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表題作ハートの問題

望月三太
704号室の隣人で服を売る職業・22歳
三鳥要
両親の海外赴任で一人暮らしの高校生・17歳

その他の収録作品

  • ハートの約束
  • あとがき

あらすじ

歌手の姉のPVに出た幼い頃の記憶を封印した要の前に現れた目が覚めるように美しい男は、要のファンだという——臆病な心を包み込むご近所ロマンス!
(出版社より)

作品情報

作品名
ハートの問題
著者
一穂ミチ 
イラスト
三池ろむこ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403522710
3.2

(67)

(11)

萌々

(17)

(25)

中立

(5)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
12
得点
203
評価数
67
平均
3.2 / 5
神率
16.4%

レビュー投稿数12

しっかりドラマはある

サンと要の関係だけを見れば
あまり難しくなく進んでいく恋のお話、という
感じでしたが。
要の隣人とのやり取りがものすごく危なかったり
要が後ろ向きな性格になった理由含めた過去が重たかったりして、メリハリのついた展開となっていました。

要が長年抱え続けてきた誰もわかってあげられない悩みや葛藤には
苦しくなりつつも引き込まれる部分があり、
一つひとつのエピソードにはしっかりドラマがあったけれど
サンのキャラが掴みきれなくて戸惑ってしまったところもありました。
自分に正直で前向きで良いも悪いも判断できるのに
後先考えず突っ走り気味なところもあったり…
結局はどんな人だったの?と思ってしまうくらい
イマイチはっきりしない人物像にモヤってしまいました。
普段要をすごく大切にしてくれているのに、両想いになってすぐセックスしようって言うのも
なんだかなぁ…。という感じ。

ストーリーは面白かったけれどキャラにハマれず、引っかかるところも多かったです。

0

イラスト……

ストーリーは凄く好きでしたが、挿絵が好みじゃなかった。
全然モデルじゃない。美形に見えないし顔がでかい気がする。

攻めのサンが所属する事務所の所長がカッコイイ。
女性だからBLにはならないけどこの人がどんな風にデザイナーに片想いをしていたのかもっと知りたいと思った。
受けの要のお姉さんは何だかCOCOを連想した。

でもこれ芸能界の話でモデルと元モデルと歌手と元子役が出てくるのだけど、イラストが本当にもっと好みのものだったら3倍くらいはこの作品が好きになったと思う。
ストーリは攻め現役ピカピカモデルが受け元子役を大好き過ぎて「すきすきすきすき~!やりたいやりたいやりたい!」という話ですw

2

姉がイイ!

受けの暗い過去、そして攻めの仕事が若干派手ですが、お話全体は派手派手しさはなく淡々とすーっと進んでいきます。
文章でその場面が浮かぶのは、相変わらず一穂さんの素敵なところですね。
出だしのお隣の騒音がインパクトありましたが(苦笑

攻めのサンは、受けが子供時代に出演したPVを未だに大好きな、ちょい天然ワンコな感じのカッコマンです。
わたしの大好きな攻めタイプなので、よけいこの作品が好きなのかもしれません。

対して受けの要は、子供時代にミュージシャンである姉のPVへ出演したことで弾き起こった、かなり暗い過去があります。
ただこれは姉も一緒に背負っているのが、救いかな。

一穂さんですから、この姉もひじょうに良いです。
ミュージシャンらしいフワフワ感はありますが、根はキチンと「姉」していてある意味カッコ良い女性だと思います。

要の過去がかなり暗いので、サンの明るさ天然さや姉の存在は読み手として救いでした。

6

大好きです^^

ちょっとしたトラウマを抱えている主人公(受)を攻が
一生懸命に支えようとする姿がとてもよかったです!
ワンコ攻もえた~( ´////`)
いつもの一穂さんの作品とちょっと雰囲気が違ったんだけど、
二人とも一生懸命に生きて恋をして
お互いが大切になっていく様子がとても丁寧で
やっぱり一穂さんの作品好きだな~って思いました☆
お姉さんもとてもよいキャラで読んでいて気持ちがよかったです。
元婚約者のところを読んで、お姉さんが大好きになりました。
最後は恋人とうまくいってよかったぁっ♪

4

軽く見せかけて、芯がある。

一穂さんの作品らしい、文体ではないな~と思い読んでいましたが、
やはり、人物描写が一穂さんらしいと思わされてしまいました。
特に攻の性格
軽く見せかけて、ブレない芯のある人物です。

受は、子供のこと、芸能活動をしたことがあり、
「かわいい」頃から成長した今のことを
全く良く思えておらず、コンプレックスともとらえている
高校生。

攻は、そんな受と同じアパートフロアに住む人物で、
受の子供のころの姿の大ファン。
ちょっとした事態から、半同棲生活となります。

大きな事件が起こるわけではありませんが、
率直に表現することの大切さを感じる物語でした。

3

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