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旧版が3冊構成だったものを、「ディフェンスライン」シリーズだけで再構成した新装版の1作目。
私設のボディガード会社の面々の恋愛模様。
最初の話は、一番年下だけど、一番背が高くて大型ワンコな武蔵の話。
依頼されたタレントの和稀のガードについてくっついちゃうお話。
タレントにありがちな、皆にいい顔をして疲れているところへ、脅迫がかかって、昔からファンだった武蔵が尻尾ふりまくりで接することで、素直になれるという、一途&ほだされタイプ。
くっついてしまうのは安易なんだけど、ファンタジーだし・・・
そして、このシリーズのメインカプの三条と吾妻。
以前同じ警視庁のSPとして一緒に働いていた同士だったんですが、三条は会社へ移り、吾妻はそれを寂しく思い・・・
この信濃さん特有の無自覚フェロモン垂れ流し型受けちゃんが吾妻です♪
警察で上司にセクハラされているしww
もう三条は放っておけないですよ!
こういう相棒ものって、何だかワクワクします♪
そこそこ動きもアクションもあって、少し陰謀めいたものもあったりして、楽しめるのですよね。
そして、同じ警備会社に入った吾妻と三条はコンビになって、遺産相続でもめている金持ちの婦人の元へ出向いて、そこの飼い犬が相棒として、この二人に加わるのです。
三条のライバルにイヌが出現!
吾妻はイヌのオスにも好かれる・・・ww
しかも三条はイヌに見せつけるように、目の前で吾妻をマーキングして、大人げない!
三組目はこの会社の社長でダンディな柴田と、柴田に絶賛片思い中の24歳の皆川。
ここに出てくる柴田の昔の警護長といういかついおっさんが、『獣』のあのゴジラに似ていて・・・良く見たら似てないんだけど、何か慨視感が・・・
この話がこの本の中で一番イイ♪♪
色々謎な所長の過去が語られ、それが慕った男性の死と、皆川と柴田の因縁に結び付くという、ストーリーとしても読ませて、所長の男の姿がカッコイイ!
オヤジ萌えを呼び起こすのです。
この二人、くっついてくれればいいのに、と願いながら、「side B」に続くのです。