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ちょっぴしファンタジー入ったハッピーエンドがOKで、ストーリー重視の腐女子の皆さんには無条件に勧めたい作品。いや、腐女子じゃなくても勧めたい。
音がつくとこんなに世界が広がるのかと思う、BGMから効果音、声優さんから脚本まで、何もかもが素晴らしい作品です。個人的には映画館とか大きなスクリーンで映像として観たい作品です。が、画面が映えるような絵柄やストーリーではないかもしれないから、やっぱりCDで、場面を脳内再生させた方がいいのかもしれない、うーむ。
音声作品が苦手な人は、小説(原作)だけでもよいのでぜひ手に取ってもらいたい。小説が読むの苦手な人は、コミックスにもなっているのでぜひ。ただ、個人的にはCDの出来があまりに良いのでCDでの鑑賞を強く推します。
現状初回特典のCDが手に入らないのが非常に痛いのだが、こちらも声優さん(舞台裏)の話が苦手でない方には聴いてほしい。なんとか再販とかできないのかなぁ・・・
この作品は小野大輔さんが年下攻め、神谷浩史さん受けのリーマンもの。一緒のラジオ番組を持っているし、アニメおそ松さんではチョロ松、十四松と共演も多い仲良しのこの二人。BLドラマも面白いだろうなと買ってみた。やはり期待を裏切らない素敵なドラマでした!人の心の声が聞こえるという特殊な能力設定。それもある日突然。なんの予兆もなく。すべての人の心の声が聞こえるようになったことから余村和明と長谷部俊一の付き合いははじまる。二人とも男同士なのに惹かれ合うって、やっぱりその素質があったのかな?さすがに女の私にはそこらへんはわからないけど、別に悪いことではないと思う。日本にも昔から同性愛は趣向としてあったというし、歴史を紐解けば世界中にあることを調べて知っているので。この世から無くならない愛の一つが同性愛だろう。ただ宗教的に禁止されたか、されなかったかで倫理観が変化する。現代ではかなりな認知度で、こんなふうに手軽に、気軽にBLドラマを聞けるのでありがたい時代になったと染み染み思う。もとより私は恋愛には人種も国境もない派なので、自分の気持ちに正直が一番だと思っている。なので余村も長谷部も正直者だと強く感じる。ただ、打ち明けられた余村の特殊能力については私もすんなり理解できるか自信はないかな?長谷部は信じられなかったようだ。でも真実なのがわかってからは余村を再び信じて前向きに付き合っていこうとするのでいい男だなと再度思った。余村に謝罪し映画に誘う。余村に正式な付き合いを申し込むためにちゃんとした時間と空間を用意したわけだ。これも長谷部の誠実な性格を感じさせる下り。筋を通すというか、恋愛をウヤムヤにはしないという男としてのケジメ。すごい好感持てる。この段取りをあっさり無視していきなり体の付き合いから入る男女もめちゃくちゃ多いから私はそんな男は嫌い。余村もそこを高評価。了承し、長谷部とセックスする運びになるけど、ここで男同士の難しさがまた露呈。だからこそ逆にリアリティを感じる。そんな簡単にできたら嘘臭いのよね。まぁそこは焦らず徐々に深めていこうとする長谷部の性格ほんと好きだわ。そして余村は何故だか人の心の声が聞こえなくなってしまうのだが、それは余村にとっては嬉しいこと。心からの願いでもあったはずなのに、それがまさか長谷部の気持ちを見失うことになるなんてなんかビックリ。そんなに信じられないもんかな~って。長谷部も寄れば避けられたり、自分から遠ざけようとするあからさまな余村の異変にさすがに我慢の限界。逃げる余村を強く引き止め問いただす。このあたりの長谷部と余村の心のぶつけ合い、やり取りがめちゃくちゃ良くてグッときた。一番好きなシーンです。そうして二人は身も心も結ばれて、本当に良かった。人の心は本来目に見えないし聞こえもしないので、だからこそ言葉にしてお互いの気持ちを確かめ合うことの大切さを思わせられました。信じることの大事さも忘れてはならないポイントですね。末永くお幸せに。ハッピーエンド大好きです!
原作既読。(コミック版ですが)
現在実写映画化もされている心の声が聞こえちゃう主人公の某作品とは正反対で
こちらはどシリアスです。
私は、人は頭で物事を考えるとき、映像(イメージ)で考えると思っていたけど
実は頭の中で声に発していたとして、その言葉が相手の口から発せられたら?と考えただけで気持ち悪いなと思ったわけです。
自分の思考が相手の口からでるってアフレコされてるみたいな変な感じ。
その気持ち悪さと怖さと相手に心が読まれてしまうとわかっていても考えることがやめられない(考えるのやめるのムリって当然だけど)焦る長谷部のリアクション(心の声)がリアルだなーと思った。
とにかく心の声を聞きすぎて荒んでしまった主人公の心の叫びや、
何かを諦めたかのような話し方がすごく印象的。神谷さんの繊細な演技が素晴らしいと思った。小野さんも心の声と普通の声を両方演じられていて、それが
重なった瞬間、鳥肌ものでこれは是非聴いていただきたい。
あと、このCDはSEが非常に細かく設定されていて
鳥の鳴き声や時計の音、空間演出が非常にこっていて、
その中で、相手の声、心の声、周りの声、周囲の物音が聞こえるので
一瞬ごちゃごちゃになりそうなのがきちんと整理されていて、臨場感がとても良かった。
少し重いテーマなので、明るく、さらりと聞けるものではないけど、
繊細な心理描写を描いた作品なので、たまにはひっそりとしんみりと
聞くと感動で心が熱くなる作品。ひとつの映画をみているかのよう。
神谷浩史、小野大輔のCPってことで聞いたのですが、なんですか!これは!
この物語は二人の気持ちがゆっくり温かく、すれ違いながらも寄り添うという。
エロの濃さは無いけれど、愛らしい余村と優し男らしな長谷部が確かめ合う。
それを神谷さん、小野さんの二人がとても上手に演じられています。この二人だから出せた空気なんじゃないかなと思えます。
映画化して欲しい・・・
今度コミカライズされると聞いて改めて聞き返してみたけれど、本当にいい話。
駅のホームでのやり取りは涙なしには見られません。胸が切り裂かれそうなくらいに切なくなりました。
心の声が聞こえる、ということを告白するシーンで長谷部に受け入れてもらえなかった、というのが
リアルでいいと思いました。
また、長谷部のこころの声には赤面するばかりでした。甘い声に抱かれてしまう余村さんも可愛かったです。
がっつりエロがあまり好きではない私にはぴったりでした