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吹山さんの作品は雑誌で何度か短編をお見かけしたことがあると思うのですが、単行本として読むのはこれが初めてだったようです。よくお見かけしていたので、自分でも意外でした。
表題作シリーズと同時収録で短編が1作品収録されてます。
どちらも可愛い子が登場する作品なのですが、その可愛い子たちの天然ぶりがまた可愛いです。
表題作シリーズは年の離れた主従モノ。
受け様の設定に王子様というのがあるのですが、本当の王子様ではなく、とても裕福なうちのお坊ちゃまです。
でも幼い時に両親を亡くしていて、祖父に引き取られているのですが、その祖父は海外に住んでいます。
実際のお世話は祖父に見込まれて拾われた加野がしているのですが、お坊ちゃまの甘やかしぶりが半端ないです(笑)。
ま、それが萌え所なんですけれど…。
お坊ちゃまが余りに箱入りすぎるので、将来大人になってからやっていけるのか心配な所ではありますが、天然な可愛い子に振り回されてる大人な男前を見るのは楽しいですね。
同時収録作は兄弟モノ。
こちらも年下の弟が可愛いのですが…ちょっとどんでん返し的な展開もあり。
弟が高校生になってからのお話がとても読みたかったです。