むつこ
お気に入りの二編を。
『ひねもすキミに奪われる』
不思議ちゃんなヒバリ。
オチは最初から見えてたはずなのに、ヤラレタ。予定調和なのにヤラレタ。
質問にひとつひとつ答えていくヒバリがアホっぽくて可愛くて。
で、最後にフルネームで山本の名前を呼んだとき、きゅーんときましたよ。
山本のバーカバーカ。気付いたときの最後の山本の表情が大好き。ここで終わってるのがまたニクイ。
『Initiatve』
名作だ!
これはオチに全然気づかなかった。大人編ではヒバリはビッチだという刷り込みのようなものがあったもんで、疑いもしなかったです。
それだけに、ラストの二段オチに心をわし掴みにされました。
山本のバーカバーカ。
山本の嫉妬の焼き方も好きだし、ヒバリのツンデレっぷりもほんと好きだなァ。
このときのヒバリはバージンだったと思う、うん。バージンのくせに誘い受けって萌えるから、私のなかでは鉄板です。
ヨネダさんと言えば、山ヒバと来ると思うんですが、他のカプもちょこちょこ描かれてるんですね。
この本に収録されてる作品は単体でほとんどレビューを書いてしまっているので、まだ書いていないものから気に入ったものを。
*「Scar」
ツナを庇ったときについた山本の傷。その傷跡にキスする雲雀。
この傷がついた時、山本は瀕死の重傷を負ったのだ・・・。
雲雀の、愛(?)がこもった一言にドキッとした。
*「始まってもいない」
珍しい雲雀xツナです。
どうやらこのお話の前に雲雀がツナにキスした模様。
バス亭で一緒になり、自分に怯えるツナを見た雲雀は声をかけるのですが・・・。
ラストの雲雀が可愛くて、このひとコマで萌えてしまいました。
*「僕の手がやさしいと泣くなら」
これはですね、非常につらい作品です。悲しいです。でも私は大好きです。
リボーンのダークな世界が前面に出てます。
山本を守ろうとしているヒバリが男前でカッコイイ。でもそのためにつらい思いをして一人で耐えているヒバリが愛しいです。
ここではレビューしませんでしたが、どれもとてもいい作品だと思います。
単品で今まで「神」評価にしたものがいくつあるのか・・・
胸いっぱいになる一冊です。