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ちょっと肩すかしです。
あまりに普通すぎて。
どうもいとうさんのお話というとティッシュで鼻をかみながら……みたいなものが多いのでその点で言えば普通でした。
普通というとお家騒動で跡継ぎ捜し→身近にいたと言う流れは先が読めすぎてどうもなぁという感じでしたが主役の二人は好感度もよく、そう言う点では不快感のない作品でした。
ただ普通すぎて私には物足りないという……いつもの受けが泣いているような不幸な話が好きです(笑)
いとうさんと言えば、切なかったり、受けが酷い目にあったりすることが多いと思うんですが、このお話に関しては、そういうテイストは全くありません。
逆に軽い感じで進むので、ちょっとびっくり。
ピアノ留学している一穂は、休暇を移用して一人旅行中、雷に驚き倒れ、もうすぐ伯爵家を継ぐというオレグに助けられ、滞在させてもらうことになります。
でも、本当に助けたのはオレグの屋敷に来ていたラファイール公爵が助けたのでしたが、ラファイールには黒い噂がつきまとっており、自ら一穂と接することを避けていたのです。
オレグの公爵家後継者のことで事件が起こり、一穂も巻き込まれ、犯人として疑われたのはラファイールで。
すでに恋人同士となっていた二人は、ラファイールが姿を消したことで離れ離れになります。
事件自体は、アッサリと解決するんですが。
おまけに、えっ……と思うような結末に、これまたびっくり。ちょっとご都合主義だったかなぁ?
一穂の雷が異様に苦手だったり、ピアニストを目指しているわりには、人前でピアノを弾くのが、これまた異様に苦手だったり、小さな頃のトラウマが原因なんだと思うんですが、この設定が最後の方になっていくと、ないがしろにされていた気がするんですよねぇ。
あと、ヒゲのラファイールは好みでしたが、一穂が年齢よりは幼く見えたのが残念です。
イラストもお話に影響を与えると思うので、ちょっと残念だったかな?
でも、終始ラファイールと一穂がラブラブで甘かったので、それはよかったです。
かわいいと言えばかわいいお話なんでしょうか。
正直、私には合わなかったかな。
友人に借りた本だったのですが、いとうさんの作品だし…と思って読んでみたのですが。
ほかの方も書かれてますが、なんとなくいとうさんの作品てせつないというかかわいそうな雰囲気があるのかなと思ってたんですが、今回はせつなくもかいわいそうでもなかったです。
いや、見ようによってはせつなかったりかわいそうだったりもするんですが、これまで読んだものに比べるとその度合いが低いというか地味というか…。
それなりに不幸背景はあるんですが、それが本編にはそれほど生きてもおらず。
ま、生い立ちという点では大きく関わってくるんですが、その関わり方が「ええ、そんなのアリか!?」みたいな感じで。
むしろ、そこは関連性がない方がしっくりきたかな。
なんか無理やりこじつけたように見えてしまうんですよね。
ラブ度は最初っから高いんですが、その分、せつないところとかはほぼないんですよね。
うーん。
あと、黒幕?の最後もすっごいあっさりしてて。
このお話で一番ビックリしたのはそこかも。
それなりに理由付けはされてましたが、そんな潔いみたいな…。
なんか盛り上がらないままダラダラとただイチャイチャしてたように見えてしまいました。
何ということでしょう…驚きの甘さでした。
いやだってねぇー…いとうさん作品に対して持つ私のイメージって…攻めが酷かったり、受けが可哀想だったりーって感じだったんですよね。
だからちょっと意外に思いました。
この2人は穏やかな暮らしをしそう(*´∀`)
本編からしてバカップルめが!な状態でしたもんw
お家騒動は…ご都合主義かなー…(´・ω・`)
拍子抜け。
ラファイールのヒゲ良かった。
ヒゲのせいで実年齢よりも年上っぽく見えるけどw
(※攻め29歳 受け19歳)
あれですかねー?
ラファイールってば胸の飾りフェチですか?って思うぐらいのお触りっぷりでしたwww