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義月さんの以前の作品で「琥珀色の誘惑」がありましたが、無垢な青年を自分好みに育てるというシチュですね♪
これもそんなお話なんですが、でも全然違う。
主人公の青砥は根っからゲイの、服飾の専門学校に通う苦学生。
未だに恋人がいたことも性の経験もなく、恋人が欲しいな~と思っています。
学校では、その性癖から女子といつも仲良くしていて、扱いも女子みたいです。
そんな彼が、課外実習で出かけた病院で出会ったのが、とても格好よく青砥の憧れのタイプの服飾メーカーの令息・久住です。
小児科医師の山際もゲイということで、3人で食事に出かけた際、酔った山際に”久住は遠距離恋愛だし、浮気公認だからつきあっちゃえば?”と言われて、傷ついたものの、欲望には勝てず久住と付き合うことになるのです。
青砥は純粋で泣き虫・・・すぐ感情があふれると泣いてしまうところ女の子みたいです。
今まで欲しかった恋人がかりそめでも出来たことで、真っ直ぐに素直に、とても可愛らしく久住に接しています。
ちゃんと欲望も持っていますので、性にも素直でものすごいエロになってしまうところが色気ダダ漏れです。なので久住も青砥をとてもかわいがるのですが・・・
ある時、山際の恋人が青砥にどろぼう猫とののしり、山際や久住に、彼らの地位を利用しようとしている狡賢い奴だ、というありもしない告げ口をしたことで、破局してしまうのです。
山際は、最初人の良い小児科医として登場していますが、青砥がゲイだと知った時の態度や、酔った時の態度、そして掌を返した時の態度といい、人間性を疑うような大人げなさです。
久住も、あれだけ青砥の純粋さを見ているはずなのに、告げ口だけで確認もせず、青砥にひどい言葉を投げかける、、、何と大人げない!
読んでいるだけで腹が立って、いつの間にか青砥と一緒に泣いている自分がいました(どうも不幸に弱いようです、自分、、)
後になって、久住の態度にはちゃんとトラウマになるべき理由があったのがわかるのですが、それでもプンプン!ですっ。
物語は、課外実習で出会った病気の子供たちもかなり絡んだストーリーになってきますので、そこがまた泣かせてくれるのです。
最後は再び青砥と一緒になって泣いてました。
青砥はこの久住を踏み台にしてイイ男になって、いつか卒業してやればいいんだわ!と思います。
エロもたっぷり見せてくれるし、泣かせてもらったし、満足な一作です。
涙腺崩壊!!
久々に素晴らしい小説と出会ってしまいました。
ちるちるで、レビュー巡りをしていたところ、この小説と出会って、茶鬼さんのレビューを見て、買おう!!と思いました。
読んでみて、これは予想以上だと思いました。
BLなのに、ストーリーがしっかりしていてびっくりしました。
それと、意外と女子キャラが多かったです。
一番心に残ったことは、久住と、青砥との間の誤解を解くために(といっても久住が一方的に勘違いしているだけなんですけど)久住にガツンと弱い青砥の代わりに自分の意見を言った由子がすごくかっこよかったです。青砥はいい友達を持ってるな―と感動しました。
それから、院内学級にいるルリちゃんって子がいるんですけど、その子は小さいのに病気と闘っていて、辛いだろうに・・・と思わず泣きそうになりました。そんなルリちゃんに青砥はドレス(天使)を作ることになるんですけどね。
この後は、すごく衝撃的な展開になるのでネタばれはここまで。
久住×青砥のほうは、青砥に尽くしている久住。(・∀・)イイヨー
お金持ちっていいですねww(殴
Hは、青砥がドMで、自ら誘っているところがえっろいと思いました。
えろの量は意外に多い感じはするんですけど、ドロドロした感じがしないです。ちょっとぬるめかな?
これはぜひ読んだことがない人は読んでみてほしいなと思いました。
コメントありがとうございます!!
そうですよね、この小説はもっと多くの人に知られてほしいです。
この小説の人たちはみんなが一生懸命なので
読んでいて、うちももっと頑張らないといけないな―と、そんな気にさせてくれます。
本当にありがとうございました!!
また、レビュー内で会ったらよろしくお願いします。
かざりさま、はじめまして
拙い自分のレビュがお役に立てて嬉しいです♪
ひたむきで一途な少年というので、しかも涙を誘う設定で、自分にもドストライク作品でした。
女子の出方も、本当に女子ってこういう風だよね!っていうまんまの言動がリアルだったし、子供たちもよかったですよね。
本当、大勢の人に読んでもらいですね。
甘くて怪しいレッスンのひと時と報われないだろう想いに身を焦がす青砥くんが主役の物語です。
パタンナーを目指す苦学生のゲイ。
友人には恵まれ目標のために一生懸命ないい子です。
お相手は服飾関係の会社を経営する一族の御曹司の久住さん。
セレブで美丈夫、将来有望なバイ。
そんな久住は青砥君の好みのタイプで一目で気にいってしまったのですが久住は遠恋中の彼氏持ち。
なのに浮気公認だからセフレとして色々教えてもらうことになってしまうのです。
二股とか浮気とかせフレとか略奪愛とかいうことには無縁そうな純な青砥ですが、だからこそでしょうか、夢中になったら後先考えずダメだと思いながらもやめられない想いにどっぷり浸かってしまうのは。
けど、久住はたとえ割り切った関係であっても恋人がありながら他に手を出すのは如何なものか。
お金と豊富な経験で若い子の無知につけ込んでいいようにしているとしか思えず好きになれませんでした。
青砥の友人と一緒になって「好きになる価値は無い」と言ってあげたくなりました。
挙句、自分の地位やお金を狙ってると勘違いして青砥をズタズタに傷つけ捨てるんですから。
そんな子じゃないとはわかるでしょうに…。
いくら過去に痛い目にあったトラウマのせいといっても許しがたいです。
なのに誤解だったと謝ったらすぐに許して両思いハッピーエンド♩と余韻も何もない終わり方にはちょっと不満で減点-★1。
できれば青砥が突っぱねて、その信頼を取り戻そうとあたふたする久住を完全には許せないけど始めからやり直してあげてもいいかもという気持ちにさせるまで必死に取り戻そうと駆けずり回る姿も見てみたいでした。
まさにタイトルの通り、主人公の青砥が攻めの久住に泣かされて教えられるという内容。
いきなり二人の関係が始まるんじゃなくてまずは服飾系専門学生の青砥が校外研修先の病院で久住に一目惚れするところから描かれているのがまたいいです
まるで女子高生のように一目見ただけで友達とはしゃいだりする恋愛の醍醐味とも言えるシーンが多かったおかげで
こちらも久住に対して憧れを抱いて「片思いの相手」という位置付けで見るようになります
更に仕立てのいいスーツや外見から推察される年齢、医師と友人関係にあることなどから「手の届かない大人の男性」という印象が強まります
そんな中でその憧れの久住とセフレになるという棚ぼた。
ここまでの行程が効果的に生きてくる瞬間です
まさかあの久住と、と読者もドキドキわくわくできるんです
「ご教示たまわりたい」という慣れない青砥のかたいメールから始まった二人のセフレという関係ですが
毎回の会瀬で久住のスマートなリードにとろかされる青砥ですが私も読みながらこれはやばい、おちるなと冷静に思いました
教えてもらう、という設定を生かした久住のキャラクターがまたすばらしい!
クールで仕事ができて、でも来る者拒まずで…まさに青砥の理想的な男性です
この理想の男性像も今まで付き合った経験がないという青砥らしさが出ている、何とも可愛らしい感じですよね!
自己評価が低いと友達にも言われてましたが確かに裁縫という秀でた才能がありながら青砥は控え目で自信の無さが目立っています
普段の私ならそういう受けはイライラするんですが、今回ばかりはそこも萌えに繋がっていて
無邪気で純粋な青砥がエッチの時だけ妙にエロくなって経験豊富な久住でさえ煽られるってのが最高ですね
しかし後半の青砥の不憫さ…
セフレという関係の危うさと不道徳的な面をしっかり描いたからこそ生まれる摩擦ですよね
片思いの時から丁寧にリアルに描かれているので感情移入しやすくて号泣しました!
ただひとつ…
散々ひどいことを言われたのに青砥が一度も拗ねたり拒否したりしなかったのは…(それらしきシーンはちょっとありましたが)モヤモヤが残りました
生来優しいのかもしれないけどここはもっと怒ってくれないと私が、イライラしますw
とは言え繊細で胸の高鳴る素敵なお話でしたー!
あとイラストが非常に綺麗
イラストからも久住の魅力が伝わってきました
とっても良かったです。
2人の気持ちの通じ合うところは萌えました。
しかし、やっぱりモヤモヤするのが攻とそれを取り巻く人々かな…いくらなんでも酷いだろうと…うーむ何か正当な理由があったり、きちんと弁解して、読みてとしても納得できる和解があれば良かったのですが、やはり引っ掛かりは残ってしまったので萌え×2どまりです。
とても好きなお話しだったのですが、せめてもう少し攻側が柔らかければなぁと思ってしまうので、神とまでは行かない作品でしたね。それでも萌える魅力的な作品ではありました