ボタンを押すと即立ち読みできます!
一瞬読むのを中断してしまうくらいエロに痛さを感じつつも途中途中の直也のちょっとした余裕(他2人に比べてね)やらキャラそれぞれの体やら表情やらの反応の描写に励まされ(というか食指を刺激され)て読み進めてたどり着いた優作とのセックスは最高にそそられました(^O^)(二編とも)
安心感に包まれながら堪能しましたね(読者心理的に)今までが痛かっただけになおさら。
今までの痛さがこの見せ場の魅力をかなり上げているんだー、と感激しております!
本当に中原さん、見せ方が巧いと思いました。
主人公の身を堕としてまで純愛を貫いた姿はステキでした。黒くても彼の苦渋の決断を前に何も文句いえません。
基本ハピエン主義の私としては、直也にも何らかの形で幸せになってほしいです。
最後に黒スーツ、神父服萌え。
ついでにラストから2枚目の挿絵の優作萌え。
凌辱、痛いの、淫乱etc...
が好きな方にはそこそこお勧めです。
私手には、真っすぐで、きれいな愛だなと思いましたが、
このくらいなら純愛になるかな?
受けが、だんだん強かになって行く姿は、見ものです。
読みごたえのある作品で、すごく真剣な一冊でした。
陰鬱な雨空の雰囲気がにじみ出ている物語でした。
出口が見えない闇に苦しむ望月に、手を差し伸ばす永岡。しかし彼自身が、望月を追い詰めているという背反。
綿密な心理描写で築け上げるがんじらめな閉塞感が不思議と不快ではなかったです。
直也の暴力的なSEXは心を凍らせるものだけれど、家族の温かみを知らない愛に飢えた子供という設定を間にはさむことで、母性本能にダメージが...。
どれだけ効果的に読者をいたぶる計算をしながらこの物語を考えていたんでしょうねぇ。
望月×永岡もいいけど、直也×永岡(精神的には逆)の年下を翻弄して陥れていく永岡が好き。
登場人物の中で一番精神面が強いのは主人公の永岡ですね。
最後は潮風に包まれたような心地よさでした。
ラヴァーズ文庫では初登場の中原作品は、おやじでもなくただただエロさが淫靡で淫猥で、題名そのものズバリ!なディープでダークな作品でした。
04年にピアスで雑誌掲載だったものを、お気に入り作品だったので、続編を入れて一冊にしたかったという後書きのとおり、なかなかに読ませるエロ作品に仕上がっております。
人の良い道場主の父親が借金の保証人になったばかりに、ヤクザの取り立てにあい、家族を逃がしたものの自分がその餌食に。
チンピラの若者に自分を凌辱させたのは、以前の門下生であり、高校の同級生でもあり、剣道のよきライバルでもあった望月。
どうして彼は変わってしまったのか?
ひたすら受ける凌辱の中、望月に犯されてとうとう永岡は・・・
そして、永岡家の借金は望月が清算しそのまま行方不明になる。
望月の居場所を教えるから抱かせろと、あの凌辱に味を占めた直也という青年が永岡を脅し、次第に身体で直也を操るようになる永岡。
そして、望月の居場所を突き止めた時・・・
表題作は全編凌辱される永岡の姿です。
あいまあいまに、高校時代の思い出が断片的に語られますが、それは二人の気持ちを知らしめるための挿入部です。
続編にあたる「邪淫」が優れていると思われます。
凌辱により身体を開発されてしまい、極めに望月への欲望を目覚めさせてしまった永岡が、最初は直也に無理矢理犯されるものの、次第に彼の気持ちを快楽を利用して、手玉にとりワルを見せる部分が小気味よささえ感じさせるのです。
最後のシーンでさえ、その駆け引きを使おうとする、すっかり愚かなしたたかさを得てしまった永岡の変化がゾクゾクさせます。
しかし、そんな永岡を望月は真っ直ぐで変わっていないと言わしめる、一途な愛。
愛は盲目とはよく言ったもので、歪んだものでさえ真っ直ぐに見せてしまうのでしょう。
ま、彼にとっては真っ直ぐな気持ちですから。
望月がヤクザといってもそんな偉い役でもないこと、変な小手先の展開を使わず、ストレートに身体を張ってエロで真っ向勝負にもっていっている、その手腕に潔さを感じます。
ラヴァーズ文庫にしては久々に読み応えのある本でした。
しかしながら、挿絵の國沢さん、この表紙・中のイラスト、少し前の奈良氏の絵を連想させて、かぶってきます。とても上手い絵師さんだと評価はしていますが。
幼馴染み再会もので、レイプで、4Pで、尿道プレイもお道具もあるし、乳首やヘソのピアスもあるし、徹底的にSMで、エロエロなお話です。
「淫雨」と「邪淫」の2話構成になっています。
ストーリーとしたら、音信不通だった親友・望月が借金取りのヤクザとして現われ、理不尽な取立てをしようとしますが、永岡は簡単に屈しません、そこで、舎弟たちに彼を陵辱させるというある意味お決まりな展開で始まります。
そのあと二人の思いが通じたかに見えたものの、「淫雨」はここで終わり。
「邪淫」はどうしても望月が変わってしまったとは思えない永岡が、再び消えてしまった彼を探そうとするおはなしです。
“なんとしてでも探し出す”と決めたとおり、過去に自分をレイプした一人の直也をたぶらかし、望月の行方をつかもうとします。
直也との関係は完全にSMなのですが、直也が段々弱い部分を見せだす反面、永岡は淫乱でしたたかになっていきます。
このお話の読みどころは、永岡がどこまでも強気だということだと思います。
身体は快感に屈し、どんどん堕ちていくようでいて、望月への思いは純粋で、その愛を貫くためには悪魔にでもなると言うほどの気概を見せるのです。
エロくないシーンは殆どないと言っていいくらい、全編を通してハードなエッチをしまくっているので、おなかいっぱいな感じですが、お話は痛せつない純愛なんですよ。