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ついに始まったロン・ティボーへの挑戦。悠季の結果は…!?
今回の本は、丸々1冊、悠季のロン・ティボーへの挑戦とその結果に費やされています。
悠季が、バイオリン演奏者として、どう音楽に向かい、何を克服していくのか、
予選1戦、2戦、決勝戦と、コンクールの進行に合わせて、今までの悠季の努力と経験がどう実を結ぶのか、次々と、ジグソーパズルの残りのピースがはまっていくように、一気に読ませる展開です。
ここまで来ると、既にBLの域を脱して、恋愛要素はかなり薄め。
悠季自身が、恋愛というか、セックス込みでの圭との生活と、自分の演奏家としてのコンディション調整とを、どう折り合いをつけるか、
そして、圭も、悠季との関係が、次のステージに進んだことを理解したかという、二人の関係をどう維持して行こうかということを悩む段階です。
長いシリーズの作品だからこそ、この1冊はまさにクライマックスで感慨深いです。