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昔の作品だし、男子校には学園のアイドルやそのアイドルたちの熱狂的なファンがいたりでなんちゃって感が強いんだけど、登場するキャラたちが悶えるほど可愛くてお気に入りの1冊です。
お話は、田舎の学校から東京の学校に転校してきた圭太(あだ名は子ザルちゃん)が、ひょんなことから学園のアイドルのマドンナと生徒会長に気に入られたからさぁ大変、いろいろな騒動に巻き込まれていく…という感じです。
この子ザルちゃんが、本当に可愛いんです。天然さと鈍感さが半端なくて。マドンナたちのファンからイヤガラセをされても気付かないほどだし、裏表がなくていつも一生懸命で。
だから、子ザルちゃんの友人たちも子ザルちゃんを好きで、密かに守ってあげる様子も、恋愛とは違う意味でキュンとなります。
そして、生徒会長もそんな子ザルちゃんに惹かれていくんだけど、ファンが黙っているはずもなくて。とうとう、階段から落とされるという事件が起こります(でも、子ザルちゃんは自分のドジで落ちたと思ってます・苦笑)。
その時の、生徒会長の本気の怒りがカッコ良くて萌えます。
その事件がキッカケで2人は付き合うようになるんだけど、生徒会長が子ザルちゃん相手にオオカミにはなれるはずもなくて。妄想ばかり膨らんでいく自分を責めてるのが微笑ましいです。
そんな感じで最初から最後まで可愛いが詰まっていて、疲れた時に癒されるような1冊です。