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「同級生」シリーズを読んだ時に
「あれ?小田急?」とは思っていたのですが、
明日美子先生、小田急線好きなんですね。
私も大好きです。
小田急線を舞台に起こる色々なお話が入った短編集。
どれも明日美子先生ワールドが広がっていて、
本当素敵なお話ばかりでした。
しかし入生田駅に目をつけるとは、
よほど小田急を知らない方でないと、
思いもつかないんじゃないかな。
(近隣にお住いの方、ごめんなさい)
また最後のあなたは…おぉ〜なるほど〜。
小田急はここ数年で駅を改築して
登戸〜新宿間は特に小田急色が薄れてしまい、
駅の周りもだいぶ変わりましたが、
のほほんと、のんびりした私鉄です。
多摩線の方に行くと、ちょっと笑っちゃうヤンキーがいたりしてだけど、
なんか可愛い。
江ノ島駅も本当竜宮城みたい。
初めて行った時は、私もクスッと笑いました。
箱根方面に行くと、山がたくさん見えて、
時間の流れがゆっくりしてきますしね。
着いた時はいつもほっとします。
だいぶ昔に聞いた話ですが、
昔、私鉄が「ストをやる!」となっても、
小田急だけはやらなかったらしいですよ。
社員さんもギスギスしてないですし、温かい。
私が知ってる人だけかもしれないけど。
もぅ80近いおじいちゃんですけど、
いまだに連絡をくれる優しい元小田急の社員さんもいます。
温かいんです。
最後の人が出てきた時、ちょっと昔お世話になった方を思い出しました。
最後の人も、80歳位になった時、
私の知ってる方みたいになる気がします。
(勝手な妄想ですけど)
そんな小田急線のあったかさが
いっぱい詰まった1冊でした。
また小田急って、こういう話ありそうなんですよね〜。
明日美子先生の愛情たっぷりな温かい1冊です。
もし良かったら、是非読んで欲しい作品です。
サバランってケーキ食べてみたい!
お店で見たことないー…気付いてなかっただけかなぁ?
今度ケーキ屋さん行ったら探すぞ(`・ω・´)b
短編なんだけど、少しずつどこか…駅という場所を通じて繋がっていて、最後の話では全員がさりげなく出てきてよかった。
ってか、最後の話の男の人はあなたか!?ってなりました(笑)
でも小田急線をご利用の方が読んだらもっと楽しめたのかなー?ってふと思います。
全く馴染みのない鉄道なので(ノ∀`)タハー
小田急使う人が羨ましい。
あの名作「同級生」で、佐条君が気分が悪くなってうずくまっていたのは、成城学園駅。
彼の家は、小田急線を下ったところにあるんだなー、彼らの高校はさらに下るんだなー
そのまま乗って行くと海に行っちゃうんだなー、と思っていたのですが、
その小田急電鉄を舞台にしたオムニバス。
穏やかな雰囲気の短い物語が連なっているのですが、
それぞれの話が緩やかに関連していて、張られた伏線がさりげなく回収されていて
全体としてのまとまりを作っています。
別々な、実際には交わらないで暮している人々が、実はどこかで繋がっている、
そんなことを優しく語っている感じがします。
登場人物たちが駅のホームに集合している、表紙カバーの絵も秀逸。
明日美子さんは、小田急線がお好きなんだそうですが、
鉄道に関するちょっとした蘊蓄も織り込まれています。