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表題作男爵の愛人

氷室叶
氷室男爵の息子で銀行員
北条玲一朗
名門北條家の令息

あらすじ

「俺はお前のなんだ?」「…主、です」名門北條家の令息・玲一朗は、病弱な妹の身代わりに、ある男とともに英吉利行きの船旅に連れられることになってしまう。
その男・氷室は、清廉な玲一郎を過去に唯一汚したことのある相手…。
一度きりの過ちと拒絶したはずだったが、再び現れた氷室は権力を嵩にかかり、玲一郎のすべてを支配しようとしてくる。
閉鎖された空間でふたりきり、玲一郎は、氷室に忘れた筈の甘い狂おしい快楽を無理やりに引き出され…。


作品情報

作品名
男爵の愛人
著者
日生水貴 
イラスト
竹中せい 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775512920
2.2

(4)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
7
評価数
4
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

鬼畜かと思ったら甘い

好きな子いじめの意地悪攻めと、天然のツンデレ受けの組み合わせです。
実は甘々な2人のすれ違いっぷりを、ニヤニヤと楽しく見守る話です。
2歳差の年下攻めです。
意外なことに鬼畜なことは殆どないですが、少しだけ無理矢理とパーティーでの女装があるので苦手な方はご注意。

氷室男爵の息子で銀行員・氷室叶 一途攻め×名門北條家の令息・北条玲一朗 天然ツンデレ受け
高等学校で一度だけ賭けで関係を結び、それ以来、一切の関係を絶っていた。
父親の融資を取り付ける銀行の担当者が氷室で、融資する代わりに北条家の妹と結婚をしたいと申し出る。
承諾してくれるのなら、すぐにでも一緒に航海をと急かすのだが、妹は病弱で船旅には耐えられないと断る。
ならば、代わりに使用人として怜一郎が来るのならばと言われて、それを受け入れることに。

舞台は豪華客船で船旅で、一等船室に2人っきりです。
復讐とかいうから、どんな鬼畜なことをされたり、言われるのかと思っていたら、服を脱がせて誘ってみせろとか、初な受けの反応が面白くてちょっと意地悪を言ってしまうレベルです。数ある鬼畜攻めを見ている中で、実にソフトです。
いきなり無理矢理抱かれるとかもなく、心が触れ合った時に初めて抱かれます。段階をゆっくりと踏んで、行為の濃度をあげていく所が上手いです。
年下攻め好きとしては残念なのですが、年下攻めの可愛さはあまり出ていなくて、始終余裕のある感じでした。
とは言っても、怜一郎に惚れこんでいるので振り回されているのですが、天然で鈍感な怜一郎は全く気がついていません。
綺麗さからもてはやされたり、注目されていると言うのに、とにかく怜一郎の鈍さが罪なほどでした。攻めの苦労が、今後も思いやられます。
仮装パーティーが2回あるのですが、一回目はスーツで、二回目は受けは女装して、レトロで華やかなイラストで見応えがありました。
あらすじだけ見ていると酷そうにみえますが、実はすごく健気な攻めに注目です。

プリズム文庫創刊3周年記念フェアポストカード
晋吾視点で、ラブラブカップルになってからの次の日で、ちょっとした後日談です。
怜一郎のデレた感じというか、懐いた感じが見られます。
今後は、もっと甘いんだろうなと言う事が容易に想像出来ます。

エロ:★3 段階を踏んでHを教える感じで、心を通い合わせてからH、普通
総合:★4 2人の感情が丸わかりな所が予想出来過ぎたので、新鮮さが欲しかったです。

2

無理矢理でも感じた!

遊びハデな氷室。真面目すぎる玲一郎。
学生時代、氷室に無理矢理身体をつながれた。
卒業後、父親が連れてきた取引銀行の担当が、氷室だった。
身体の弱い妹と結婚したら、融資をしていいという。妹のかわりに船旅の間、玲一郎がお供することになる。
船で事件がおきる。
氷室と玲一郎は、揺れ動く心と身体。
氷室の気持ちをわかって、

0

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