ついに始まったロン・ティボーへの挑戦。悠季の結果は…!?

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富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 天上の愛 地上の愛

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表題作富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 天上の愛 地上の愛

桐ノ院圭
指揮者
守村悠季

あらすじ

シャントレーという好敵手との出会いを経て、自身のすべてを動員して研鑽に励んだ悠季は、ついにロン・ティボー国際音楽コンクールに挑む。愛する圭に見守られながら、自分が奏れるベストを出し尽くした結果は…?
(出版社より)

作品情報

作品名
富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 天上の愛 地上の愛
著者
秋月こお 
イラスト
後藤星 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ
発売日
ISBN
9784044346584
4.2

(4)

(2)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
17
評価数
4
平均
4.2 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

既にBLの域を脱して

今回の本は、丸々1冊、悠季のロン・ティボーへの挑戦とその結果に費やされています。
悠季が、バイオリン演奏者として、どう音楽に向かい、何を克服していくのか、
予選1戦、2戦、決勝戦と、コンクールの進行に合わせて、今までの悠季の努力と経験がどう実を結ぶのか、次々と、ジグソーパズルの残りのピースがはまっていくように、一気に読ませる展開です。
ここまで来ると、既にBLの域を脱して、恋愛要素はかなり薄め。
悠季自身が、恋愛というか、セックス込みでの圭との生活と、自分の演奏家としてのコンディション調整とを、どう折り合いをつけるか、
そして、圭も、悠季との関係が、次のステージに進んだことを理解したかという、二人の関係をどう維持して行こうかということを悩む段階です。

長いシリーズの作品だからこそ、この1冊はまさにクライマックスで感慨深いです。

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