…なあ。こんなに明るいところで、しかも海の中で……すんの?

小説

  • 新婚旅行と旦那様の憂鬱(上)

新婚旅行と旦那様の憂鬱(上)

shinkonryokou no dannnasama to yuuutsu

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表題作新婚旅行と旦那様の憂鬱(上)

ウィルフレッド・ウォッシュボーン
検死官
ハル
伴侶で助手

同時収録作品新婚旅行と旦那様の憂鬱(上)

ジャスティン・フライト
ウォッシュボーン家執事
キアラン
ハルの世話係,フライトのパートナー

その他の収録作品

  • あとがき
  • 下巻のための巻末座談会

あらすじ

検死官ウィルフレッドとその助手ハルは、ついに永遠の伴侶に。
蜜月を取り戻すべく、厄介な仕事から逃れて新婚旅行へ! と思いきや…

――この島にいるのは、俺とお前だけだ。「北の死神」こと検死官ウィルフレッドとその助手ハルは、数多の試練をくぐり抜け、ついに永遠の伴侶に。だがハルは蜜月どころか限界にきていた。ウィルフレッドにふさわしい奥方となるべく、慣れない社交界のしきたりに縛られつつ助手と厨房業務の傍ら屋敷のやりくりにまで頭を悩ませる日々。事態を案じたウィルフレッドは、休暇をもぎ取り旅立つことを決意する。豪華客船でいざ南国の楽園へ! 誰にも邪魔されないロマンチックな時間を過ごそうと、心躍らせる二人だったが…
(出版者より)

【注意!】
お付けする書き下ろしペーパーは、上下巻とも共通の者です。

作品情報

作品名
新婚旅行と旦那様の憂鬱(上)
著者
椹野道流 
イラスト
金ひかる 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
作る少年、食う男
発売日
ISBN
9784576110226
3.3

(3)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

読むまでが長かった・・・

私、上下巻って基本的にまとめて読みたいんです。いえ、続きものはみんなそうなんですが。

というわけで、これも出たときに買ったものの、下巻が出るまで寝かせておこう・・・と思ったら1年経っちゃったよ!それでも読まずに待った自分は我慢強いのか、ただのアホなのか・・・

というわけで、旦那様・ウィルフレッド(攻)と奥方様・ハル(受)の新婚旅行編です。南の島へと旅立つ2人。行きの豪華船室で『もう二度とないから』とHしたり(描写はなし)、無人島を半日借り切って海の中で・・・

いったいどうしたの、旦那様!?というくらい開放的かつ積極的な2人。このシリーズ、キャラクターは根本的に変わってないのに、関係性は随分と違ってきている。でも、そこにまったく矛盾を感じないんですよね。

例えば、↑の『船室で~』にしろ、『南の海の中で~』にしろ、以前の2人だったら考えられないくらいなのに、そこにまったく違和感がないんですよ。旦那様は相変わらず堅物で朴念仁のまま。ハルも素朴で可愛いところはそのまま。変わったのはお互いへ向ける強い愛情だけなんですね。そしてそれが、自然にラブラブなムードを醸し出してるんです。

イヤもう、毎回書いてますが、無自覚だからこその『怖いものなし』とでもいうのか、なんとかしてくれ、この2人!というくらいにこっちが恥ずかしくなっちゃいます。なんかあちこちが痒いです。こんなに読んでてこっちが照れるCP(作品)って、私はそうはないですね。でもそれでも大好きなんですが。いつも、心の中ではジタバタしながら読んでます、ええ。

あ~、メインCPのラブラブに呑まれて、事件に触れてませんね。新婚旅行中、無人島の海の中でHしたあと(・・・なんて纏め方だ)、洞窟探検で死体を発見してしまい、なぜか2人揃って牢屋に入れられてしまいます。しかしさすがほのぼのCP、3日間の牢での生活も仲良く楽しくお喋りして過ごしちゃうんですね~。

そして忘れちゃいけない、大事な脇役CPである執事・フライトさんとハルのおつき・キアランも、今回もなかなかいい仕事してます。

というわけで、下巻に続きます。

1

下巻が楽しみ

これはもうラブよりも事件メインですね(笑)好きだからいいですけど。
ただ、ちょっと気になったのは、(この小説の時代背景の細かいとこまではわかんないですけど)使われてる言葉がそぐわないんじゃないかと思える場面がいくつかありました。
前もこんなだったかなぁ?前作は結構前に読んだもので記憶が曖昧なんですが…。『荼毘に付す』って完璧仏教用語ですよね…。『マジで?』や『ムカつく』も、電話や車のない時代に使われていないだろう…。
ちょっと気になる部分はあるものの、事件はこれからまだ謎が深まって行くみたいなので下巻も楽しみに読もうと思います。
しかし、キアランがどんどんお母さんみたいになっていく(笑)…お母さんていうより乳母っぽいな。
でも、孤独だったハルにこんなに自分を思ってくれる人達が出来たっていうのはとても嬉しいことですね。
これからもみんなで仲良く暮らして行ってほしいな。

1

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