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宮様は覡の虜~平安時空奇譚~

miyasama wa kannagi no toriko

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表題作宮様は覡の虜~平安時空奇譚~

三浦孝宏
権宮司
泰仁
東宮弟、二の宮

その他の収録作品

  • 宮様は覡の虜
  • あとがき

あらすじ

由緒正しき三浦神社に代々伝わる呪術、入れ替わりタイムスリップによって次男の秀輔が平安時代に飛ばされてからおよそひと月。今度は遥か平安の世から一人の青年が現代に飛ばされてきた。その哀れな犠牲者第二号は…帝直系の皇子、泰仁。雅な深窓の桂人、泰仁は、言葉虐めが趣味の外面温厚・中味はドSの三浦家長男、孝宏から失礼極まりない扱いを受けるはめに…。
理性崩壊v失神寸前v涙目エロス★
大好評!平安時空奇譚シリーズ第2弾!!
(出版社より)

作品情報

作品名
宮様は覡の虜~平安時空奇譚~
著者
牧山とも 
イラスト
SILVA 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
シリーズ
覡は永遠の恋人~平安時空奇譚~
発売日
ISBN
9784781604985
3

(4)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

あらすじと帯に偽りなし

シリーズ第1作の平安時空奇譚「覡は永遠の恋人」の2作目は前作受け・秀輔の兄でドSのお兄サマ攻め。
ドSといっても、全編痛い系要素は皆無ではありますが、孝宏の性癖の関係上??エロ濃いめ!

前作で高級貴族の光玲が普通に尊大だったのを通り越して、泰仁も二の宮という圧倒的な高貴な生まれから、受けですが、当然の上から目線なので、下剋上の雰囲気もありつつ、女王受けともとれそうですが、どちらかといえば、「高貴だけど、真性ドM」だったのかも…と読み終わった今は思います。

孝宏はソトヅラは由緒ある京都の神社の権宮司らしく温厚で優しい人を装ってますが、内面では実は全く違う人格で、サディスティック、好きな相手ほど言葉攻めでいたぶる性欲旺盛。普段も、気高い相手を泣かせるのが最高…と考えている様な人で、その辺が原因で恋人とはなかなか続かず、ふた月ほど前に恋人と別れて今はフリー、人肌恋しいこのごろ、仕事中に宝物庫に入ったところで、閃光とともに泰仁が現代にタイムスリップしてきます。

孝宏も言ってましたが、秀輔は現代人なので平安時代の知識がある状態でタイムスリップしているのに対し、泰仁は後世である現代のことは全く知らずに飛ばされてしまうわけですから、時代のギャップへのなじめなさと不安感は秀輔以上のものがあり、あたりまえにすべてわからない状況。

泰仁に現代のことを教えたり、身の回りの世話をするように宮司の父から言い渡されて、最初は嫌々ではありましたが泰仁の現代へ慣れるための教育(しつけ?調教?)が始まります。

「現代の常識」教室ですが、色々習っている泰仁が素直で激カワイイです。高貴ですがとにかくピュアでいい子。
この兄サマはなんでも「現代の常識」を盾に泰仁に色々させるワルイお兄サマです。

でも、孝宏は決して血も涙もない悪人というわけではなく、実は、ホームシックからくる精神的苦痛で泰仁が倒れてしまうところがあり、泰仁に、これからは何でも自分にため込まず、何でも自分に相談するように、何でも聞いてやる…的なことを孝宏が伝えるシーンがあって、孝宏の株がここでグッと上昇しました。カッコイイ!
さりげなく泰仁を気遣うデートや買い物も楽しそうで、閨事時以外はお兄サマは普通にイイ彼氏でイイ雰囲気だと思います。泰仁が色々現代への驚いているところなんかも普通に面白かったです♪

1

エロマゾ?

前作では、現代人が平安時代にタイムスリップしてしまう
お話でしたが、今回は、その反対。
平安時代の人が、現代にタイムスリップしてきます。
(入れ替わりのタイムスリップなんですね。)

平安から来たのは、帝直系の皇子・泰仁で、
その世話をするのが、前作で主人公だった修輔の兄、孝宏です。
泰仁が現代に生きれるよう、世話をしっかりしてくれるんですが、
この、孝宏、どS、言葉責めが趣味ということで、
泰仁を立派なエロマゾにしようとのこと。

ただ、ただ、そんな、いう程でもなかったような・・・。
どSでも、エロマゾまででも、なかったような・・・。
そう思ってしまった自分が、切ないです。

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