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かなりファンタジー路線な内容です。
BLと言うよりファンタジーとして読んだ方がいいかも。
レーベルもコバルト文庫辺りで出しても違和感ないかも。
なので濃いエロが苦手な人にはいいと思いますし、
BL知らない人にシレっと貸す(笑)のもいい本だと思います。
この巻は世界観と登場人物の人間関係の説明な感じです。
でもレエナとタスティスの出会いからトモダチへの流れ、
複雑な人間関係を説明しつつ話は色々進んでいき、
と読んでて面白かったです。
誰からも愛され尊敬される太陽の王クラルテ。
超ブラコンで譲ってばかりのタスティスと屈折しまくりの兄ラフィーネ。
そんな自分に仕えるイージスとクラルテの片腕バイスに見守られ、
切ない思いをしながらも真っ直ぐに育つタスティス。
そしてバイスを想う武人のパロット。
優しく賢いばかりに素直になれないバイスと、
男らしく包容力のあるパロットの恋物語も気になる所でした。
このふたりの番外編も読みたいです。
全体的にキレイで切ない話でした。
あんまりBL的でないと言えばそれまでなんですが、
それだけにタスティスとレエナの想いが丁寧に書かれています。
BLとして微妙です。
レエナという名前、レエナの行動、イラストにいたるまで、女の子だとしか思えなかった。てか途中で男だということを忘れてたしw
もう女の子でいいやんと思ってしまった。男である必然性がまったく感じられないのはともかく、「どう見ても女」だと、BL萌えができなくて萎えます。
ファンタジーとしても微妙じゃないかな。
もともとファンタジーは苦手な分野なので、はっきりは言えないけど、個人的には世界観に馴染めなかった。
太陽の王と月の王と水の王子が支配する世界。終末の予言が数十年後に迫る。
タスティスは月の王として、レエナは水の王子として、一度は継承者候補に上がりながら、その資格を失った存在。んで、互いに惹かれあっていく。
一巻はこの世界観の説明と、まだ子供のレエナとタクティスの出会いを中心にした話です。