• 紙書籍【PR】

表題作恋の孵化音 -Love Recipe-

高澤兵吾
元外科医の医療コンサルタント会社敏腕社長
檪原直生
ローフードでアトピー克服した管理栄養士

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

管理栄養士の直生は、敏腕社長・高澤の依頼でドクターズレストランの監修をする事に。高澤が偏食家と知り、奮闘する直生だが!?

作品情報

作品名
恋の孵化音 -Love Recipe-
著者
妃川螢 
イラスト
かんべあきら 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
レーベル
ローズキーノベルズ
発売日
ISBN
9784861231469
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

忘れられない人の面影

今回は元外科医の医療コンサルタント会社敏腕社長と
ローフードでアトピー克服した管理栄養士のお話です。

受様視点を中心に2人の出会いからまとまるまでと
攻様視点でラブラブな後日談を収録。

受様は幼い頃酷いアトピー性皮膚炎で
ソレが原因でいじめにも有っていた為
とても内向的な性格でした。

一人息子の為と奮起した受様の母は
独学で食品の栄養やアレルギーについて学び
息子の体質改善を成し遂げます。

栄養士の資格まで取得した母に習うように
受様も大学で栄養学を専攻、
国家試験を経て管理栄養士となります。

もっと知りたい、極めたいと思った受様は
野菜ソムリエや雑穀アドバイザー、
フードコーディター等の食に関する資格を取りながら
フリーランスで仕事をしていました。

そんな受様に持ち込まれたのが
医療関係のコンサル会社からの要望
ドクターズレストラン開店の為に
管理栄養士を探しているというものでした。

そのコンサル会社は業界でも注目の会社で
訪れたオフィスで受様を待っていたのは
威圧感と威厳に満ちた精悍な眼差しの男でした。
この人物こそ今回の攻様になります♪

今回の依頼主は民間の大病院で
見舞客や通院患者以外の客を取り込める
予防医学としての食事を提供する
レストランを目指すのだと言い

受様の食に対する
揺るぎない姿勢を気に入った攻様は
複数店舗の計画まであるこその全店舗の
メニュー監修を受様に依頼します。

びっくりする受様ですが
食べ物で人を幸せにしたい、
本当に美味しいものを食べて欲しいと願う
受様には願ってもないチャンスです。

受様が引受けると決まると
精力的に話を進めていく攻様に圧倒されつつも
受様はメニュー作りを始めるのですが

ある日仕事終わりの攻様に食事を誘われ
野菜は嫌いだと肉しか口にしない攻様に
食の大切さを説きますが全く相手にされません。

食べ物の影響を自身の身体で知る受様は
攻様の食生活の酷さが気にかかり
受様はメニュー開発の傍ら
攻様の食生活の改善にも力を注ぐ事にします。

受様のメニュー開発と攻様の食生活の改善は
どちらが先に達成されるのか?!

既刊『白衣の執着』の主役カプの病院にて
経営コンサルタントを務める攻様の恋物語で
再会モノになります♪

『白衣の執着』で既に
今回のレストラン企画の話題が出ていますが
ソレが新作になったのはちょっとびっくりですが

自身の体質から食に関する拘りをもつ受様なので
予防医学やマクロビオティック、ローフード等
食に関する色々な話題を盛り込みながら

受様の初恋の相手や
攻様が医師をやめる原因となった教授を絡めて
レストランがオープンを迎える終盤まで
どうなる事かとワクワクして読めました♪

受様の初恋相手が誰なのかは
受様以外には割に早めに判ってしまうのですが
激鈍な受様は気付かないのですよね(笑)

そんなお約束な展開も
私的にはドキドキ要素で結構ツボでした。

続編は攻様視点での後日談で
公私ともに受様と上手くいっているはずの
攻様の悩みを描いた短編です。

まぁ、ラブラブゆえの悩みなので
単なるノロケですけど(笑)

今回は本作のドクターズレストランの
オーナーカプのお話で妃川さんの既刊
『白衣の執着』のご一読をお薦めはします。

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP