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1970年頃のアメリカが舞台、学生さんのほんわか風味恋物語。
恋愛色が濃く出ている感じではないけれど、くすりと笑ってほんわか萌える良作だと思います。
作家さんの個性が光る作品でもあるかと。
夏休み、体の小さな9年生(中三)・トレイは、11年生(高二)のパールとゲームソフトをプログラミングしている時、洗車バイトをしていたMJと出会います。
このMJというのがなかなか複雑な生い立ちで…でも暗さは全く感じさせないし、お話にもさほど大きく関わりません(汗)
体は(本当に!)小さいけどプログラミングの才能は素晴らしい、でもやっぱり不器用で意地っ張りのくるくる「おじょーさま」(MJ曰く)なトレイが、なんとなくMJを気にして、でも意地をはって、でもでも気になって…
そんな些細な日常が可愛く描かれているので、なんとなくほんわかした気持ちになりたい時にはオススメな作品です。
私の一押しはトレイ係のパール!
肩まで髪のある眼鏡くんは、年下のトレイと共にプログラミングして、常にトレイの世話をしています。トレイに好意を持っているみたいだし、それは恋愛感情のような気がするんだけど、でも別にMJを敵視したりするわけでもなく…読めない人です。なんだか良いキャラ。
1970年頃のアメリカ、テレタイプでプログラミングと、なかなか変わった設定のお話。
身体の小さいトレイ、2歳年上でトレイ係のパール、お金儲け大好き・転校生のMJ。
この三人が、学校のプログラミングクラブ「LPG」で作ったソフトを売って、お金儲けしようとする、ドタバタ騒動のコメディ?
この風変わりな設定といい、章の間に挟まれたミニマンガの蘊蓄といい、
この作者さんって、いったいお幾つ?
っていうか、どんなオタク?
マンガそのものは、絵柄も、エピソードもとってもかわいらしい。
ちいさいトレイが、MJに反発しながらも惹かれていく。
MJもトレイが気になる。
幼くて、ごくごく淡い、恋の気配。
接触するのも、髪の毛や、頬に触れるだけ。
これのどこがBLかといわれれば、、、
男の子同士の露骨なセックスは無くっても、
この作品を載せられる媒体は、やっぱりカテゴリーBL?
としか言えないわな、、
私としては、パールのトレイへの妄執とか、MJと養父の関係とか、いくらでも脳内でたっだれきった妄想が湧き出てくるけど、本編にはそんな腐れ切った臭いは、仄かにしかしない
それにしても、また、さっきの疑問だが
この作者さんって、
いったい、歳は幾つなんだぁ!!
っていうか、どんなオタクなんだぁ!!
同時刊行した『なずな先生と神田くん』と帯の応募で小冊子プレゼント、です。
元ネタを知っていると二冊同時な理由やら色々楽しいのですが、人気度合はやはりこちらに傾くような気がします。なぜだ…
えみうは世界シェア2%(最近はどうなんだろう)でも断然なずなっち派なので、トレイは純粋にプログラム好きな方々とのBLとしか見えません。
プログラムに興味が欠片もなくとも「わー蘊蓄が沢山」くらいで読めると思います。プログラムが車のチューニングだと思えば(どっちもどっちか!?)興味のあるものに熱中する高校生なだけです。
普段何気なく使っているPCの歴史と、同時進行する淡い恋心。三角関係にもつれそうでもつれこまない関係。仲良く三人で適材適所で組み上げていってほしいと思います。
とりあえずトレイには「恋はプログラムのようにはいかないからがんばれ」と言いたい。
同人誌の方でずっと買っていてネタ元を知っているだけにたまらない。
この画面作りとかノリ、下調べや作り込みってこの作家さんじゃないと味わえない。
これ読んで気になった人は同人誌買ったほうがいいです、メカフェチにはたまらないと思う…。