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旧版の二巻が第18回までで、この新盤の二巻は第19回からです。
のちに大活躍するBL作家さんが続々登場しています。
新門弟として、知ってる名前が登場するたびに、オオッ~!と興奮してましたw
まず、鹿住槇さん。
最近鹿住さんの著作を大量に入手していろいろ読んでたところなので、初登場した瞬間に「キター!」と思いました。
のちにBL界で五本の指に入るほどの多作作家さんとなった方です。
二級で少し足踏みし、一級でも足踏みしておられました。
文章力は最初から認められてましたが、明るくポップな内容(言いかえると、深みがない)が、道場主さんには不満だったようですねぇ。
今から考えると、多作な部分やポップな作風は、鹿住さんの武器になりましたよね。
個人的には、アブラたっぷり肉汁たっぷりのステーキみたいなディープな作品を読んだあと、鹿住作品で口直ししてます。いい意味で、水を飲むみたいに、集中してないときでもスルスルと読めるのが好きなのだ。
あと特筆すべきは柏枝真郷さん。
この方がスゴかった。ネクラなブスと周りに思われてた女の子が、メガネを外して髪型と服装をかえて薄く化粧したら美人に変身した!みたいな、シンデレラストーリー漫画のような展開でした。
最初ボロカスなんです。
のちにプロ作家になる方って、たいてい最初から二級とか一級の判定がなされるんですが、彼女は五級スタートです。しかもそのあたりの位置で、長ーく足踏みされておられました。
柏枝さんは、弱音を吐いたり、恨み言っぽい手紙を道場主へと書いていたらしいんですが、道場主はその手紙の内容の一部を公開し、叱咤激励してます。それがやたらと面白い。これ、私ならめげると思った。
けど柏枝さんは投稿を続け、才能を開花させるのだ。
これぞ『道場』だと思いました。
下手なドラマよりもドラマチックでした。
あと、尾鮭あさみさんも彗星のごとく登場し、階段を駆けあがっておられました。
いやー、しかし面白いなァ~。
芥川賞にしろ乱歩賞にしろ審査員の講評を読むのは昔から好きだったんですが、この道場の熱気は飛び抜けてます。中島梓さんも門弟さんたちも、とにかくアツイ。