「女は食い飽きたって言ってもさ、じゃあ男はどうよ?」

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表題作絶体×絶命

藤王雅也
退屈しているイケメン高校生,17歳
朝岡忍
ダサ眼鏡の同級生,17歳

その他の収録作品

  • 相思×相愛
  • あとがき

あらすじ

幼稚舎から高校までの一貫教育を誇る青北学園は、富裕な家庭の子弟御用達の男子私立高校だ。幼い頃からずっと一緒、お金に困ることもなければ、進路に迷うこともない、それゆえに刺激に飢え、ときには倫理観のずれさえもわからなくなることもあった。藤王雅也もそんな生徒のひとりだった。十七歳にして退屈しきっていた雅也は、幼馴染みたちとの賭にのり、クラスメイトの朝岡忍を抱くことになるのだが!?
岩本薫、待望の新作登場!!!!
(出版社より)

作品情報

作品名
絶体×絶命
著者
岩本薫 
イラスト
宮城とおこ 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
ISBN
9784813012214
3

(21)

(3)

萌々

(2)

(11)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
60
評価数
21
平均
3 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数7

なんか不思議だったw

見た目ダサダサな受けが変身して本当は美少年だった!
という設定は美味しいですよね~と思い、手に取りました・・・が!
なんだか様子が違います(;´Д`)

まずは攻め様ですが高校生にして不自由のない裕福な生活をして
ひとしきり人生に飽き飽きしていたところに
友達からのカケで、男を引っ掛けることに参加します
本当に最低な攻め様ですwww

受け様は見た目ダサダサの真面目ちゃんですが
せっかく友達!?になってくれそうで
学園でも目立つ存在の攻め様にソワソワして夜遊びについていきます

攻め様受け様共に、それってどうなの??という行動なのですが
最終的には、攻め様は実は本当に受け様の事が好きになっていて
それなりの高校生交際をしてハッピーエンドだったのですが!!

今回、受け様を変身させてくれる存在がいたのが凄かったです!
あの先生の存在が半端なくて、私はビクビクしながら読んでました
謎めいていて怖い方でした

1

成長している攻のすがたがかっこいい

一番気に入るのは攻の成長すがた。生まれてから甘やかされて育てた、限度なしのカードを持たされた。努力しなくても何もかも手に入る。見た目がよかったけど中身は最低。

その彼は友人のビンテージジーンズが欲しくてそれを受のバックバージンを奪う動画と賭けをする。受はうぶすぎて、声かけられて、すっかり舞い上がる。ほいほいホテルまでついていく。事後、受の姿を見て、自分のしたことを後悔したが。人生の中に謝ったことがないから受を無視するしかできない。ほんとにどうしようもない奴。

受はその賭けを知ってから攻から離れていく。自分の気持ちを気づいたとき受のそばには西園寺先生がいる。西園寺先生の家に不法侵入して、受を助けるすがたがかっこよかった。「謝っても謝りきれないと思っている。。。ごめん」と受に謝った。ちゃんと大人になったなあ。

後編、ラブラブな二人が読める。受の趣味に合わせて、アメリカの博物館に行くために初めてアルバイトをして資金を貯める。自分の給料でプレセントを買う。受を大事に大事にする攻のすがたが感動した。

6

アウトな攻めとアホな受け、と割に合わない王子様w

お金持ちのボンボン学校の高慢なキングマッサー藤王雅也は、日々に退屈しきった17歳。
同じくアホな仲間達との賭けに乗って、
庶民でダサイ編入生の朝岡忍を落とすこととなる。
商品はヴィンテージジーンズ。

で、簡単に目標は達成されその場面を録画し、翌日からは冷たくし。
戸惑う受けくん、実は賭けの対象にされていたと知って落ち込むところを、
王子様(=セレブ美術教師)に拾われて変〜身〜!
プロの技術や高価な服、様々な経験にすっかり磨かれた受けくんは、皆の人気者に。
そして、外見なんかじゃない!本当は受けくんを愛してたんだー!と
気がついた攻め(呼び捨てダーイッ!)に危機一髪のところ助けられ、めでたしめでたし。

はい?
受け(お前も敬称はヤメだ!)はアホなんじゃないの?
そもそもあんなチャラいのにほいほいついて行くなよっ!その上騙されても好きってどうよ?
それとさ、いかに教師とはいえ、いかにいい話でもふつうのこのこついて行かないでしょ?
貞操の危機になっても当然だと思わない?

そして、攻め!あんた、アウトーーッ!退場っ!
君のやっていること、殆ど犯罪だからっ! 
Hはいいとしても、合意なく録画とか不法侵入とか。
未成年の飲酒も固く禁じられております。

そしてだ、受けの魅力に気がついて、お金と時間を時間と手間をかけて磨いた西園寺先生。
きみは結局悪役なんですねー、割が合わなかったですねー。
おいしいところは全部ロクデナシ攻めに持って行かれてしまいましたねー、お気の毒さま。

…というおはなしでした。
いっそコミカルにするか、もっと心理的変化をきちんと描くかすれば違うのだと思うのですが
王道な設定ながら中途半端になってしまった感じ、誰も魅力的じゃないんもんなー。
ごめん、私は趣味じゃなかったですが好きな人もいなくはなさそうかな?

1

若い子の恋愛って感じです

高校生の恋愛って感じでした。

攻めが自分の好きな子を最初は大事にできないあたりが、
若さを感じます。
いつも大人キャラばかり読むクセがついていたので、
最初は攻めの存在にかなりいらつきましたが、
彼が成長していくのを見るのも悪くないな、と思いました。

ラストでちゃんと一人前の男として成長してくれたので、
攻めがステキになったけど、
わがままだったりアマちゃんだったりは、
将来的に変わらないきがするので、
受け君は将来ずーと苦労するんだろうな(苦笑)

個人的には、マイフェアレディを地でいく先生が気になります♪
彼の心をとかす若き生徒が現れて、
先生の心を満たしてほしいものです。

4

読み方間違いました。

これは…読み方を誤った私がきっと悪い。

生まれながらに色んなものを既に手にしていて人生に飽きてる攻めが、暇つぶしの賭けでチビでダサい眼鏡の子を落とすっていうお話。
攻めのひとでなしっぷりはなかなかに潔くて、ちっとも良い所がないのもいっそ清々しい。
人から向けられる好意に慣れてない受けがあっというまに落ちるのはすごく分かるからなおさら。

前半ちょっと木原音瀬テイストで、この攻めのことを「人でなしの癖になんか愛しい」って思えた瞬間「神」だな……と思いながら読んでいたのですが……。

あれれ?そっちに行っちゃう?
突然現れた道楽音楽教師にみるみる磨き上げられて変わっていく受け。
実は眼鏡ともっさい髪の下にめっちゃアイドル的美貌が隠れていたとか、お約束すぎる。
見た目が変わっただけで手のひら返したように学校中のアイドルに大変身!とか、安すぎる。

立ち居振る舞いから教養から髪や顔のお手入れまで、徹底的に教育されて変わっていく受けが、馬鹿みたい。
変わらなきゃ攻めが振り向かないって展開もアレだし、それにまんまと乗っかって逃した魚の大きさに物欲しくなってしまう攻めもアレだ。
リチャード・ギアだって、ジュリア・ロバーツがエスカルゴ飛ばしても「そこが可愛い」くらいの勢いで笑って見てたよ!
ここは受けにダサいまま自分を失くさず居て欲しかった!

木原音瀬作品だったら、絶対この話は「ダサチビ眼鏡なのになんで可愛いとか思っちゃうんだこの俺様が!」の方向に行ったと思うんだけどなぁ。
しかも受けが攻めのことをあっさり吹っ切れちゃえば尚良し。

……という読み方をした時点で、私の負けだった気がします。
そら展開違うさ、別人だもの。
前半期待値が高かった分、自分の好みに先を望みすぎて必要以上の肩透かしを食らってしまいました><

だいたい、こんな軽くて浅いきっかけのしかも高校生が、簡単に「愛してる」とか言うのがもう、作り物臭くてヤダ。
個人的にエッチでいきなり下の名前呼びってのに思いっきり引いちゃうので、その点でもマイナスゲージに振れてしまいました。

とはいえ、これは私の読み方が根本的に間違ってたってのがとても大きいと思うので、「変な期待をせずに読めばきっと萌えただろう」という期待を込めて、「萌」です。
こういう攻めは本来好きなんです。

3

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