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表題作この貧しき地上に

藤堂大地
カメラマン助手
姫宮雪生

あらすじ

天女を思わせる美貌の母雪乃。
その面影を継いだ姫宮雪生は、亡き雪乃に執着する叔父によってひそかに邸宅の地下に監禁され、言語を絶する凌辱を受ける。
辛うじてそこから脱出した雪生を拾ったのは、写真家志望の青年藤堂大地。
記憶を失った美しい“迷い猫”に戸惑いながらも、次第に心通わせていく二人だったが―人として生きる苦しみと孤独。
その中で愛し合うことの意味を問う作者初の恋愛小説。

作品情報

作品名
この貧しき地上に
著者
篠田真由美 
イラスト
秋月杏子 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
ISBN
9784062553896
3

(2)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

期待外れでした

ミステリー好きなら「建築探偵」に聞き覚え方多いんじゃないかな、一般ミステリで有名な篠田さんのBL作品(あとがきによると恋愛小説だそうですが)
建築探偵シリーズは嫌いじゃないので(好きって程じゃないけど)期待してたんですがなんだか肩すかしくらいました。
文章自体は流石に手慣れた美しさなんですが、書かれてる内容が古臭い。
いや古臭いのはいいんですよ!!面白ければ古臭くてもいいんですが面白いし、どうもペラいんですよ。
雰囲気としては昔のJUNE系なんでしょうけどそこまで重厚なって感じでもないし。
兄の妻に恋した弟が、成長したその息子を拉致監禁する設定自体は好みなんだけど叔父の狂気が書かれてはいるけどこう鬼気迫るものが無いのですね。
行動や言動はかなり異常なんだけどそれが読み手に伝わって来ない。

あと読んでて閉口したのが挿絵の多さ!!
元々同人誌で発行した作品らしくその時の挿絵のまま多分使ってると思うんですがともかくやたらに挿絵が入って来ます、見開きも多いんで途中でうんざりしてきました。
それも挿絵にいちいちサインが入ってるのが同人ならいいかもしれないけどうざったくて正直目障り。
篠田さんと秋月さんは知り合い関係だし絵柄的には比較的作品カラーには合ってますが、こんなに挿絵ばっかなくてもいいよーって気分に。
この辺は編集側のミスでもあると思います、商業誌として出す時に挿絵のバランス考えて欲しかったなー。
それかいっそ挿絵作家を替えて編集しなおした方がすっきりして良かったかもと思いました。

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