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言わずと知れた名作。
かの有名な厩戸王(聖徳太子)と、その厩戸王と政治を進めたことで有名な蘇我馬子の息子毛人(読み方:えみし)のお話。
飛鳥時代、厩戸王10歳くらいから遣隋使を送ることを決意するまでのお話です。
厩戸王には本当にカリスマ性があって、殿上人という言葉がふさわしい人。
毛人は損な厩戸王の唯一の理解者(ただそれを自分では理解していません)。
歴史を忠実に描いているので、歴史漫画が好きな人にも好評ですし、少女漫画が好きな人にも愛されています。
確かに、BLというくくりの中に入れるにはもったいない作品です。
いやぁ、くくれないwww
厩戸王はやることなすことすべてが大人びていて、偉い役職の蘇我氏、物部氏などもおののくほど。
先程も書きましたが、やはりカリスマ性があるのです。
しかしだからと言って本当に大人なわけはなく、逆にそのような力を持っているからこそ心は幼い子供のように素直です。
でもそのせいで、母親からは嫌われている…わけではありませんが、2人の間には少し亀裂があります。
これも物語を進めるうえで大きなキーとなっています。
まあこの作品に無駄な描写などなに一つありませんがねw
全編を通してこの二人の男同士の信頼にひびが入ることはないのですが、中性的な厩戸王に反して健全な男である毛人にはは、やはり恋愛関係は築かれなかった。
築かれないというよりは、築けないといったほうが適切であるかもしれません。
ですからしいて言うならバッドエンドになりますかね。
お互いがお互いを思いあったからこそ、毛人は厩戸王の愛を受け入れる事が出来ない。
私にはそう感じられました。
これを読まずに泣けるBLを語るなど、もってのほか!
是非読んでください‼