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表題作ANIMAL X 荒神の一族 1

浅羽湊
恐竜の末裔・17歳
鮎川裕司
血族の雌・27歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

恐竜の末裔である<血族>の少年・浅羽湊(あさばみなと)。 彼との出会いは、鮎川裕司(あゆかわゆうじ)の 人生を一変させた。 湊にさらわれた裕司は、自分が普通の男ではなく、 <血族>の『雌』であることを知らされる……。 喜びに沸きかえる湊たちの村──しかし突然、 武装した軍勢の襲撃が! さまざまなものの思惑が、 裕司の、そして湊の運命を翻弄する!!

作品情報

作品名
ANIMAL X 荒神の一族 1
著者
杉本亜未 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
ANIMAL X
発売日
ISBN
9784199600616
5

(6)

(6)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
30
評価数
6
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数2

大好きな作品

あまり多くの人に知られていないようなのですが、私の大好きな大好きな作品です。是非多くの人に読んで頂きたいです。

研究所(遠藤ケミカル)で働く冴えない眼鏡の鮎川裕司の人生は、恐竜の末裔である「血族」の少年である浅羽湊に攫われたことで一変した。
人間に知られず奥地で暮らす「血族」にとって、雌は非常に稀少な存在。裕司は、遠藤ケミカルの上層部の陰謀で、投薬によって「血族」にとっての雌へと(厳密には、両生体に)体を作り替えられてしまったのだ。そのために、雌を待ち望む「血族」のため、湊に攫われたのだった。

人間と違う種族である「血族」、恐竜の末裔である「血族」・ダイナソーロイドを利用しようと企む人間達…
裕司と湊の壮大な物語は、この「荒神の一族」から幕を開けます。

長い期間連載されたお話なので、初期であるこの「荒神の一族」は、後半や現在の先生のタッチとは違って、戸惑うかもしれません。(どちらかというと…劇画チック??)
でも、そんなの全然気にしなくて大丈夫です!しっかりと基礎のできた(といったら偉そうですが)絵の綺麗さに変わりはありませんし、何より骨太な物語に心奪われてしまうので。

BLでいう「受け」である裕司は両生体なので、純粋なBLとは言えないかもしれません。ネタバレになりますが、後半では子供も生むので…
でも裕司自身は男性としての矜持もしっかり持っています。そして全てを包み込むような母性もあり、一度で二度オイシい(?!)のではないでしょうか。
「攻め」側である湊は、最初は本当に少年。どんどん成長して頼もしい「青年」になっていきますが、それでも大人な裕司にヤキモチ焼いたり、振り回されたり…立派な年下攻めです(笑)

本当に壮大な物語ですが、是非いっきに購入していっきに読んで下さい!
重厚なテーマで、純粋なBLではないので、読む方を選ぶかもしれないですが、面白さは保証します!!
何より、湊と裕司の、種族を超えたお互いへ向ける深い愛情には一種憧れすら感じてしまいます。

あとは…意外に裕司が男キラーです(笑)モテモテなので(裕司がどんな逆境にも挫けないしなやかで魅力的な人間なので、納得ですが)湊の心休まる暇はない…かも?!

9

小花インコ

上手に紹介されて感謝致します。本当にその通りです。
今年になって初めて知った ANIMAL X
一気に味読できるなんて本当に贅沢な時間でした。
最初の方は確かに劇画チックで少年マンガを見るようですが
設定内容も斬新なので引き込まれてました。
私はマンガ歴があまりありませんが‥
今、マンガmeeで隔週に更新されているブラッディチャイナタウンもおすすめ致します。 サスペンスの中にラブと人としての悲哀も混じったマンガです。
 これからBLっぽく変化しそうな気配。

私の人生を変えた漫画

思えば、初めて読んだBLが、この漫画でした。

杉本先生の非BL漫画が面白かったので、先生について検索したところぶつかった「もとBL作家」との情報に、それまで全く意識していなかった「BL」とはどんなものなのか、初めて興味を持ちました。

それで見つけたのがこの「ANIMAL X」とちるちるさんです。

当時はパソコンを持っておらず、スマホの小さい画面でみたちるちるさんの作品情報欄の「攻」「受」の、意味が全く分からず、おまけに見間違えて「愛」ってなんだろうと、数ヶ月不思議に思っていました。

この漫画も、それまで私が馴染んできた青・少年漫画的な要素が多いこともあり、BLだと認識して読んでいたわけではありませんが、これがきっかけでBLの深淵に足を踏み入れることになった、間違いなく私の人生を変えた一冊です。

3

小花インコ

私も全く同じ気持ち!
このマンガ読み返しても心臓がきゅっとなります。
今はマンガmeeで隔週で更新されているブラッディチャイナタウンを楽しみにしています。これも杉本亜未さんの作品の中で大好きになりそうです。サスペンスの中に悲哀が滲んでます。

この作品が収納されている本棚

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