはこれで違った雰囲気のたうみさんだわ♡なんて思いながら読み終えておりました。
たうみさん良いですね。まだ全部は読みきっていないので次は何読もうかなぁ〜とスローに楽しんでます♪
BL作家さんが描いてくださる落語の世界って男の生き様!みたいな描かれ方がカッコ良くって、いつの間にかそんなイメージになりました。ロックです!