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若い頃に一度文学賞を受賞して、(たぶん)"イケメンで才能のある時の人"的に持て囃されてしまったのだけど、その後は鳴かず飛ばず……という主人公と、彼の殻を破ってくれる男との出会いとそれからのおはなし。
「良い作品が書けないのは無駄なプライドのせい」とセクハラ…というか陵辱というか…な行いをするのですが、正直そんなことで長いスランプを脱することができる!ということの説得力が乏しくて。
まぁ、エロな状況にもっていくための設定なのである程度は仕方ないのでしょうけど。
また、美形俳優が役に入り込むあまり、執着心を起こして……という顛末も無理矢理感が拭えませんでした。
まぁ、最終的には八方まるくおさまったようで良かったのですけど。細かいことは考えずに、エロティックな状況を楽しむための一冊ですね。※kindleアンリミテッドにて。
過去、純文学の登竜門だといわれる賞を受賞した事のある晃司(受け)。
一作目の小説は大学時代、演劇部の為に書いたシナリオを小説にした物が受賞されベストセラーとなったのだが、二作目は酷評で散々な結果だった。
その為三作目を書く熱意もなくなってしまった晃司。
バーで悪酔いしていた晃司の前に思わず見蕩れてしまう程の男が現れた。
彼は晃司が「東雲晃司」だと知っている様だった。
晃司は彼に挑発され、一週間後にシナリオを書いてくる事を約束させられた。
晃司にシナリオを書く指導をする黒崎ですが、彼の心情が殆ど分からなかった。
何を考えているのか、晃司をどう思っているのか最後の最後まで分からなかった。
何故「徹底的に自分を壊す」為に、裸にコートを羽織ってる状態で晃司を外の非常階段へ連れて行き、エロい事をしたのか。
他の人の迷惑だから…。
(-_-;)
次作の為とは言え、晃司を部屋に監禁し、裸で過ごさせるし。
何だそれ。
全く私には理解出来なかった。
そんな行動、必要か?
黒崎の考えてる「必要性」が私には全く理解出来ず、逆に笑っちゃったよ。
あと、晃司のプライドの高さが嫌で、最後まで読むのが面倒になってました(読みましたけど)。
私の好みの作品じゃなかったです。