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…なあ。こんなに明るいところで、しかも海の中で……すんの?
私、上下巻って基本的にまとめて読みたいんです。いえ、続きものはみんなそうなんですが。
というわけで、これも出たときに買ったものの、下巻が出るまで寝かせておこう・・・と思ったら1年経っちゃったよ!それでも読まずに待った自分は我慢強いのか、ただのアホなのか・・・
というわけで、旦那様・ウィルフレッド(攻)と奥方様・ハル(受)の新婚旅行編です。南の島へと旅立つ2人。行きの豪華船室で『もう二度とないから』とHしたり(描写はなし)、無人島を半日借り切って海の中で・・・
いったいどうしたの、旦那様!?というくらい開放的かつ積極的な2人。このシリーズ、キャラクターは根本的に変わってないのに、関係性は随分と違ってきている。でも、そこにまったく矛盾を感じないんですよね。
例えば、↑の『船室で~』にしろ、『南の海の中で~』にしろ、以前の2人だったら考えられないくらいなのに、そこにまったく違和感がないんですよ。旦那様は相変わらず堅物で朴念仁のまま。ハルも素朴で可愛いところはそのまま。変わったのはお互いへ向ける強い愛情だけなんですね。そしてそれが、自然にラブラブなムードを醸し出してるんです。
イヤもう、毎回書いてますが、無自覚だからこその『怖いものなし』とでもいうのか、なんとかしてくれ、この2人!というくらいにこっちが恥ずかしくなっちゃいます。なんかあちこちが痒いです。こんなに読んでてこっちが照れるCP(作品)って、私はそうはないですね。でもそれでも大好きなんですが。いつも、心の中ではジタバタしながら読んでます、ええ。
あ~、メインCPのラブラブに呑まれて、事件に触れてませんね。新婚旅行中、無人島の海の中でHしたあと(・・・なんて纏め方だ)、洞窟探検で死体を発見してしまい、なぜか2人揃って牢屋に入れられてしまいます。しかしさすがほのぼのCP、3日間の牢での生活も仲良く楽しくお喋りして過ごしちゃうんですね~。
そして忘れちゃいけない、大事な脇役CPである執事・フライトさんとハルのおつき・キアランも、今回もなかなかいい仕事してます。
というわけで、下巻に続きます。
これはもうラブよりも事件メインですね(笑)好きだからいいですけど。
ただ、ちょっと気になったのは、(この小説の時代背景の細かいとこまではわかんないですけど)使われてる言葉がそぐわないんじゃないかと思える場面がいくつかありました。
前もこんなだったかなぁ?前作は結構前に読んだもので記憶が曖昧なんですが…。『荼毘に付す』って完璧仏教用語ですよね…。『マジで?』や『ムカつく』も、電話や車のない時代に使われていないだろう…。
ちょっと気になる部分はあるものの、事件はこれからまだ謎が深まって行くみたいなので下巻も楽しみに読もうと思います。
しかし、キアランがどんどんお母さんみたいになっていく(笑)…お母さんていうより乳母っぽいな。
でも、孤独だったハルにこんなに自分を思ってくれる人達が出来たっていうのはとても嬉しいことですね。
これからもみんなで仲良く暮らして行ってほしいな。