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陣内の鼻歌で始まっているこのCD、ヴァレンタインデー間近、しょっぱなから陣内の浮かれっぷりが感じ取れます。
でも礼一郎は、2月14日と聞いても何の日なのかピンとこない天然っぷりで(まぁ、今に始まったわけじゃないけどw)。
でも礼一郎は人に聞いたりしながら自分なりに頑張ります。この努力ぶりが可愛いです。^^
陣内も本編では聞けなかったほどの弾けっぷりで、とてもコミカルに仕上がっています。
フリートークでは、遊佐さんと高橋さんのお2人で。
高橋さんにとっては、ここまでの低音での演技は久しぶりで色々学ぶことも多かったとのこと。
遊佐さんは「~堕ちる」から出演されていることに触れ、前作ではここまで何もできない子(笑)というのは分からなかったので、「ちょっと今まで作って来た印象と違うな」と思われたらしいです。でも天然入っててもボケてはダメということで、抑えつつの演技だったらしいです。
お2人の役作りについて結構具体的なお話だったので興味深かったです。
私の住む町に雪が積もり、季節を感じるドラマCDが聴きたいなーと思いこちらを引っ張り出しました。
考えると未聴のようでした!
タイトルにもあります通り、季節は冬…と言っても2月。聖なるバレンタイン。
陣内(高橋広樹さん)がそのイベントに超浮かれてる所から始まります。
何故浮かれているかって、年下ながらに職場の支店長で社長子息である恋人・礼一郎(遊佐浩二さん)と一緒にこのイベントを味わいたいから。
そうしてお話が進んでいきます。
こちら、何が面白いって。
高橋さん演じる陣内が、いっじょーーーーーーにバレンタインに拘りまくってるから!
その浮かれようったら半端なくて、それを見事に高橋さんが演じてくれています。
だってだって、レストラン予約して、ホテルも予約して…なんて。
そう。
確実に、確実に陣内の方が心が「浮かれ乙女」になっているのです。
それが面白い程伝わって来るんです、「こいつ馬鹿だなぁ」って思わせてくれる演技!
フリートークで高橋さんが仰っておられましたが、地声より低音で演じているらしい、この陣内。
そんなに高橋さんの出てらっしゃるドラマCDを聴いた事が無かったので、地声を聴いた時は「あれ、こんなに高いの!?」と驚きました。
その低音ボイスでしこたまバレンタインバレンタイン言ってるので、もう可笑しくて可笑しくて。
一方、そんなに愛されている礼一郎を演じる遊佐さん。
礼一郎は完璧人間に見られがちなのですが、実は全然そんなんじゃなく、寧ろ何も出来ません。
そして陣内に触発された礼一郎、今回は物凄い「天然且つ阿呆」っぷりを見せつけてくれました(笑)
でも、おばかだなぁと思いつつも本人は一生懸命なんだって言う雰囲気を、たっぷりと遊佐さんが演じてくれています。
デパートのチョコ売り場に行くも圧倒的な女性の雰囲気に断念し、考え、手作りしようって思いつく。
何かのレシピを見ながら作り始めるんですが、
「何故チョコ溶かして生クリーム入れるだけでも失敗しちゃうのこのお坊ちゃんは!」
と突っ込みたくなる程の、おっとり遊佐さん(笑)
本編のドラマCDでは、そこまで阿呆っぷり?は出て居なかったので、この天然ぶりは中々貴重かなーと思えます。
最後。
ホテルで礼一郎から受け取ったコンビニチョコを食べ始める陣内。
礼一郎にも(多分)口移し。
「お前の舌の方が甘いよ」「お前の方が甘いよ」
……それが言いたかっただけだろ陣内!低音ボイスでドキッとしたじゃないか高橋さん!(ハアハア)
と思う事間違いなしです。
幸せーなヒトコマを切り抜いたようなドラマCD。
ニヤケ顔が止まらず、嫌になる位甘ったるくて可愛いです♪
申し込んでおいた全員サービスCDが、ちゃんとバレンタインに間に合うように到着。
陣内@広樹は重低音なエロボイスで、ラブラブお花畑妄想世界へ行っちゃってるし
礼一郎@ゆっちーは、完璧そうな外見と裏腹な、意外と不器用な奥手の天然さんっぷり
バレンタインの夜に、可愛らしく、あま~~ぁく頂かれちゃってます。
おまけトークでは、声質逆転。
声高めの広樹さんと、低く男前声のゆっちーで、役作りについてのお話と、バレンタインの思い出話。
それにしても、このCD、パッケージが綺麗。
普通のプラケースじゃなくて、ハードカバーの本の表紙風の紙ケースにディスクを入れるプラ部分が貼り付けてあるようなヤツ。
美麗なカラーイラストが3点、楽しめます。