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まず世界観が私好みでした。ナウシカ(漫画)とかもののけ姫みたいな感じ?ふわふわした感じじゃなくてわりとこってり詰まった感じ(世界観がちょっと凝ってて「西暦××××年」「説明しよう」みたいなノリ)のファンタジー。「地獄めぐり」を読んだところ個人的には萌えツボ作品じゃなかったんですがお話や絵が良くできてるな~と思った作家さんだったのでまた買ってみました。しかしこれは買って良かった!地獄めぐりが好きな方が多いようですが、私はこちらの作品の方が完全に萌えツボでした。絵はちょっとクセがある感じなんですが、技術がちゃんとしていてきちんと勉強されているような印象(BLでよくありがちな身体のバランスが悪く、キャラの動きがギクシャクしてるなんてことはない)で上手いです。空白も少なく丁寧に描き込まれていて作品の完成度が高い。個人的には受の性格や設定がすごい萌えでハマりました(最近ボブな髪型のフェミニンな受に弱いわたし。洋服もかわいい!)。わたしは完成度が低いBLはえろがいっぱいないと読まないんですが(笑)充分な完成度と萌えがちりばめられた良作(しかも短いですが作品の品性を損なわない程度のわりと濃厚なまじわり描写もある!)。難を言えば、前半からほぼ攻視点なのでベアは可愛く描かれてるんですが、攻の格好良さが今イチかな。少年ジャン○の熱血主人公みたいな(結構いい年してるんでついていけないんだな 涙)。ストーリーの構成上、仕方ないかなとも思うんですが、後半はベア視点なんでちょっと格好良くなってましたけど。あと良かったのはソリエの描き方が上手かった。キャラが立っててツンデレで可愛かったです。BLで女の子を上手く描くのは気使いますよね。ベアが攻の兄に似てるのでちょっと弟×兄を妄想させるところも良いです。パッとわかり易い萌え感の作品ではないかもしれませんが、何度も読むとじわじわきゅんきゅん☆くるカワユいお話になってます。この手のファンタジーBLに目がない方はハマる一冊ではないかなと思います。是非お見逃しなく!!!
大丈夫ですかね?心配です。見た目は人間でも元はくまのぬいぐるみ。挿入中にくまに戻ったら、やっぱり避けちゃうんですかね?綿がぶはって飛び散るんですかね。
元がくまだから、ベアの天然さが可愛いく見える。名前がベアってあれだと思うけど。
ロネのお兄さんがめっちゃタイプ。(受けとして)
でも、ソリエという彼女がいてノーマルだった。
最後まで楽しめた。子供が欲しいと言ったベアだけど、子供が欲しいならぬいぐるみから作れそうじゃない?ベアみたく。
とにかくベアが純粋で、一途で可愛いv
真っ白で、あんなに真っ直ぐに愛情を示されると、
誰でもきゅんと来そうです!
主人公のロネも訳ありで、背負っているものがあるのですが、
ベアによってそれが癒されていけばいいなと。
ソリエもまた、悲しみを抱えていますが、
彼女もまた、ベアによって癒されてる
皆を救い、幸せにしてくれるベア。
彼の幸せもまた、ロネとソリエによってもたらされる。
それぞれが誰かを想う気持ちが幸せに結びつくというのは素敵です。
少し切ない部分もありますが、
総じて愛に満ちているお話かと。
BL的にも、何もわからないベアに愛を教えていく過程は萌v
評価的には幸せに落ち着いて、「萌×2」!
故郷を失った孤独な運び屋のロネとぬいぐるみのベアとの、心温まるラブストーリーです。
外が騒がしくて出てみれば、男たちに乱暴されそうなベアを見付けます。助けたベアから言われたのは、「ディンブラの森に行きたい」の一言でした。その森はロネの故郷で、ロネ以外の人達は、殺された森だったのです。
ロネの子供時代の事件に、胸が痛かったです。ロネの兄とベアとの関係や、ベアとロネの出会い。もう一度訪れた故郷の森。明らかになっていく謎に、ドキドキしながら読み進めました。そして、ベアの可愛さにキュンとなります。人間の時もちょっとずれてて可愛いし、ぬいぐるみの時はクマで、文句なく可愛いです。「ロネの子供が欲しい」と言った時には、ニヤニヤしました。
大好きなお兄さんはいないけど、孤独だったロネに家族ができて、幸せそうな様子に胸がホッコリと温かくなりました。
九重シャムさんの描かれるファンタジーは本当に秀逸ですね。
前回のコミックス『青い傷と毒のリンゴと』は個人的に好みではなかったのですが、今回は大当たりかな。
ファンタジー系ゲームが好きな方にはオススメかもです。
街で“運び屋”として生活するロネ。“運び屋”とは名目だけで、やってる仕事は“殺し”。
そんなロネの前に現れた一人の少年・ベア。
彼はロネの故郷である森に行くために、ロネに道案内を頼みます。
ベアの正体は実はぬいぐるみだったんですが、そんなものはまだまだ序の口。
これからどんどん謎の種明かしが始まるんです。
九重シャムさんはこういう話の展開がお上手ですよね。
先が読めない(私がバカだからか?)。
だからグイグイ引き込まれます。
ロネが街を去ったのには理由があって、それはロネの心の傷に関係していました。
ベアと出会って、ようやくそれと対面できたロネ。
そしてベアを故郷の森に連れて行ったからこそ、ようやくロネの新たな道が始まったんだですよね。
二人が出会ったからこそ二人の物語が始まるっていうか、二人は出会うべくして出会ったっていうか…
こういう運命の出会いってヤツは無条件で萌えますね。
運命の相手がお互い男だっただけ、ってことですよね。
うおおおおお…萌える………!!
また、この独特の世界観がまた絶妙で、ロネの兄・カロや、その恋人・ソニアのように“森を守って生きていく”者の、森に対する強い思いや時には苦しみが、痛いほど伝わってくるようでした。
地面に射す木漏れ日とか、澄み切った青空とか、対する夜の暗黒とか、
自分もその世界に飛び込んだようにイメージできるってのはすごいですよね。
この世界観にまんまとハマってしまいそうです。
ほのぼのとした中に、カロ、ソリアを含めた家族愛もあり、メインのロネとベアの恋物語も楽しめます。
ぬいぐるみのベアにとってはこれが最初で最後の恋かもしれませんね。
ちゃんと無事エッチもできたのでめでたしめでたし♪
幸せそうな二人をみていると、こっちまで頬が緩んでしまいそうになりますww
ほろっときて癒される、そんなBLをお求めの方にオススメの一冊です!