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高科汐見(生徒会副会長 亮人をフォローするブレーン的役割)×楠ノ瀬亮人(生徒会会長 見た目と異なり体育会系の性格)
前生徒会長から次期会長・副会長にそれぞれ指名された、見た目が天使のような(でも性格は体育会系の)楠ノ瀬と優等生かつ冷静な高科。郊外にある男子校ゆえ学校行事に呼ぶ女の子を確保するのは生徒会の最も大事な仕事で、会長・副会長が先頭を切って行事を盛り上げるべく生徒会メンバーとともに活動していきます。そうした中で楠ノ瀬と高科はお互いを意識し始め……
かわい有美子さんの作品を読んだことがなかったので、完全に小椋ムクさんのイラストに惹かれ購入したのですが、これすっごい面白かったです!!!二段組みなどなんのその一気に読み切ってしまいました。
郊外のお坊ちゃま男子校(半寮制)を舞台にしていますが、イベントに女の子を呼び仲良くなることばっかり考えているおバカな高校生たちが単純で可愛いです。それに生徒会で色々イベントを企画していくのですが、みんなで意見を出し合って「あぁでもないこうでもない」と活動する姿が(不純な動機とは言え)とても微笑ましくて、繰り広げられるほのぼの青春模様を目を細めるがごとくに楽しませていただきました。
イベントを企画したり実行したりの学園生活描写だけでも楽しめるところ、そこに高科と楠ノ瀬の意識しつつもなかなか進展しないという恋愛描写の部分が入ってきて倍の楽しみ方ができました。手をつないだり告白したりがいちいち可愛らしくてたまらない二人でしたが、想いが通じてからの高科は案外クサイ男でそのロマンチストぶりにはちょっと笑えました(それに照れる楠ノ瀬がまた可愛い)。一応Hはあるのですが今までの二人の流れだったらむしろなくてもOK(エロ好きな私がめずらしく)と思うほどでした。
それから……度々登場してはただならぬ空気を感じさせてくれた、元生徒会長・峰と副会長・護守の関係が非常に気になるところでしたが、あとがきによるとこの二人が主役の作品が出るそうなので今からとても楽しみです!!
流星シロップを先に読んで、こっちも気になったので。
こっちのカップルはほのぼのとしていて、
余計に衛守×峰はいろいろ大変な問題を乗り越えたんだなーと感じました。
この二人ってほかの人達から見たらこんな風だったんだー…ニヤニヤ
「空色スピカ」の生徒会長・楠ノ瀬は、峰とはまた違う、見た目は王子様より天使で、中身は体育会系。
しかも峰のように頭がいいわけではなく、副会長の高科がブレーンで、楠ノ瀬は客寄せパンダ。
そして副会長の高科。彼がとっても素敵なんですよ!!
峰が早々から目をつけていただけあって、クールでありながら頭の回転は速く、BL風を装うのも割り切ってこなしてる。
でも素直で一直線な楠ノ瀬のことが可愛くてたまらなくなっちゃうんですよね。
楠ノ瀬も体育会系でありながた乙女なもんだから、とっても可愛いカップルでした。
峰と衛守のように大きい問題とかもなく、普通の爽やか~な恋愛をしてました。
各イベントを通して徐々に距離を縮めて、同じクラスになって寮でも同室になって…
意外に普通の学園生活を通しての恋でしたよね。
こういう王道の話を、キャラの魅力だけでこれだけ素敵な作品にしてくれるなんて!
高科×楠ノ瀬は、衛守×峰のようにアダルティーな雰囲気ではなく、甘酸っぱい初恋の香りでしたね。
クールな高科も楠ノ瀬のことになると「可愛いよ、愛してる…」と耳元で囁いたり、
自転車二人乗りがしたくて入って追いかけてきたりと、ただの恋する男の子になってて可愛かった~!
楠ノ瀬も童貞、というよりこれが初恋だったんじゃないかな…っていうほどウブで、
嫉妬したり、高科の告白を聞いてないふりしたり、いちいち反応が可愛すぎる!!
バスの中で手をつなぐシーンや、学院祭の高科の演奏のあたりとかあとは最後のHのところとか、いろいろお気に入りのシーンがあります。
私の理想の男性はピアノが弾ける男性なんですよね(笑)
なんで高科は私のストライクゾーンのど真ん中なわけです。
クールなふりして実は熱かったり、そのうえ好きな相手はとことん可愛がってくれて。
淡泊かと思いきや甘いセリフを吐いたり。
楠ノ瀬と一緒に彼にメロメロになってました。
夢に破れた、しかも自分の限界を悟って涙を流して…っていうところも素敵。
頭がよくって純粋にピアノのこと愛してるからこそ気づいてしまったんでしょうけど。
そんな影のあるところも素敵!
この2作品読んでると、歴代の会長・副会長はみんなカップルだったんじゃ…なんて不安になります。いや、萌えるんですが。
今後もこのシリーズかなり楽しみ!
やっぱり読みたいのは柏木×葵だよねー
自由奔放の柏木の手綱を葵が握ってる…なんて、これなんて萌え!?
早く読みたい早く書いてほしい…!!
名門男子校の生徒会長と副会長の恋のお話、って言っちゃえば
かなり王道的なないようなのかな~って思いますが。。。
確かに王道。でも心理描写が繊細で
ちょっとづつお互いが惹かれていく様子や
同じ男なのに、すごくかっこいいと思う感情や
すごくかわいいと思う感情に戸惑いつつもくすぐったく思う気持ちなんかが
小椋ムクさんの絵も相まってとってもストレートに伝わってきて
何度も甘酸っぱい青春モノ特有の萌えを感じて
遠い目になっちゃいましたw
メインの二人、生徒会長の楠ノ瀬と副会長の高科だけじゃなくて
脇を固めるメンバーも等身大でリアルだし
唯一、白馬の王子様を地で行く外見と
実はかなりの策士っぷりのギャップが魅力(?)の前会長・峰が
ちょっと浮世離れしてる感はあるものの、そこはいいスパイスになってて
この名門校の学園祭や体育祭を見に来ている
近隣の女子高生気分で楽しめましたw
かわいさんの作品はそれほど読んでませんが
他の作品はけっこうエロかった記憶が。。。w
この作品はそういう意味ではかなりぬるめ。
でも、だからこそ作品全体の甘酸っぱい雰囲気が生きてた気がしました。
引き続き、前会長×前副会長の『流星シロップ』も読もうと思います!
緑あふれる丘にたつ、伝統ある半寮制の男子校・清泉学院。
半ば隔離された環境で暮らす彼らは、女の子と知り合う数少ない機会である学校行事に半ば命をかけている。
そのため、学校の代表である生徒会長代々美形が選ばれてきた。
今年、栄えある生徒会長に選ばれたのが楠ノ瀬。
黙っていれば物憂げな美少年風の見かけとは裏腹に活発な体育会系の楠ノ瀬のプロデュースを任されたのが敏腕副会長の高科で……
これは久しぶりにきゅん!!激しくときめきました。
周りの推薦で生徒会長、副会長になった高科と楠ノ瀬。
興味から好感、恋愛感情へ。
一つ一つの行事を通して少しずつ進展していく二人の関係が自然で、かわいくてもうときめきがとまりません。
なんだろうな。これは女子的妄想っていうある意味お約束な部分と、彼らのごくフツーの男の子っぽい部分のバランス感覚がすごいよくて、するりと物語に入り込めた気がする。
学校行事に女の子を呼び込むため、そんな馬鹿馬鹿しくも素敵な目標のためにがんばる男の子たちがほほえましい。
見た目美少年なのに中身はフツーの楠ノ瀬と、やり手の高科はいいコンビです。
まわりのキャラクターも良い味出していました。前生徒会長と双子が気になります。
続き買って来ようっと。
遅ればせながら夏頃に初読みで「素敵すぎ」と身悶えした作品でした。
手持ち未読本がなくなった為再読いたしました。
二段組も受け攻めの両視点も大好きです!
別荘地に建つ私立男子高校とその寮、そして近隣(と言ってもかなり遠方)の女子校から行事ごとに女子を集客することが最大の義務である一風変わった生徒会の話が中心。
携帯も通じない山の中の、男の園ですからね。
攻めの高科は、千葉の同系列学院から編入の変わり種。ピアノを長く習ってきましたが己の限界を早々に悟り、今は趣味と実益を兼ねた練習をしている次期生徒会副会長で寮長。
しらっとなんでもうまく流し、冷静。腹黒い計算もお手の物。
受けである楠ノ瀬はバレー大好きだが部は弱小。
中身はガチャガチャした普通の高校生だが、見た目は茶色がかった髪に色素の薄いまるで天使様。
その容姿のために次期生徒会長に抜擢され、流されるままに今にいたります。
けっこう初めの方から高科は楠ノ瀬のビジュアルを「可愛い」と評しています。
素直で飾らない部分も自分にはない魅力なのでしょう。
今期生徒会会長の対外イメージは外国寄宿舎風。
いわゆるBL風味で責める作戦です。
女子校へ生徒会として訪ねて行った時の高科の台詞が!
「きゃーー!」わたし悶絶!
女子高生も悶絶!
キュンキュンします!
実際の男子が口にだしたらサブイボになりそうですが…
ノンケ同士の恋愛の場合気持ちの変化が性急だとなんだか読んでいるとシラケてきますが、かわいさんの作品はその辺りが自然です。
小椋ムクさんのイラストもとても素敵。
シリーズの中ではこの一作目が一番好きです。