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表題作戦う!セバスチャン(2)

その他の収録作品

  • 戦う!セバスチャンご紹介篇
  • デーデマン家使用人日誌
  • オマケ篇

あらすじ

その男、愛されすぎて、大めーわく……っ! 今日も今日とて、フラン◯フルト最強の執事・セバスチャンは多忙だった。かまってオーラ全開の御主人様(♂)のおやつを作りつつ、喧嘩上等な謎の少女型生物のタックルをよけ、黒いオーラを発生するお向かいさんと、フラン◯フルトの経済を裏で操る。気づくと膝では御主人様が、さっきのおやつをはぐはぐしている……。そんな、日々繰り広げられる『セバスチャン争奪デーデマン杯』に、セバスチャンを狙う、ホンモノの新シェフ参上! あぶない! セバスチャン、にげてぇぇぇ?っ! ますますハイテンションに加速する、池田乾の最強! 執事コメディ、描き下ろしもたっぷり!な第2巻!!

(出版社より)

作品情報

作品名
戦う!セバスチャン(2)
著者
池田乾 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Wingsコミックス【非BL】
シリーズ
戦う!セバスチャン
発売日
ISBN
9784403617348
3.5

(2)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ホンモノ登場。

2巻になると、絵も今現在発売されている『♯』や『少年~』に近付いてきて、読みやすく
中途半端だったテンションも上がって来て、キャラも安定してきて読むのが楽しくなってきました。
セバスチャンもどんどんと最強の名に恥じないキャラに。
相変わらず、デーデマンを主人と思わず、主人を動かす為にやさしい顔をし、その後は鬼のような所業でもってデーデマンに仕事をさせる。
実に有能な執事様です。
1巻ではデーデマンの我が儘を執事として叶える、というスタンスがあったはずなのに、2巻ではもはや失われた設定です。

新キャラ、ホンモノの人ディビットさん登場の巻です。
このホンモノというのはニワカではないということで。
なにがホンモノかというと、ディビットさんの性的嗜好について。
彼は自らゲイであるということを高らかに「アイッ アム ア ゲイッ」宣言している。
ディビットの美味しい所は、セバスチャンをハニーと呼び、ナチュラルに迫り、キスをさらっとかますところです。でも、セバスチャンは動じない。
そおんなことで動じるタマではない。
しかしながら、ふたりは並ぶと絵になるので、絡むと萌え萌えさせてくれます。

この辺りのネタで、ツネッテ(根っからの腐女子ではない、ミーハーな感覚)がディビットがセバスチャンをハニーと呼ぶと言うことは、セバスチャンは受なのね!と目を輝かせたり。
使用人Aくんも同意して「受けっぽい」とか・・いう話に持っていくあたりが『Dear+』連載のサービス的要素なのか?
だからといって、BL展開になるわけでもないのだけれど。

しかし、陽気で気さく爽やかな兄貴分で、非常に場を和ますオーラを持っているディビットは良い人キャラです。
特に使用人A・Bくん、ツネッテも大変懐いている。
周りの人、闇まとうユーゼフや人間の摂理に反したヘイジの存在(そもそも人間ですらないかもしれない)に精神的にも疲弊してしまいがちな使用人達のオアシス、それがディビットさんなのでした。
老ヨハンさんもかなりの和み癒し系ですが、ディビットの陽気なオーラはユーゼフの陰気なオーラを中和してしまうということで、ユーゼフを恐れる使用人Bくんには特に神様のような存在。

2巻はディビットが登場ということで、新キャラとしては扱いの良いディビット多め、相反する存在ということ絡みでユーゼフも多めの楽しい巻となっておりました。
カバー下オマケ『ヘイジのパンツ』が面白くも気持ち悪い話となっております。

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