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交渉人シリーズ2作目です。
いきなり芽吹がホストとして働く場面から入っており、そういう話運びが本当に上手いし面白いです。
交渉人として、相手と交渉するだけでなく現場に潜入したり裏をとるために関係者から話を聞くのとかも興味深く、時には笑い要素もあり楽しく読めました。
裏社会のお話ですから、暴力的な展開もあるにはありますが兵頭が本当は人情深く義理がたい人物なので後味も意外と温かいんです。
前巻では身体先行で絆されたという感じのあった芽吹でしたが、すっかり兵頭を頼りにしていて愛情を感じている様子でした。
最後には身体もしっかり繋がって…満足満足。
濡れ場も始まりから、次第に熱が高まって放出されるまでがしっかり描写されているところが大変良きだと思います。
周りのキャラクターにも気になる動きが。
キヨと智紀って、そういう感じになるのかな?
そちらも気になる所でした。
事件ものシリーズのパターンに則り、二冊目は濃い目の事件で一冊まるごと使っている。コメディ要素も強くなり、軽く読めるラノベ感。テンポが良くて面白く、いくつかの決めシーンは画面的に映えそうだと思った。
今作はタイトルにもあるように、人を信じる信じないの精神論を絡めて進む。理想に縋る芽吹は、主人公としてある意味完璧なんだろうと思った。人としてってことでなく、傷のある人間が共感を呼ぶ論理を組み立てて魅せる、創作主人公としての完璧さ。
私は綺麗事が苦手な質なので、一歩も二歩も引いて見てしまうタイプのキャラ。好感度が高いのはなんとなく分かる。
兵頭は芽吹のピンチに必ず助けに来るし、嫉妬心を隠さずメラメラしていて、こちらも攻めとして完璧。口説き文句をつらつら述べてくれるので、BLの醍醐味をしっかり味わえる。粗野で下品なとこもあり、古いような逆に新鮮なような空気を感じた。
過去の犯罪が今も深い心の傷になっていて、自嘲気味に攻撃的になる様子が辛い。同時に情の深さなんかも見えてきて良かった。
事件は新キャラを登場させつつ綺麗に終了。メイン二人は発展したことになるのかな?肉体的には進展したが、芽吹がどこまで認めているかはまだ分からない。
エロシーンはラストのしっかりめのものも良かったが、手錠で繋がれた中途半端なときの方がどきどきして好きだった。
一冊目から個人的推しのキヨ。ちょっとBLの匂いがしてきて残念。彼には誰ともくっつかず、孤高の癒やし系キャラでいて欲しかったなあ。
前回から何度か体を重ねている2人。まだ最後まではしていないけど、心の距離はグッと近づいた感じだった。
芽吹の正義感の強さや仕事への想い、兵頭の優しさ芽吹への思いの強さが伝わってきてとても良かった。1番最後のさゆりさん視点のお話。兵頭の優しさと芽吹の気持ちが伝わってほんとに良かった。
徐々に近づく2人の気持ち。次回はどこまで進むのか楽しみだな。
やはり人気シリーズだけあって面白かった!
夫婦漫才ぶりもだけど、兵頭の舎弟もいい味出してるっ!
そして、キヨ!可愛いっ!大好きっ!
芽吹の先輩も登場して、来るだろうな~とは思ったけど、やっぱり登場して兵頭とバチバチなの面白かった~。
友情と思ってるのは芽吹だけだよね!?
そして、兵頭の過去もだんだんわかってきて、兵頭いい男だな~と。
一応高校生の時のは別にして、やっとアナル解禁!
媚薬で生って私も入れる方に影響無いのか時々気になってたので、リアルで面白かったです~。
この作品はファンタジーなBLな中にリアルっぽさが絶妙にブレンドされてるのがいいな~と。
それにしても、冒頭にでてきた満男、上京の背景も描写してるからもっと事件に絡んでくるのかと思ったらその後ぱったり。
いつ事件に関わってくるのか気になって気になって・・・
再登場しないうちに終わってた・・・何度も名前確認しちゃったw
潜入した先のホストなだけでモブでもいい位なのに名前あるって、そこはなんか拍子抜けでした。
小百合さん視点のエピローグ良かったです~
涙ひと粒ぽろりしました。