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「俺の胸で泣け」の丸山が主人公、前作のカップル四宮と佐久間も登場してあと彼ら2人の話「memories 」の短編が収録されてます。佐久間を巡っての四宮と橘が張り合うシーンとかもあるので、前作カップル四宮×佐久間派が読んでも結構楽しめるかと。
単作でもまあ読めない事はないですが、前作を読んでおいた方が分かりやすいでしょうな。
リーマンモノですが、今回は仕事シーンはあんまありません、メインはかなりの割合でゴルフです、まあゴルフも仕事の内なんですけどね。
四宮、佐久間といつも3人でつるんできた丸山〔受〕ですが、彼ら2人がくっついてしまった為にちと疎外感を感じていたりもします。
そして顔良し、仕事有能、金持ちの息子とケチのつけようのない位な男・橘は、丸山の同僚であり親友の佐久間を隙あらば口説いている事もあって丸山は橘を嫌ってます。
しかし新しく来る上司が大のゴルフ好きで、ゴルフコンペが予定されており、全くゴルフの出来ない丸山は不本意ながらも橘にゴルフを習う羽目になってしまうのですなー。
丸山は成田離婚のバツイチ、顔は女顔でキレイなんだけど、口を開けば関西弁で短気で思った事が直ぐに顔に出る様な性格で、彼視点で話は展開して行く。
佐久間狙いだったはずの橘が、いつの間にか丸山を好きになっていて、というのは前作と同じパターンなのでそこはもう少し捻って欲しかったかなあ、といっても橘を攻に持ってきた時点でこうするしかないっちゃないんですが。
まあ、それでもタイプじゃないんだけどと言いつつ丸山を好きだと口説くシーンは丸山の関西弁と相まってちょっとおもろかった。
関西弁のせいか割とサクサクッと読めました。普通に面白いって感じです。